日別アーカイブ: 2012年5月14日

アメリカトーナメント鑑賞を2倍?楽しく見る方法 その3


 B.A.S.S.やFLWの放送を見ていると、多くの選手がここ一発での決めセリフをよく耳にします。ショーアップされた現在のトーナメントシーンでは、これもスター選手の重要な要素であります。
 日本でもお馴染みのアイクの"Never give up!"もそんな決めセリフの一つです。彼の場合は連呼しすぎて、明らかにカメラを意識した感じで、少しくどく感じますが・・・。
 大森貴洋さんが2004年のクラシック優勝のとき、ルアーチェンジ後の奇跡の3投連続キャッチをして、”I knew it!"と何度も口にしますが、印象深いセリフの一つです。関西風に訳したら、あの有名な「おりましたわ」というニュアンスでしょうか。
That’s what I’m talking about!
 かなり多くの選手が使う定番中の定番の決めセリフです。ぜひ、マスターしたいです(笑)。キッカーフィッシュを手にして、興奮気味にザッツに強くアクセントをつけて、その先は早口で一気に言いましょう。最後にガッツポーズなんかを入れるとそれっぽくなります。
 直訳すると「これが私が言っていることです」となるわけで、もう少し意訳すると「そのことを言ってるんだよ」となります。ただ、トーナメントで使う場合、別にカメラに向かって何かを言ってるわけではないので、「このクオリティーフィッシュだよ、オレが狙ってるのは、さあ・・・」というニュアンスです。
 自分がコンフィデンスを持っているパターンで、ついにキッカーとなる会心の1匹をキャッチしたときに、思わず口に出るわけで、ジャンクフィッシングの当てもの釣りでラッキーにキッカーが混じったときにはあまりマッチしません。
 選手によっては"That’s what I’m looking for!"とか"That’s what I’m fishing for!"というストレートな言い方をする人もいます。
Who’s your daddy?
 これは、まんま直訳すると「お前のお父さんは誰だ」となって、頭がおかしいやつかと思ってしまいます。あんまり耳にしませんが、興奮状態で言う人がたまにいます。ボクの記憶ではGマンがよく使っているような・・・。
 ピッタリ訳すのが難しいのですが、スポーツで勝利したときなんかに使うセリフで、つまり「イケてるヤツは誰だ(オレ様だ)」というニュアンスです。
Look at the size of this fish.
 決めセリフというほどではないかもしれませんが、ビッグフィッシュが釣れて、嬉しくてたまらないときに、カメラに魚体や太いお腹を見せながら、こう言うシーンがよくあります。まあ、意味はそのままで「見てよ、このサイズ」って感じです。喜びを表すセリフですね。
Come and get you some of that!!
 イッシュがよく使う決めセリフですが、ハックアタックや他の選手も使います。最初にボクがこのセリフを聞いたのは、イッシュが優勝したエリートシリーズのアミスタッド戦の放送でした。実はこの初回放送をイッシュたちと一緒に見たんですが、このセリフを聞いたときは、隣のイッシュに「今なんて言ったの?」と聞いたのを今でも覚えています。
 直訳すらできない、このセリフは、「どんなもんや!」とか、「掛かってこんかい」という感じのニュアンスだと理解しています。実はいろいろ言い方があって、以下のような言い方もあります。とにかく、興奮度マックスで使うセリフなので、andやyou、of thatを省略してもOKみたいです。
Come get you some (of that). 
Come ‘n’ getcha some
Come and get some