カエルブームはどこまで続く その1


 中空タイプのフロッグといえば、かつては特定のエリア限定のロコルアーでした。なかでもカリフォルニアのデルタがフロッグの聖地とも言える場所で、多くのウェスタンフィッシャーマンがここでフロッグ・フィッシングの腕を磨きました。
 その後、FLWツアーやB.A.S.S.エリートなどの全米をトレールするトーナメントで、ウェスタンの選手がフロッグの有効性を証明し、今ではフロッグは全米規模で流行しています。
 中でも大ヒットはスプロのブロンズアイ・フロッグです。ディーン・ロハスがフロッグでバスを釣りシーンがテレビで何度も放映され、大流行しました。
Imgp2494  そうなると、お決まりのパターンがそっくりさんの登場です。トゥルータングステンのマッドマックスは、瓜二つにもかかわらず、"The Mad Maxx was designed to be the best frog on the market… Period"と、しゃあしゃあ と語っています。
 そして、バスプロショップからはオリジナルのカーミーが今季、発売されました。こちらも瓜二つで、特徴はなんといってもその価格。4.99ドルという低価格で、フロッグ戦争に参入してきました。ボクがスプロだったら、こんなことされたら黙ってませんが、バスプロではブロンズアイ・フロッグも普通に売ってます。アメリカではコピーが出回るのは、大ヒットの証しであり、有名税みたいなもんなんでしょうか。
 ボクはもともとブロンズアイ・フロッグ派ではないので、マッドマックスもカーミーも使ったことありませんが、実際、この2つをキャストしている人はアメリカでも見たことありません。

カエルブームはどこまで続く その1」への4件のフィードバック

  1. GRANBASS

    バサバサ様 ブロンズアイフロッグはメチャクチャ流行ってますよ。ボクはあまり好きではありませんが・・・。
     スナッグプルーフは好きですが、最近のはクオリティーが明らかに落ちています。イッシュのモデルはよくできていますが・・・。ボクはスワンプドンキーを好んで使っています。

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  2. バサバサ

    アメリカ人の友人に聞いたらブロンズアイフロッグも地域によってはけっこう使っている人が多いらしいです。前田さんのお気に入りは、スナッグプルーフあたりでしょうか?

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  3. GRANBASS

    あゆっこ様 家3軒といっても建てる州やエリア、大きさによっても値段は大きく違います。ただ、ディーンがこれで儲けたのは事実で、実際彼は引っ越してしまいましたね。
     デザイン料と名前の使用料はかなり近い位置づけだと思います。実際にルアーを一から全部デザインするなんてことはほとんどなく、「こんな感じなものが欲しい」と言って、プロトをテストすれば、誰々プロ・デザインと呼ばれていますから。
     ロイヤリティーは各個人やメーカーによっても契約はいろいろでしょうから、こちらもなんとも言えません。ただ、プロにとってはロイヤリティーが多く入るほど、プロモーションに力が入りますし、結果としてメーカーも売り上げが伸びることになります。お互いにメリットがあるわけです。

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  4. あゆっこ

    前田 様
    こんばんは。
    噂ではロハスは、ブロンズアイのヒットで家を3軒建てれるほど儲けたらしいですね。
    噂は噂ですが・・・
    ルアーのデザイン料はわかりますが、タックル関係のシグネイチャーモデルの名前料(?)は、印税の様に売れた分の幾らかがそのプロに入るものなんでしょうか?
    KDVやスキートモデル、BPSのリック・クランモデル等はかなり売れてるんじゃないんですか?

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