ついに探していたバンディッド・フットルースの初期(ブタ鼻)モデルのクロームカラーを手に入れることができました。自宅周辺のショップでは、全く見つからなかったので、知り合いに頼んでバスショップ・ナイルさんにある分をすべて買ってきてもらいました。今あるストックと合わせれば、当分は困りそうにないので、前回は触れなかったフットルースのもう一つの秘密を紹介します。
フットルースには初期モデルとセカンド(丸顔)モデル、それに中国製のクソモデル(サードモデル)があると以前に紹介しましたが、実は初期モデルのクローム系カラーだけ、乳白色のいわゆるボーン素材が使われています。初期モデルのクローム系はリップまですべてメッキ処理されているのに対して、その他のペイント系初期モデルとセカンドモデル以降はクローム系カラーでもリップが透明になっているので一目瞭然です。そして、同じ初期モデルでも、クローム系(ボーン素材)はペイント系(クリア素材)に対して、約1gも軽いのです。具体的にはクローム系が8.5gなのに対して、ペイント系は9.5gもあります。このサイズで1gはかなりの差だと言えます。
そして、この初期モデルのクローム系カラーだけが、素材の硬度や比重の違いから、より乾いた高音ラトルを轟かせ、着水後の立ち上がりがよく、キレを増したアクションでビッグバスをガンガン誘い出すのです。大げさかもしれませんが、初期モデルのクローム系は全く別物です。そして今ではアメリカでもほとんど見つからない隠れた名品なのです。ボク自身、先入観なしに何年も使って、その差を実感してきて、最近になって、その違いに気が付いた(鈍すぎる?)ので、間違いないです。こんな素晴らしいルアーが世の中から姿を消していくのは本当に悲しいというか、不思議で仕方がありません。
まぁ、日本市場はメディアに出るアングラー(トーナメンターもそうでない人も)のほとんどがタックルメーカー社長か役員という異常な状況ですからね。宣伝のための釣りであり、売るための道具という要素が強くなるんでしょう。
でも、そう望む消費者が多いから成り立っているんですよ。だからこそ消費者意識の高まりこそが全てを決めるのです。
誌面で大げさにスゴイと宣伝していても、1年たったら、作った本人ですら、使っているのを見たことないルアーもあります。まったく無責任な限りです。でも、長年生き残っているルアーはそれなりに説得力があります。ルアーは所詮、道具。まったく、その通りだと思いますが、理屈ではない何かって存在するとボクは思います。それが、万人に通用するか、たまたま釣り人との相性なのかは分かりません。ただ、「これだけは何年経っても外せない」というルアーを見つけ出すのもバスフィッシングの楽しみの一つですよね。
グランバスブログを読んでいる人は大丈夫だと思いますが、中には紙面で書かれていることを鵜呑みにして「これは釣れる」と思っている人って多いですよね。M氏は以前からフットルースを絶賛していましたが、それを他人が使ったとしても、初期モデルの威力を引き出せるかどうかは釣り人の腕次第。ルアーは所詮道具なんですよねー。
oniさん、ボクは何となく、コイツは釣れるなあ、と思っていたんですが、セカンドモデルをあまり意識していなかったんで、クロームモデルはすべてボーンだと思っていました。今年のUSオープンのプラであまりに釣れたんで、補充しようとバスプロショップに買いに行って、セカンドモデルがクリアリップだと気がつきました。それにしても、実際に重さを量って驚きました。マテリアルの違いで1gも違うんですよね。ボーン素材の方が安価なのは知っていましたが、それ以外にボーン素材の方がメッキの乗りがいいのでしょうか? 昔のアメリカのルアーって、バンディットに限らず、クローム系のカラーってボーン素材がよく使われていますよね。日本人的感覚だと、同じマテリアルで一気に全部キャストした方が楽だと思うのですが・・・。
意外とみんな知らんのね・・・。僕は何年も前から知ってましたよ(自慢)。フットルースに限らず、バンディット100、200も同様のことが言えます。
だから僕のバンディットはフルクロームメッキカラーばかりです。確実に差があります。
ただし、それ以前の個体差もありますけどね。
カツオさん、見る目がありませんね。こういう違いって、実はけっこうあるんですよ。ルアーって奥が深いです。偶然の産物にこそ名品が隠れているんです。
これは欲しい・・探すしかないですねw
最悪、バジンのボーン素材で軟着陸の予定
なにっ!?ナイルで全部買った!?
こらっ!!そんなに釣れるルアーなら先に連絡入れなさい!私の家はナイルまで1分です。
よこせとは言わん、買いますから譲ってください。
そういうレア物大好きです。
たとえば外見では解らないけど、あるモデルだけヒートンの長さが違うので重さとバランスが変わり、さらに釣れるようになった、5000円もする某クランクとか・・・。そういうレア物情報お待ちしております。
自分で探しなさい。アメリカではほとんど見つかりませんが(セカンドモデルですら難しくなりつつあります)、日本ではフットルースは不人気なので、まだまだ売れ残っているはずです。
そーかそーか、なら来年一緒に釣り行ったら、
このクロームのフットルース、いくつか貰おう、そうしようっと
こんなに沢山あれば3つ位もらっても大丈夫^^