昨日、無事にカリフォルニアまで帰ってきました。賞金のとれなかった試合の帰路は遠く感じます。試合後の夜は”妖しい”ところに飲みに行きましたが、釣り人だらけでかなり盛り上がりました。危うく意識を失う寸前まで飲んでしまいました。

　今日はデルタにフロッグ１本勝負で再チャレンジを考えていましたが、気温が４１度を超えていて、断念しました。バスプロショップやデルタベイトに買い物に行って、涼しい家の中でビール飲みながらバスマスターやFLWなどの録画した番組を見ています。

　最終日が終了しました。今日はいいところがまったくなく、ボーター共々ノーフィッシュで帰着となりました。１匹でも釣っていたら、賞金圏だったのですが・・・。バラシもなく、ノンキーパーが３匹釣れただけでした。まあ、これがコアングラーの宿命なので、仕方がありませんが、悔いが残ります。今からヤケ酒です。

　今日はなんとロバート・リーとペアを組みました。今までに何度も一緒にプラをしていますが、本戦で当たるのは初めてです。

　２人で丸１日、荒れ模様の中、バイブレーションとクランクを投げ倒し、リミットメイクに成功。そして最後にまさにドラマが待っていました。驀進スピナーベイト、トリプルフック仕様で、残り２０分ぐらいで、２人とも３匹の入れ替えに成功しました。ボクは最後の10投で３匹入れ替えました。しかもラストキャストで１匹入れ替えました。慌てて帰って、帰着したら残り２分のギリギリセーフでした。かなり”しびれる”展開でした。ネバーギブアップですね。

　ウェイトは５本で７ポンド半と、もう少しウェイトを伸ばすことができたはずですが、１日最低目標の７ポンドをクリアしたので、まずまずといった感じです。これで10位まで順位が上がりました。ただ、明日のパートナーはかなり外し気味なので、今の順位をキープするのは難しそうです。

　今日はかなり荒れて、あちこちでトラブルが起こっていました。トラブルメーカーのジョニーBは走行中にロッドストラップが外れてロッド＆リールのセットを６組落としたそうです。まあ、毎日トラブルなく釣りができているだけでもラッキーです。

　今回のトーナメント会場はコロンビアリバーといっても、写真のマクナリーダムのすぐ下流がスタート地点で、ロックを越えて上流に行くこともでき、さらに２時間以上走って上流のダムに行くこともで、支流のスネークリバーに上ることもできます。またスタート地点から下流に走れば、２時間以上走ってジョンデイダムまで行くことができます。また、支流のジョンデイリバーを上ることもできます。とにかく、トーナメントウォーターは長大です。

　写真では分かりづらいですが、ダムからのかなりの放水があり、カレントはかなりキツイです。流れに逆らってエレキを踏んでいたのでは、あっという間にバッテリーがなくなってしまいそうです。いよいよ明日はトーナメント初日です。予定ではロックを越えて上流を目指すそうです。果たして、リミットメイクができるかどうか・・・。楽しみです。

　今日はオフリミットで、みんなボートを洗ったり、ラインを巻き替えたり、フックを交換したりと、のんびりと明日からの準備をしていました。この時間って、けっこう好きです。

　イッシュもエリートプロがみんなよくやるという、数台のリールを同時にラインを引き出していました。ラインストリッパーを使うより、こっちの方が早いそうです。

　イッシュとは実は10年以上前にここでペアを組んだことがあります。ボクにとっては初めてのバスマスターの試合でした。その日は、とんでもなく荒れて、ボクの釣り人生の中で最も怖い体験でした。今でも思い出すと、よく生きて帰れたと思います。

　ところが、イッシュもまた、長いトーナメント人生の中で、あれほど怖い思いをしたことはなかったということです。レイクエリーを体験しているイッシュが言うのだから、やっぱりあれは貴重な体験だったのかもしれません。でも、２度とゴメンですが・・・。

　今日でプラクティスが終了しました。今日も朝から激荒れで、あちこちのマリーナをウロウロしてボートが下ろせる場所を探しているトラック＆ボートを見ました。

　そういうボク達も、下ろせる場所がなくてウロウロしてほとんど釣りになりませんでしたが、午後から少しずつ風がおさまり、やっと下流域をチェックすることができました。あまり時間がなかったですが、スピナーベイトやクランクベイトの方がワームよりも釣れる感じでした。今日はキーパーを３匹釣ることができました。試合当日はリミットメイクするのはかなり難しそうです。

　明日は１日休みで、洗濯したり、タックル準備をしたり、買い物したりして過ごします。

　コロンビアリバーはスモールマウス以外にウォールアイフィッシングも盛んで、タックルショップに行くとウォールアイ用のカラフルなルアーがたくさん並んでいます。釣り場でもたくさんのウォールアイ狙いのボートに出会います。

　ウォールアイ用の面白いジグヘッドを買ってみました。フックはあまり鋭くないですが、バスにも使えそうです。さすがにここで使うと、「なめとんのか！」と怒られそうなので、日本に帰ってから試してみたいと思います。

　風が止みません。Unfishableという言葉をあちこちで耳にします。魚を探す前に釣りができる場所を探すのがたいへんです。今日もキーパーは２匹しか釣れませんでした。ノンキーすら釣るのがたいへんです。

　今日は朝イチにジョニーBのボートが水深30cmもないサンドバーにスタックして、救助に行きました。マット・ニューマンとザックの３人で押して、なんとか脱出しました。ボクはザックのボートがスタックしないように沖で待機してました。写真のマットのボートもモーターを降ろして、砂地に突き刺しています。ちなみにジョニーBは今回2度目のスタックです。若いと無茶しますね。

　エリートシリーズは今季不調ですが、ウェスタンでは好調のイッシュがコロンビアリバーにもやってきました。首には例のネックレスが・・・。

　今日はイッシュの誕生日で、みんなでディナーに行きました。