日別アーカイブ: 2006年12月24日

もう一つの秘密


Imgp1689  ついに探していたバンディッド・フットルースの初期(ブタ鼻)モデルのクロームカラーを手に入れることができました。自宅周辺のショップでは、全く見つからなかったので、知り合いに頼んでバスショップ・ナイルさんにある分をすべて買ってきてもらいました。今あるストックと合わせれば、当分は困りそうにないので、前回は触れなかったフットルースのもう一つの秘密を紹介します。
   フットルースには初期モデルとセカンド(丸顔)モデル、それに中国製のクソモデル(サードモデル)があると以前に紹介しましたが、実は初期モデルのクローム系カラーだけ、乳白色のいわゆるボーン素材が使われています。初期モデルのクローム系はリップまですべてメッキ処理されているのに対して、その他のペイント系初期モデルとセカンドモデル以降はクローム系カラーでもリップが透明になっているので一目瞭然です。そして、同じ初期モデルでも、クローム系(ボーン素材)はペイント系(クリア素材)に対して、約1gも軽いのです。具体的にはクローム系が8.5gなのに対して、ペイント系は9.5gもあります。このサイズで1gはかなりの差だと言えます。
Imgp1672 そして、この初期モデルのクローム系カラーだけが、素材の硬度や比重の違いから、より乾いた高音ラトルを轟かせ、着水後の立ち上がりがよく、キレを増したアクションでビッグバスをガンガン誘い出すのです。大げさかもしれませんが、初期モデルのクローム系は全く別物です。そして今ではアメリカでもほとんど見つからない隠れた名品なのです。ボク自身、先入観なしに何年も使って、その差を実感してきて、最近になって、その違いに気が付いた(鈍すぎる?)ので、間違いないです。こんな素晴らしいルアーが世の中から姿を消していくのは本当に悲しいというか、不思議で仕方がありません。