アメリカトーナメント鑑賞を2倍?楽しく見る方法 その3


 B.A.S.S.やFLWの放送を見ていると、多くの選手がここ一発での決めセリフをよく耳にします。ショーアップされた現在のトーナメントシーンでは、これもスター選手の重要な要素であります。
 日本でもお馴染みのアイクの"Never give up!"もそんな決めセリフの一つです。彼の場合は連呼しすぎて、明らかにカメラを意識した感じで、少しくどく感じますが・・・。
 大森貴洋さんが2004年のクラシック優勝のとき、ルアーチェンジ後の奇跡の3投連続キャッチをして、”I knew it!"と何度も口にしますが、印象深いセリフの一つです。関西風に訳したら、あの有名な「おりましたわ」というニュアンスでしょうか。
That’s what I’m talking about!
 かなり多くの選手が使う定番中の定番の決めセリフです。ぜひ、マスターしたいです(笑)。キッカーフィッシュを手にして、興奮気味にザッツに強くアクセントをつけて、その先は早口で一気に言いましょう。最後にガッツポーズなんかを入れるとそれっぽくなります。
 直訳すると「これが私が言っていることです」となるわけで、もう少し意訳すると「そのことを言ってるんだよ」となります。ただ、トーナメントで使う場合、別にカメラに向かって何かを言ってるわけではないので、「このクオリティーフィッシュだよ、オレが狙ってるのは、さあ・・・」というニュアンスです。
 自分がコンフィデンスを持っているパターンで、ついにキッカーとなる会心の1匹をキャッチしたときに、思わず口に出るわけで、ジャンクフィッシングの当てもの釣りでラッキーにキッカーが混じったときにはあまりマッチしません。
 選手によっては"That’s what I’m looking for!"とか"That’s what I’m fishing for!"というストレートな言い方をする人もいます。
Who’s your daddy?
 これは、まんま直訳すると「お前のお父さんは誰だ」となって、頭がおかしいやつかと思ってしまいます。あんまり耳にしませんが、興奮状態で言う人がたまにいます。ボクの記憶ではGマンがよく使っているような・・・。
 ピッタリ訳すのが難しいのですが、スポーツで勝利したときなんかに使うセリフで、つまり「イケてるヤツは誰だ(オレ様だ)」というニュアンスです。
Look at the size of this fish.
 決めセリフというほどではないかもしれませんが、ビッグフィッシュが釣れて、嬉しくてたまらないときに、カメラに魚体や太いお腹を見せながら、こう言うシーンがよくあります。まあ、意味はそのままで「見てよ、このサイズ」って感じです。喜びを表すセリフですね。
Come and get you some of that!!
 イッシュがよく使う決めセリフですが、ハックアタックや他の選手も使います。最初にボクがこのセリフを聞いたのは、イッシュが優勝したエリートシリーズのアミスタッド戦の放送でした。実はこの初回放送をイッシュたちと一緒に見たんですが、このセリフを聞いたときは、隣のイッシュに「今なんて言ったの?」と聞いたのを今でも覚えています。
 直訳すらできない、このセリフは、「どんなもんや!」とか、「掛かってこんかい」という感じのニュアンスだと理解しています。実はいろいろ言い方があって、以下のような言い方もあります。とにかく、興奮度マックスで使うセリフなので、andやyou、of thatを省略してもOKみたいです。
Come get you some (of that). 
Come ‘n’ getcha some
Come and get some

アメリカトーナメント鑑賞を2倍?楽しく見る方法 その3」への2件のフィードバック

  1. GRANBASS

    都島のバレンティーノ様 ボクはバックシートでプロに向かってWho's your daddy?を使ったことがあります。怒られるかと思ったら、笑ってくれました。

    返信
  2. 都島のバレンティーノ

    この英語シリーズだいすきです 大森さんのI knew it の意味がやっとわかりました。今度琵琶湖で使ってみます   できれば。。。

    返信

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