久しぶりにスポッツネタ その2


Spot  久しぶりにスポッツネタを書くとアクセス数が一気に増えました。皆さん、このネタには少なからず興味を持っているんですね。実際、スポッツの話をよく質問されます。ボクも興味があったので、スポッツ、スポッテッドバスというキーワードで検索をしてみると、あまりのヒット数に正直ビックリしました。かなり多くの方が日本にスポッツがいると信じているようです。
 それでもボクは断言します。日本にスポッツはいません。もちろん、ボク自身、日本全国、津々浦々で釣りをしたわけではありませんので、絶対とは言い切れないかもしれませんが、とにかくスポッツと疑わしき魚を見たことがありません。それは誌面やウェブ上の写真でもです。以前に書いたように、スポッツという魚は釣り人なら、一目で見分けが付くぐらいラージとは違う種なのです。
 そして、もう一つまことしやかに語られているハイブリッド説ですが、ラージとスポッツは自然界では交雑しません。そもそも、種の概念とは、自然界で交配できる自然個体群のグループ(生殖的に隔離されているもの)と定義づけされているわけで、交雑しないからこそ、ラージとスポッツは別種として存在しているわけです。ボケたラージマウスが間違ってスポッツの産卵床の卵に精子をかけたからといって、ハイブリッドが簡単に生まれたりするような話ではないのです。いわゆる”神の見えざる手”というやつです。ボクは生物学の専門家ではありませんが、これぐらいのことは常識です。
 あり得ないですが、もし仮に交雑するとしても、そのハイブリッドは一代限りで、子孫を残せません。つまり、日本にスポッツが数多く存在しない限り、ラージとのハイブリッドもまた存在しえないことになります。
 もっとあり得ないことですが、もし、ラージとスポッツが交雑して、しかも子孫まで残せるなら、ラージとスポッツは別種ではなく亜種ということになります。つまり、アメリカの湖にはラージともスポッツとも判別不可能なバスがウヨウヨいることになります。つまり、ハイブリッドの比率は50%-50%とは限りません。25%-75%、12.5%-87.5%も存在しうることになるわけです。そうなったら、もうたいへんです。ラージならキーパーサイズが15インチ、スポッツならキーパーサイズが12インチの湖でトーナメントを行った場合に、トーナメンターは迷ってしまいます。14インチの判別不能な1匹をウェインするかしないかで優勝10万ドルを手にできるかどうか、トップ10に残れるかどうか、賞金圏の50位には入れるかどうかとなったら、最終的には弁護士雇って裁判して、DNA鑑定でもしないと決着がつきません。トーナメントの運営自体が不可能となります。
 だからボクは断言できます。日本にスポッツはいません。ムキになりすぎでしょうか?

久しぶりにスポッツネタ その2」への3件のフィードバック

  1. GRANBASS

     琵琶湖ガイドのK.K.さんと思われる方のブログにアップされている写真をいろいろ拝見しました。結論からいうと、すべてラージマウスでした。断定的に答えることができるぐらい自信があります。もちろん、K.K.さんがあえてスポッツと思われる魚をブログにアップしていない可能性もありますが・・・。
     スポッツが日本にいる可能性はゼロではないでしょう。誰かが放流して広い湖のどこかに1匹だけ泳いでいるかもしれません。ただ、一つ言えることは、ボクは未だに日本ではスポッツと思われる写真・映像を見たことがありませんし、ボク自身も1匹も釣ったことがありません。これは怪しいという魚を釣った方は情報ください。
     

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  2. GRANBASS

    琵琶湖のガイドのk.k.様
     興味深いコメントありがとうございます。今までにも同じような内容の問い合わせが結構あり、中には写真を送ってもらったこともありますが、これまでスポッツと思われる魚は1匹もいませんでした。ボクがブログで書いている内容は、いわゆる今までの状況証拠からの結論です。したがって、もしかしたらスポッツがいるのかもしれません。ただ、ボクとしては写真を見ない限り、にわかには信じられません。おっしゃるように自分で確認したいと思うのですが、写真を送っていただくことは可能でしょうか?
     K.K.様に質問です。K.K.様は本物のスポッツをアメリカで見たことがありますか? もし、ボクがスポッツを釣れば、口の大きさ等の細かい部分をいちいち確認しなくても、ほぼ100%一目で判別可能です。ラージマウスとスモールマウスの区別をするのと、変わらないぐらい簡単です。つまり、本物のスポッツを見たことがある人なら、”その特徴をとらえたバス”と表現するのではなく、間違いなくスポッツと確信できるはずです。
     ちなみに、舌の真ん中の歯はラージマウスにもあります。下唇の孔もスポッツほどハッキリしていませんが、ラージマウスにもあります。今までに日本でスポッツがいると勘違いしていた多くの人が、実際にアメリカで本物のスポッツを釣って、「日本で釣った魚はスポッツではなかった」と再確認しています。とにかく、間違うことがないほど、まったく違う魚が釣れたら、写真を見せてください。
     ボクは日本にスポッツがいてほしくないと願っているわけではありません。もちろん、今の日本の現状では決して好ましい状況ではないでしょう。問題なのは、数多くの人がラージマウスをスポッツと思いこんでいる点です。いないはずのスポッツ(現状ではまだいないと信じてます)を、わざわざ釣れたと公言する、一部の有名な方々の真意がまったくボクにはまったく理解できません。

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  3. 琵琶湖のガイドのk.kですが。

    後輩にこんな事書いて有りますよと、スポッツの記事を見に来ましたが、明らかに某湖では、その特徴をとらえた、バスが釣れます。公にはしにくい事かもしれませんが、言い切る事は、全てを自分で確かめなければ、ダメな事だと思われますが?。
    本日私が釣ったバスは、水温8.8℃、水深16メーターで、ケツの上の白い部分にストライプ、アゴの下に等間隔の穴、舌の真ん中の歯、目まで届かない口元、そして16メーターの水深から釣り揚げても、死なない身体力が有ります。
    少し考える余地は有るかと思われますが?

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