釣り三昧の１週間が終わり、久しぶりにゆっくり寝ることができましたが、朝から友人の家のプールでいろいろなルアーのスイムテストをしています。プールでアクションチェックをできる機会なんて、日本ではないので非常に貴重な時間です。いろいろ想像と実際では違う動きが確認できたり、同じ条件下でクランクベイトの深度の差を確認できたりします。

　例えば1.5ｍダイブと表記されたクランクベイトでもそれぞれ深度に差があったりするので、どっちが深く潜るかなどを覚えておくのも重要です。また、フォール中のアクションもフリーフォールとカーブフォールでアクションがぜんぜん違うものがあって、いい勉強になりました。

　FLWシリーズデルタ戦は昨日、３日目が終了し、今日のファイナルラウンドに進出するトップ１０人が決まりましたが、何とも豪華な顔ぶれです。

　トップのイッシュ・モンローに、デルタを得意としたフリッパー、マーク・タイラーの２人の現役エリート選手に、”デルタキング”のロバート・リー、やはりデルタを得意としたロコのマイク・レイノルズとチャーリー・ワイヤーといった３人の元エリート＆ツアープロ、そして、デルタをホームグラウンドにするスーパーロコのボビー・バラックとクリス・ラザ等々です。多くの選手がビーバーパンチングをメインパターンに組んでいるのも興味深いです。

　こんな顔ぶれのトップ10が見られるのはとても贅沢な感じです。テレビ放送が楽しみです。とにかく、知っている顔ぶればかりなので、みんなに優勝してもらいたい気持ちもありますが、今日はイッシュの優勝を信じて、午後からウォールマートにウェィインを見に行ってきます。

　今日も強風激荒れの１日でした。何人か無理して走って、ボートにクラックが入ったりした人もいました。パートナーの児玉さんのおかげで、今日はなんとかキーパーを４匹釣ることができました。頑張ったんですが、リミットメイクはできませんでした。それでも順位を少し上げることができ、なんとか年間ポイントを20位でフィニッシュするでき、ファルコン・レイク行きの切符を手にすることができました。

　それにしても今季はスランプです。強い人とプラをしすぎるのが原因かもしれません。３日目が終わって、イッシュが暫定トップに立ちました。そんなイッシュの釣りとパンチングのポテンシャルを見せつけられたおかげで、ついついパワースタイルに誘惑に負けてしまい、手堅く行くことができなくなってしまいました。毎度そんな感じで今季は４試合に出て３試合で賞金を逃してしまいました。シーズン前はプラスマイナスでイーブンになればいいかなぐらいに余裕だったのですが、結果は大赤字になってしまいました。ファルコン行きは嬉しいのですが、優勝以外は賞金がないので、またしても大きな出費になりそうです。

　今日もぜんぜんダメでした。完全にスランプというか、いい人と当たりません。昨日のボクのパートナーと当たったコアングラーは今日ゼロですし、今日のボクのパートナーと昨日当たったコアングラーもゼロです。まあ、そんなことで自分を慰めることぐらいしか今のボクにはできません。悪い夢を見ているみたいです。

　今日は強い風が１日吹き荒れました。しかも冷たい風。朝イチにヴィクセンでキーパーを釣って、それっきり４時20分の帰着まで、ノンキーすら、ストライパーすら釣れませんでした。かなり真剣にルアーを投げ続けたんですが・・・。今日のパートナーはバンクに平行にLV500を投げるのがメインパターンで、しかもエレキはかなり速いスピードで流す人で、かなり難しいポジションを強いられました。こんなときは割り切って、ドラッギングをするしかないのですが、これがどうしてもできません。ファルコンが遠のいて行きます。

　FLWウェスタンシリーズ、最終戦デルタ戦が開幕しました。ボクは初日第１フライトで、見事に出遅れてしまいました。スモールキーパー２匹で帰着です。朝イチから下痢で苦しみ、久しぶりにバスボートの上で試合中にやっちまいました（しかもトイレットペーパーなし・・・）。

　詳しくは後日報告したいと思いますが、とにかく釣れません。イッシュなんか今日１日でパンチングオンリーでキーパーを30匹ぐらい釣ったと言うのに・・・。明日挽回しなかったら、ファルコン行けないかも・・・。ちなみに３日目のパートナーもすでにインターネットでは分かるんですが、なんと児玉さんと釣ることになりそうです。日本人同士のペアなんて、久しぶりです。

　今日も快晴・無風の暑い１日でした。いよいよ明日からが本番ですが、ボクは最も恐れたファースト・フライトを引いてしまいました。スタートは７時半、帰着は１４時ということで、釣りをする時間がかなり短いです。しかも明日は朝から冷えるみたいで、霧が出たらスタートが遅れる可能性もあります。さらに明日のタイドは満潮が３時頃？のはずなので、タイドは１日中ずっと上げ潮（イン・カミング）の中、釣りをしなければなりません。これって、最悪のパターンなんです。デルタのバスって下げに入ってから食うのです。

　早い段階でキーパーが１、２匹釣れないと、かなり焦ってしまいそうです。ただ、明日をなんとか乗り切ることができれば、２日目以降は釣りをする時間が長くなります。とにかく、自分の信じるルアーを、１投でも多くキャストすることに徹します。

　今日は１日オフです。誰もプラクティスに出ることはできません。しっかり睡眠をとって、しっかり食事をして体を休めることができます。

　朝から洗濯をしたり、ラインを巻き替えたり、フックを交換したりして明日からの３日間に備えています。それにしても、こんな釣れないデルタは初めてなので、何を持って行ったらいいのやら・・・。釣れないときほど、絞り込めず、持って行きたいものが多すぎて困ります。

　午後のレジストレーションで誰と当たるでしょうか？　楽しみなような、不安なような・・・。

　バスフィッシングの世界もハイテク化がどんどん進んで便利になったものです。昔なら初めてデルタに来たなら、マップを買っても自分がいったいどこにいるのか分からなくなって、迷子になるなんて話があったものですが、今やGPSの発達で、そんな心配もなくなってしまいました。ご丁寧に湖沼図まであるので、危険な地域も避けて走ることができます。

　今回さらにびっくりした（ボクが知らないだけ？）のは、ザックのローランスのハードディスク内にはタイド表まで入っていて、自分がいる場所のタイド（干潮、満潮の時間）が一目で分かるのです。これで、分かりにくいタイド表を買う必要もありません。ちなみにタイドは満ち潮をアウト・ゴーイング、引き潮をイン・カミングと言います。また、満潮または干潮で潮（カレント）が止まっている時間をスラック・タイドと呼びます。

　今日のプラクティスパートナーはザック・トンプソンです。前回のコロンビア・リバーに続いて連続となります。

　ザックもデルタがロコというだけあって、強気のパンチングがメインパターンです。ただ、イッシュと違うところはスイートビーバーではなく、スモーリービーバーを使っている点です。ウェイトも１オンスを軽めで、ややディスタンスをとって、静かなプレゼンテーションで落としていきます。そう簡単にはマネができません。ヘビーマットの中のやや薄いところを見つけて、完璧に着水音を出さずに落としていきます。パンチングといえば、やや大ざっぱなイメージもありますが、ザックのパンチングはかなり繊細でした。

　ただ、ザックはイッシュほどはいいエリアを見つけられず、かなり苦戦気味でした。最後の最後にはかなり奥の奥まで探っていました。写真は少々やけくそ気味のウェッピング・パンチングです。エレキのマウントの上に立っていますが、あれでフッキングができるのか、見てみたかったです。

　一方のボクはというと、結局３日間ほとんどパンチングしかしておらず、しかも最後までいい手応えはつかめずじまいでした。今日は１匹しか釣っていません。他のスタイルの人とあまり話ができておらず、他の釣りでどれくらい釣れているのかさっぱり状況が分かっていません。ただ、タイドはほとんどが上げ潮で、快晴無風で、状況がタフなのは間違いなさそうです。本番ではどんな選手と当たるのやら・・・。

　久しぶりにフレッド・ラームバニスと会いました。昨年のクリアレイク以来ですから1年ぶりです。フレッドもまたホームレイクのデルタでの開催地になったことで、出場を決めたようです。今季エリート戦で１勝して、ますます貫禄が出ていました。といっても話すと昔のままですが・・・。