月別アーカイブ: 2009年8月

大やけどをさせないで


 そろそろ秋めいてきたとはいえ、日差しが強い日中の湖上はまだまだ焼けるような暑さです。裸足や素肌でカーペットやシートに触れると、飛び上がりそうな熱さです。そんな灼熱のカラッカラのカーペットの上に直にバスを置いて、写真を撮るのは止めましょう。
 ライブウェルにバスをキープして半殺しにするのは最悪ですが、バスの魚体に大やけどさせるのもまた最悪です。釣ったバスのサイズを測りたいと思う気持ちも分かりますし、一人で釣りに来ていて、ライブウェルにキープする代わりに、せめて証拠の写真ぐらい残しておきたい気持ちも分かります。
 ならば、せめて濡れたタオル(たっぷり水を含ませて)ぐらい用意して、タオルの上にバスを置いてやるぐらいの優しさを持ってあげてください。バスの魚体はボク達人間の皮膚より、もっともっとデリケートです。日本ではシェアランカープログラムのような素晴らしい試みがありません。せめて、バスアングラーが正しいキャッチ&リリースをしてあげないと、バスは減る一方です。

トヨタがシェアランカーの冠スポンサー


Lunkerlogo_sm_2  長年、バドワイザーが冠スポンサーとなっていたTPW(テキサスパーク&ワイルドライフ)によるシェアランカープログラムですが、バドワイザーがスポンサーから撤退し、TPWはウェブ上でも冠スポンサーになってくれる企業を募集していましたが、トヨタが3年間の期限付きでスポンサーとなったようです。テキサスのアングラーはひとまず安心といったところでしょうか。
Imgp0237  トヨタとTPWとの結びつきは以前からあり、これまでも様々なプログラムにトヨタは協賛をしてきました。テキサス州のフィッシングライセンスを購入するともらえるライセンスホルダーもトヨタが資金提供しています。とにかく、シェアランカープログラムが資金難でなくならずに済んだのは嬉しい限りです。今日のニュースでアメリカでのトヨタの苦戦が報じられていましたが、なんとか頑張ってもらって、3年といわず、この名誉あるプログラムをずっとサポートしていただきたいものです。
 それにしても、日本のトヨタも少しはバスフィッシング発展のために協力をしてもらいたいものです。
http://www.tpwf.org/userfiles/Toyota%20ShareLunker%20sponsor%20News%20Release(1).pdf

The Inside Scoop on Shinichi Fukae


Shinichifukae_1_082709  PAAのウェブサイトにフカシンのことがフューチャーされた記事が載っています。なかなか面白い内容です。興味がある方は読んでみてはいかがですか?

http://fishpaa.com/2009/media/PAA_members_news_08272009_Shinichi_Fukae.htm

完璧なサステキ その1


Carkkegg  昨日、サステキの有効性を感じ、早速より完成度の高いサステキについて考えてみました。もともと、サステキはカバー貫通度を最優先にしたリグです。感覚的なイメージですが、サステキはテキサスの2倍の貫通度があるような気がします。たとえば、1オンスのテキサスなら、1/2オンスのサステキ。1.5オンスで打ち抜けるカバーなら3/4オンスのサステキで十分な感じで、1オンスのサステキなら、どんなカバーでもスルスルと入っていくような気がしました。シンカーを簡単に交換できるのも便利です。フックの前に巨大なシンカーがない分、フッキングのすっぽ抜けは少ない気がします。
 ただ、サステキには最大の欠点があります。「行きはヨイヨイ、帰りが怖い」で、回収中にベイトの頭がファーストコンタクトとなるので、ベイトがめくれやすく、これがけっこうストレスになります。当然、ベイトの消耗度も高く、時間のロスにも繋がってしまいます。
 もちろん、今ではサステキにはグリップ力の高いスクリューロック付きのフックが推奨されていますが、それでもカバーが濃いと、グリップ力は十分とは言えません。特にカバーがヒシモやブッシュなど硬い質のものになればなるほど、回収時のすり抜けが悪くなってしまいます。フックの選択肢が少ないのも難点です。
 サステキにピッタリなベイトが少ないのも難点です。昨日、初めてサステキクローを使いましたが、マテリアルが軟らかすぎるというか、”さくい”感じで正直、好きにはなれませんでした。アメリカ的にいうともっとDurable(デュラブル)なマテリアルが必要に思いました。
 また、リフト&フォールでいかにバスにアピールできるかも大事な要素です。そこで注目したのが、エアークラッシュクローです。エアークラッシュのマテリアルは粘っこい感じの丈夫なマテリアルで、テキサスリグのパンチングでもなかなかいい仕事をしてくれます。よくよく見ると、頭の部分もしっかり肉厚で、丈夫そうです。エアークラッシュクローなら、フォール中だけでなく、リフト中でも2本のハサミがしっかりバタバタしてくれるはずです。
 そこで考えたのが写真の感じです。頭部にスクリュードアップバレットを装着してみました。頭部の2本のヒゲはカットしました。硬いとんがり頭となったおかげで、ノーマルのサステキよりもすり抜け効果はきっと上がるはずです。これなら、ファルコンのブッシュカバーも怖くありません。ストレスなくパンチングができると思います。写真ではフックはがまかつの新しいWORM316R、いわゆるモリゾーフックの5/Oサイズを使いました。ストレートフックはうまくサステキのリングに引っかけることができないので、フッキングの良さそうなオフセットフックを選んでみました。まだ、試していませんが、妄想の中ではデルタでバックシートでバシバシビッグフィッシュをキャッチして雄叫びを上げています。

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イッシュのお店


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 イッシュのオンラインショップがオープンしました。まだ、アパレル関連しか扱っていませんが、随時タックル関連も扱うそうです。限定ものなんかも出るみたいですよ。来月、アメリカに行ったら、Tシャツをゲットしたいと思います。

http://www.yoishstore.com/

面白そうなバスフィッシングゲーム


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 バスプロショップから面白そうなバスフィッシングゲーム”ザ・ストライク”が9月に発売されるようです。XBOXやWii対応で、専用のコントローラーも発売されるようです。

 この手のゲームは今までにもいろいろありましたが、ボクが興味を引かれたのはアメリカの実在の10のレイクで釣りができるという設定になっている点です。もちろん、ボートで自由にポイントを選んで、自由に111種類のルアーを選び、釣りをすることができるというものです。トーナメントモードやボートレーシングモードなどもあります。
 デモ画面がありますが、けっこう面白そうです。専用のコントローラーを使えば、キャスト、リーリング、バイトを感じる、フッキングまでを実際と同じような感覚で楽しめるようです。釣りに行けないときの鬱憤晴らしに良さそうです。今年のクリスマス商戦でヒットするでしょうか。
登場する湖は下記の通りです。
Lake Amistad, TX
Lake Ouachita, AR
Lake Fork, TX
Lake Wylie, NC
Lake Guntersville, AL
Lake Champlain, NY
Oneida Lake, NY
Pickwick Lake, TN
Lake Toho, FL
Table Rock Lake, MO

スプロ VS. トゥルータングステン


255  6月にアメリカに行ったときに、バスプロショップショップで見かけてビックリしたのがトゥルー・タングステンのマッドマックスでした。どっからどう見てもスプロのブロンズアイフロッグそっくりで、カラーリングまで似ています。しかも値段は高めで、"My Frog Can Beat Up Your Frog!"と、なんとも厚かましいコピーが踊っていました。
 ブロンズアイフロッグの欠点といわれる水が入って沈みやすいという点を改良し、タングステンラトルが入っているそうですが、フックは韓国製が使われています。しかも、最近のスプロのトレードマークでもある怒った3Dアイまで貼っていて、かなり挑発しています。
Trumadmaxx  そもそも、スプロのプロスタッフとトゥルータングステンのプロスタッフが全くかぶっていない点、スプロの関係者がトゥルータングステンに入ったことなどがきっかけのようですが、トゥルータングステンのプロスタッフの中では一番のフロッグの使い手であるイッシュがスナッグプルーフですから、他の選手ではプロモーションには役不足感がありますね。

アメリカンなシャッド系フロッグ?


 アメリカでは今季から来季にかけて、新しい中空フロッグタイプのルアーが続々とリリースされ、フロッグブームはまだまだ続くようです。それもこれもフロッグが効果を発揮する釣り場が多いのも後押ししていますが・・・。日本でもなんとなく、フロッグが流行りそうになりながら、そのまま一過性のブームとなってしまいましたが、ここに来て再びフロッグの有効性が見直され始めているようです。
Cuts_136  今年のICASTで発表されたカルプリットのトップウォーターシャッドは、いかにもアメリカンなルアーです。名前の通り、シャッド系の中空フロッグ?タイプルアーですが、たい焼きか、弁当箱の醤油入れ、または犬用のオモチャかってぐらいのルックスで、これを"the most lifelike baitfish imitator on the market today "とうたって、本気で売り出そうと考えているカルプリットの勇気にはただただ脱帽です。まあ、よく見ていると、可愛く見えてこなくもないですが・・・。

 それでもしっかりウォークドックアクションするようで、横向きで弱ったベイトのアクションを演出したりします。アクション動画を見ていると、使ってみたい気もしないでもないです。写真のブルーギルカラーなんかは、意外に琵琶湖で釣れたりして・・・。発売はまだのようですが、日本に並行輸入する勇気ある問屋さんは現れるでしょうか。

注目のフリッピングベイト


Bifflebug  エリートシリーズ最終戦のオネイダ戦では、ルーキーのチャッド・グリフィンがスイートビーバーを使って初優勝を飾りました。この試合では12位の大森貴洋さんもスイートビーバーを使っていたと公式にコメントしています。オネイダ戦といえば、かつてトミー・ビッフルがやはりスイートビーバーを使って優勝しており、今季、トミー・ビッフルはウィーラーレイク戦を得意のスイートビーバーを使って優勝しています。
 ところが、先日のオネイダ戦では、トミー・ビッフルはお決まりだったはずのビーバーを封印したようです。8位でフィニッシュしたトミー・ビッフルは公式にビッフルバグを使ったとコメントしたのです。ビッフルバグとは、ジーンラルーから来月発売予定の新製品で、ICASTで初お披露目されたフリッピングベイトです。もちろん、トミー・ビッフルのシグネーチャーモデルです。
Bifflebug_tailview  ビッフルバグは4.25インチサイズのビーバータイプの扁平ボディーで、左右のテールがビーバーテールとくっついていて、カットするのとしないのとで、2タイプのアクションを使い分けることができるようです。ビーバーとの大きな違いはボディーが中空構造になっている点です。トミー・ビッフルのこだわりのカラーがナインナップされていて、発売が待ち遠しいです。価格は分かりませんが、1パック8本入りということです。

ディーンの杖


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 ビッグバイトベイツからファイティングフロッグに続くディーンロハスのシグネーチャーモデルの第2弾”ケイン・スティック”が発売されました。

 いわゆるセンコータイプベイツですが、前後対称でよりワッキーリグを意識したデザインとなっています。ちなみにケインとは杖という意味です。4インチサイズと5インチサイズがあり、日本スタイルのジグヘッドリグの”しゃくり釣り”にも良さそうですね。ちょっとバルキーなネコリグにもいいかも。カラーリングが凝っていて、10本入りで4ドルを切る価格設定となっています。