月別アーカイブ: 2009年7月

ワールドレコードのその後


 コメントをいただいて気づいたんですが、IGFAやB.A.S.S.の本部もあるフロリダでのICASTショーが終わり、沈黙が続いたワールドレコードに関しても新たなに記事がバスマスターのHP内で更新されています。その間、アメリカでは情報がなく、あちこちのフォーラムで噂が飛び交っていました。
 今回は琵琶湖でガイドもしている庄司プロも英語でインタビューに答えていて、その模様も動画で紹介されています。噂に関する内容に関して、ボクの私見を書くつもりはありませんが、記事の内容はあのバスがオフリミットエリア(禁止エリア)でキャッチされたものなら、IGFAとしては正式なワールドレコードとしては認められないだろうと結んでいます。要は琵琶湖大橋の橋脚周辺でキャッチしたということが問題になるようです。記事の中ではブルーギルをライブベイトとして使ったことに関しては、特に言及していません。いずれにしても最終的な結論はもうすぐ出るでしょう。

セビルが二冠


 ネットのおかげでわざわざとフロリダまでICASTに行かなくても、オンタイムでいろいろな新製品情報が入ってきて、本当に便利な世の中です。ICASTといえば、ジャンル別にベストオブショーが選ばれますが、今年はソフトルアー部門とハードルアー部門でセビルが二冠に輝いたようです。
Softlure  ソフトルアー部門では昨年大ブレイクしたマジックスイマーのソフト版です。カラーリングまでハードベイトに負けないようなリアルなペイントが施されています。フックに装着できるタングステンのウェイトがセットで販売されるようですが、オリジナルのマジックスイマーに負けないアクションで泳ぐのか興味あります。今年のショーでは他にもソフトルアーにペイントを施したものが多く発表されていて、一つの傾向となっています。果たして値段は?
Hardlure  ハードルアー部門はニュースピンシャッドという名のテールスピンジグです。日本ではテールスピンジグがシーバス界で大流行したので、特に目新しさは感じませんが、アメリカではまだまだテールスピンジグといえば昔ながらのものが多く、斬新に映ったのでしょうか? ヘッドは鉛ではなくビスマス合金だそうです。ブレードバイトでもフッキングできるように工夫されています。

リアルなブルーギルカラー


Bluegill  ビル・ルイスルアーの定番ラトルトラップの2009年新作は、HD(ハイ・ディフィニション)シリーズと呼ばれるリアルカラーシリーズです。モールドも新しく作っています。サンフィッシュ系やテラピアなど、形状的に似ていてバスのベイトとなるベイトフィッシュカラーをリアルに再現しています。特に注目は琵琶湖で効きそう?なブルーギルカラーです。今年から来年にかけてはブルーギルカラーが流行るでしょう。このHDシリーズは従来のレギュラーカラーよりは高いですが、この仕上げなら納得ですね。

新たなフックメーカーが登場


Lazer_trokar_site_370  ICASTに合わせてウェブサイトがオープンするということで、バスファンで話題となっていたメーカーがついにベールを脱ぎました。レーザー・トロカー・フックスという新たなフックメーカーが誕生です。住所を見ると、イーグルクローっぽいですね。プロスタッフにはスキート・リース、ブレント・チャップマン、ジェラルド・スウィンドル、ショー・グリスビーという蒼々たるメンバーが顔を揃えています。
 気になるのはストレートシャンクのフリッピングフックですね。リバーブ仕様となっています。6/Oの特大サイズもあります。

日出づる国のバス


 琵琶湖でビッグバスニュースの影響で、アメリカ人に日本のバスフィッシングに対する関心が集まるのはたいへんいいことですが、B.A.S.S.のサイト内で"Bass in the Land of the Rising Sun"と題して非常に興味深いというか、ちょっと恥ずかしい内容の記事が掲載されています。
 日本のバスフィッシングって、とんでもないですね。
"Japanese bass fishing is a ‘dark fishing’ and cannot be called a sport. Bass anglers are very bad mannered ? parking a car on a plowed field, interrupting traffic, cutting off lures if gotten caught in fishing nets. It is a lawless situation regarding a foreign fish."
 その一方で、日本がバスを駆除していることに対しては、アメリカのライギョのケースを挙げ、我々(アメリカ)がそれを非難することはできないとしています。
http://sports.espn.go.com/outdoors/bassmaster/news/story?page=b_BigBass_record_JapanHistory_20090706

DVD鑑賞


Imgp0022  アメリカで買ってきたDVD2枚です。買ってきたといってもショップで買ったのではなく、友人の家に通販で送ってもらいました。”2009年バスマスタークラシック”は、今年のクラシックの模様をまとめたもので、放送分以外にいろいろなボーナス映像が入っています。また、近いうちにクラシック観戦にも行きたくなりました。
 ”ウィニング・ウェイズ”は昨シーズンのクラシック&エリート11戦のダイジェスト版で、それぞれの上位選手がどんなルアーで釣ったかを解説しています。ディープクランクからスイムベイト、フロッグまでとにかく多様なルアーが登場してエリートシリーズの奥深さがよく分かります。スポンサーに関係なく、ヒットルアーを正しく紹介するバスマスターからは多くの流行が生まれ、これからもどんな流行が生まれるか楽しみです。

ワールドレコードへの想い その2


 ボクはワールドレコードのバスに対する想いは、人一倍強いと信じています。アメリカのバス雑誌では、どんなテーマよりもこのワールドレコード関連の記事をワクワクして読んできました。
 アメリカではボブ・クルーピーやダン・カドタにも会いましたし、マイク・ロングやジェド・ディッカーソンとワールドレコードバスについて語り合ったこともあります。アメリカに行き始めた頃、一番行きたかった釣り場はレイク・キャステイクでしたし、ドッティーに会いたくて、レイク・ディクソンにも行ったことがあります。今シーズン出場しているFLWウェスタンシリーズで、年間20位以内に入って、来年ジョージア州レイク・レニアで開催されるフォレストウッドカップに出場できれば、聖地モンゴメリー・レイク跡地にも巡礼したいと思っていました。
 ワールドレコードには夢があります。オリンピック競技の世界新記録は、誰もにチャンスがあるわけではありませんが、釣りのワールドレコードは、誰にでもチャンスがあります(実際はそう簡単でもないですが・・・)。そして、バスのワールドレコードは、中でも最も価値がある記録と言われ続けてきました。何度か破られそうになりながらも、認定にまで至らず、76年間、崇高な記録として君臨してきました。
 アメリカでは「ワールドレコードのバスが釣れると、ポリグラフテストを受けなければならない」、「ワールドレコードは数億円の価値がある」、「ワールドレコードが釣れると、まず最初に弁護士を呼べ」など様々なことが言われてきたのも、この記録があまりにも高い壁だからです。その一方で、「ワールドレコードを釣った人は不幸になる」とも聞いたことがあります。中傷を受けたり、プライベートがなくなったり、友人や家族を失ったりするかもしれないからです。言わば、ワールドレコードは禁断の果実、パンドラの箱でもあるのです。
 ボク自身は年齢を重ねるにつれ、ワールドレコードは永遠にジョージ・ペリーの記録のままであってほしいと思うようになりました。神格化した永遠の記録の方がロマンがあるような気がするからです。
 そんな中、ついに琵琶湖であのバスがキャッチされました。正直、複雑な気持ちです。狙い続けて釣った方には敬意を表しますが、そんな奇跡級に大きく育ったバスにも同じくらい敬意を感じずにはいられません。だから、ライブベイトだったこと、殺したことを知ったときはショックでした。もちろん、非難する気はありませんが、ワールドレコードはルアーでキャッチされてほしかった、リリースが叶わなくても、生きて悠然と泳ぐ姿を一目拝んでみたかった、というのが本音です。これはボク個人の想いであって、賛同を求めるわけでもありません。もちろん、反論もあるでしょう。ただ、どうしてもこの気持ちを書かずにはいられませんでした。
 

カワムカデ三兄弟


Imgp9997  この前のコロンビアリバー戦のために用意して、まったく出番がなかったのが写真のランカーシティのヘルジーズです。英語でHellgramite(ヘルグラマイト)といえば、ヘビトンボの幼虫のことで、日米とも釣りエサとして使われる水生昆虫です。日本ではカワムカデとも呼ばれます。当然、このヘルジーズはこのヘルグラマイトを模したワームです。
 細かく震える短い足と触覚?と細長いツインテール、扁平ボディが特徴で、すごく釣れそう です。3インチサイズはスモラバのトレーラーやドロップショットで日本のスモールマウスにも効きそうです。5インチサイズはネコリグがオススメです。7インチサイズはベイトによるネコリグやテキサスで使っています。

RC1.5DRS


Imgp9992  先日、バスプロショップに行ったとき、ラッキークラフトのRCシリーズが全品セール中で、1個9.99ドルでした。ただし、RC1.5の新色系はほとんど売れ切れでしたので、前から気になっていたRC1.5のワンノッカーバージョンのDRSを数個購入しました。
 てっきり、金型は同じで、中のウェイトだけを変えているんだと思っていましたが、パッケージから出して、金型が別であることに気がつきました。一番簡単に分かるのはベリー部のフックハンガーです。ノーマルのRC1.5は縦付けなのに対して、DRSは横付けになっています。写真の上がノーマルで、下がDRSです。細かいことですが、こうすることでメインウェイト兼ラトルを入れるルームの位置を後方にずらすことなく、一回り大きくできるというわけです。そういうわけで、ボールの素材や大きさは同じなんだと思います。コトコト系のいいラトル音です。
 せっかくなので、ウェイトを比べてみると、フックなしラインアイのスプリットリングなしの状態で同じゴーストミノーカラーでノーマルが9.8g、DRSが10.1gとなっていました。まだ使っていませんが、クリアレイクの試合で使うのが楽しみです。

ワールドレコードへの想い


 昨日は例のビッグバスの話題で持ちきりでした。アメリカの友人から何通かこの話題に関するメールが届くほど、この話題は本当にビッグニュースです。それにしても、今年はアメリカのトーナメントから帰ってくると、タイミング良く日本ではビッグニュースが飛び出します。しかも、ライブベイト絡み・・・。
 この件に関して、ボクなりに今の感想なんかを書いてみたいのですが、その前にちょっと前にワールドレコードに関して書いたものがあるので、まだ読んだことがない人がいれば、目を通していただけると嬉しいです。ワールドレコードバスの重み、ボクの想いなんかも込められています。
幻のワールドレコード その1
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2009/02/post_8cd3.html
幻のワールドレコード その2
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2009/02/post_2bdb.html
幻のワールドレコード その3
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2009/02/post_311c.html
幻のワールドレコード その4
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2009/02/post_7214.html
幻のワールドレコード その5
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2009/02/post_2c06.html
幻のワールドレコード その6
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2009/02/post_a355.html
幻のワールドレコード その7
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2009/02/post_a9a9.html
幻のワールドレコード その8
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2009/02/post_fe3c.html
幻のワールドレコード その9
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2009/02/post_05c6.html
幻のワールドレコード その10
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2009/02/10_21f2.html
ワールドレコードバスの重み
ワールドレコードバスの重み その2
ワールドレコードバスの重み その3
ワールドレコードバスの重み その4
ワールドレコードバスの重み その5