月別アーカイブ: 2012年5月

ヘビダンのインディケーター


 先日、紹介したダイソーの蛍光オレンジのラベルシールの使い方の一例です。ボクはベイトタックルでのドロップショットが得意というか、奥の手として使います。カリフォルニアデルタでド定番のアシ際シャローをロボワームのストレートで釣るスタイルです。日本でいうなら、ヘビダンっていうやつです。
 この釣りは日本でやる人が少ないおかげもあって、本当によく釣れます。ただ、この釣りの最大の欠点は、リグの回収中に毎回クルクル回ってしまうので、ラインがめちゃくちゃにヨレてしまうことです。最近はこのヨレを防ぐために、スイベル付き専用フックが売り出されたりしていますが、正直ボクの好みじゃありません。フックが折れ曲がらないのでフッキングが悪いうえに、アシのすり抜けも悪いです。トロロなどのゴミが絡むと取り除くのも面倒です。
 最近は、ドロップショットのリグの上に小さなローリングスイベルを付けて糸ヨレを解消する方法が定番になりつつあるように思います。ボクも2年ほど前からスイベルを使うようになって、糸ヨレのイライラから解消されました。
 ただ、スイベルを使うと、別の問題が発生します。フックから近い位置にスイベルを付けると、気分的にラインの強度が心配ですし、スイベルの存在が原因でバスの食いが悪そうな気もします。反対にフックからスイベルの距離が長いと、スイベルがトップガイドに当たるまでラインを巻き込んでロッドを降りそうになったり、ガイドを傷つけそうになります。軽い小さなスイベルを使いたいので、非常に見えにくいから、ついついやってしまいます。
 そこで考えたのがインディケーター(目印)を付ける方法です。カラーラベルシールを細く切って、ラインに挟み込み、さらにコヨリ状にクルクルと細く仕上げます。これでスイベルを見失うことがありません。
 インディケーターがあるおかげで、自分が撃っているポイントの水深も一目で分かりますし、インディケーターで当たりを取ることも可能です。やってみると、非常に面白く、メリットを感じます。ちなみに、ボクはスイベルは両方とも8の字チチワで繋いでいます。

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あると便利


P1060170_640x480 ダイソーで蛍光オレンジのラベルシールを購入しました。安いですし、タックルボックスに忍ばせておくと何かと便利です。スピナーベイトのブレードに貼って即席カラーブレードを作ることも可能ですし、リールの下巻きラインとメインラインの結び目の上に貼ってから、ラインを巻くと結び目が引っかからず便利です。
P1060382_640x443 ハサミで細くカットして、I字系ルアーの背中に貼れば、インディケーターとなって、ルアーを見失いにくくなります。専用のシールに比べると、粘着力が弱く、耐水性でもないですが、それでもそこそこ使えますよ。

サイズ違い


Led ベイカーといって、もともとフック外しやプライヤー、ハサミ、ナイフなどのツールを売っていたメーカーが、ベイカールアーといってルアーを販売し始めました。といっても、見たことあるようなデザインばかりですが・・・。
 このトップウォーターLED1という、何のひねりもないネーミングのペンシルベイトは、やはりどこかで見覚えのある形をしています。といっても、こちらは全長4インチ、1/2オンスなので、オリジナルよりも小さめです。最近、中国で流行のプリントフィニッシュが特徴で、価格は6.99ドルだそうです。
http://bakerlures.com/led-top-water-bait/

カーリーテールを付けてみました


Incredicraw_banner

 カルプリットから信じられない新製品が発売されました。その名もインクレディ・クローです。誰もが見覚えのあるデザインに、取って付けたようなカーリーテールが2本。これでネタ元はバレないと思ったなら、まさにインクレディブルです。
 最近は日本のデザインが本当によくパクられるようになりました。ネットが普及した弊害ですね。3.5インチ(8本入り)と4インチ(6本入り)があって、それぞれ4.4ドルだそうです。オリジナルにはないカラーがいろいろあって、それはそれで魅力的ではありますね。
http://www.culpritstore.com/catalog2/products.php?line=10&type=76

いつものぼやき その4


 ボクが毎年、毎年ブログでぼやきを書くのは、バスを片手に複数匹のバスを持って、いわゆる下品なフンガー持ちを止めさせたいだけではありません。今回のJBでの”ルールだからNG”だとか、”トップ50選手は特別だからOK”とか、そんなレベルの低い話をしたいわけでもありません。
 バスフィッシングの基本は、キャッチ&リリースです。ここで言うキャッチ&リリースは、釣れたらすぐにその場でリリースすることを意味します。決して、ライブウェルに入れて半日、または丸1日拉致監禁、拷問まがいの行為の後に、半殺しにしてポイ捨てする行為ではありません。
 そもそも、いつもマリーナ等に持ち帰って、同じ背景をバックに、目が死んで、ヒレというヒレが赤く血がにじんだ生気のないバスの写真を撮って何が満足なんでしょうか? 写真を撮るなら、釣れた場所を背景に、釣れたばかりの生き生きとしたバスの写真の方がよくありませんか? ヒットルアーが映っていたりすると、そのときの光景がよみがえってきます。一人で釣りに来ていても、三脚を使えば、写真ぐらい撮れます。別に写真を撮らなくてもいいです。
 ボクはベッドのサイトフィッシングをしません。オスとかメスとか、そういう問題ではなく、フェアじゃないと思うからしません。楽しくありませんし、釣っても虚しいだけです。優勝が掛かったトーナメントの決勝でも、狙ったことはありません。でも、これはボク自身のポリシーであって、人に強要するつもりはありません。もちろん、ブラインドで偶然ベッドのバスが釣れてしまうことは否定しませんが、仮にベッドのバスであっても、すぐにリリースをしてやれば、ダメージは最小限で済みます。
 よく”プリのメス”なんて言葉が飛び交っていますが、ボクはそんな乱暴な表現が好きじゃありません。”プリのメスバス”を産卵を控えた身重の”妊婦バス”だと考えてみてはいかがでしょうか? また、ベッドやフライを守るオスは釣ってしまうと、ベッドの卵や生まれたばかりのフライ(稚魚)は、コイやブルーギルにあっという間に食べられてしまいます。それでも、「オレはそんなの関係ねぇ!」とばかりに、非情にキープしたいんでしょうか?
 もちろん、トーナメントはそうはいきません。だからこそ、できるならスポーニングの時期はトーナメントの開催は控えてほしいですし、トーナメントに出る人は、一般アングラー以上に普段はバスに対してやさしいアングラーになってほしいと思うわけです。