日別アーカイブ: 2008年10月15日

FLWウェスタンシリーズデルタ戦 初日レポート


 初日のパートナーはコディ・メイヤーでした。レディングに住んでいてレイク・シャスタがホームレイクの25歳の若手注目選手の1人です。第2戦終了時点で、年間ポイントは暫定6位につけており、スポンサーにジャッカルがついています。
 実は3年前、バスマスターオープンのレイク・シャスタ戦でボクがコアングラー部門で3位になったとき(2日目までトップ)に、最後に逆転負けした相手が彼でした。この年、ボクとコディ・マイヤー、そしてもう1人のクリス・ザルデンの3人は最後までコアングラー部門の年間ポイントチャンピオンを接戦で争ったことがあり、お互いよく覚えています。コディーは2007年にはプロに転向し、ストレーンシリーズ・ウェスタンディビジョンでは、2007年、2008年ともに年間2位でフィニッシュしています。
 コディはプラではそれほどいい手応えはなかったようで、彼の戦略は朝イチにビッグブレイクに走り、チュール際のシャローをセンコーのワッキーピッチングで攻め、その後、日が上がってからはシャーマンレイクに走り、ペニーウォートのフローティングマットをビーバーのパンチングで攻めるというものでした。ボクとしては願ってもない戦略です。というのも、バックシートのボクにもキャスト&ヒットのチャンスがありそうなボートポジションだからです。
 ただし、この日はファーストフライトで、2時には帰着しなければならず、釣りをする時間が短く、タイドはほぼ上がりっぱなしという状態です。条件的には悪く、早くキーパーを釣っておかないと厳しくなりそうな予感です。
 スタート前にトイレにちゃんと行ったのですが、この日は朝からお腹の調子が悪く、ビッグブレイクまで走った段階で、さらにお腹を冷やしてしまい、恐れていた状況が起きてしまいました。慌てて下痢止めの薬を飲んでしのごうとしましたが、釣りに集中できません。ビッグブレイクではコディーが1匹キーパーを釣っただけで、ボクにはアタリがありません。
 その後シャーマンレイクに走って、ボクのお腹は限界に達してしまいました。パンチングどころではなく、フッキングなんかしたら、完全に漏らしそうな状況になってしまいました。しかも最悪なことにコディーのボートにはトイレットペーパーがありません。カッパのポケットを探ると、神の救いかハンドタオルが1枚入っていて、これでなんとか緊急事態を脱しました。その後は薬が効いたのか、調子はよくなりました。
 シャーマンレイクでは2人ともノーバイトで、さすがにコディーも焦り始めました。時間は11時を回っており、フランク・トラクトに帰って、残りの時間を最後まで粘ろうということになりました。
 コディーはチュールの岬上になったポイントをバストリックス(5インチ)のジグヘッドリグで通しながら流すので、ボクはクランクやヘビダンでチュールに向かってショートキャストで打って行く戦略で対応しますが、さすがにコディーも焦っていて、ボートポジションがかなりきつく、流すスピードもかなり速くなってきました。コディーは次々とキーパーをキャッチし、リミットメイクに成功しました。ボクは待望の最初の1匹(4ポンドクラスのグッドサイズ)をスワンプクローラーでヒットさせるも、運悪くフックが外れてバラしてしまい、その後ヘビダンでも2ポンドクラスをバラしてしまいました。残り1時間を切った段階でしたが、その後諦めずに釣り続け、ヘビダンで2匹のスモールキーパーをキャッチしました。明らかに1時を回ったぐらいから、タイドがよくなったのか、食い始めた感じで、それまで釣れなかったノンキーも釣れ始めました。あと、30分あれば揃ったかもしれない状態でしたが、残念ながらその2匹でのウェイインとなりました。またしてもスタートで出遅れてしまいました。

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