日別アーカイブ: 2006年12月20日

KAMATSUって・・・


1160097645 Kamatsu_logo  KAMATSUという、なんとも怖いもの知らずのネーミングのブランドを発見してしまいました。それにしてもコピーのバリエーションはメチャクチャです。見覚えのあるアメリカ、日本、北欧のルアーがいっぱいいです。そのセンスの無さには笑うしかないです。ホームページに載っている以外にもかなりのコピーを作っているようです。しゃあしゃあと、Japanese engineered design and qualityとは、中国恐るべし・・・。
http://bassfishamerica.com/BFA_Lures.htm

日本にスポッツ? その6


 アンドレとキムが来日中に、スポッツのことが話題になって面白い話が聞けました。実はFLW系のトーナメンターの間でスポッツとラージマウスの判別において悩むことがあるというのです。というのも、FLWツアーのトーナメントディレクターのビル・テイラーはトーナメント中のルールとして、Teeth on Tongue、つまり舌に歯があるバスはすべてスポッツまたはミーンマウスと判断してよいと発言したからだそうです。外観の特徴で判断するよりは、舌を触ってザラザラの有無で判断した方が明解というわけです。つまり、どこからどう見てもラージマウスでも、舌にザラザラさえあれば、スポッツとして見なしてよいというのです。トーナメントレイクの中には、ラージマウスとスポッツのキーパーサイズに違いがあったり、ラージマウスのみスロットルールが適用されるところが数多くあります。同じバスでもラージマウスと判断すればキープできませんが、スポッツと判断すればキープできるケースがあるのです。ここで言う、「舌の上の歯」は生物分類学上の基準ではなく、あくまでFLWツアー・トーナメントを円滑に運営するためのルールといえるでしょう。つまり、昨年までFLWツアーで活躍された下野さんが琵琶湖でキャッチしたという例のバスも、確かに舌の上にザラザラがあったなら、FLWツアーのルール上はスポッツということになるわけです。
 ところが、FLWシリーズやストレーンシリーズのトーナメントディレクターのクリス・ジョーンズはビル・テイラーとは見解が違うらしく、これが問題になっているというのです。今季FLWシリーズのレイク・オブ・ザ・オザークス戦で、キムは3日目、14インチのバスを釣ったというのです。外観はラージマウスですが、舌を触ると確かにザラザラがあったというのです。このバスがラージマウスならキーパーの15インチに足りませんが、スポッツと見なせばナイスキーパーになります。キムは悩んだ末、ビルの言葉を信じてキープしたそうです。結果はウェイマスターを務めたクリスにラージマウスと判断され、ペナルティーまでもらってしまったそうです。同じトーナメント団体でもディレクターやウェイマスターが違うだけで、判断基準が変われば、選手は困ってしまいます。ときにはその1匹が賞金に関わるケースもあるだけに、FLWとしてはルールを統一する必要があると思います。