日別アーカイブ: 2011年6月22日

危機感の温度差


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   週末の野尻湖は本当にすごい数の釣り人で賑わっていました。遠方からわざわざやってくるのは、そこにスモールマウスがいて、釣りを気持ちよく楽しむことができるからです。

 最近の野尻湖ではレンタルボートの組合による取り決めで、スポーニング期間中は、釣ったバスをライブウェルに入れてキープするのを自粛するようにお客さんにお願いしています。本当に素晴らしいことだと思います。できれば、スポーニング期間限定といわず、オールシーズンそうなってほしいものですが・・・。また、野尻湖だけでなく、他の釣り場でも同じような風潮が広がることを願っています。
 お客さんが来てくれるのは、野尻湖にスモールマウスがいてくれるからで、数が減って釣るのが難しくなってしまえば、今のようにはお客さんが来てくれなくなるということを地元の方々はよく理解しているようでした。
 一方の琵琶湖は相変わらずです。マリーナ&レンタルボート業者さんたちは、何の危機感も持っていないのでしょうか? 最近もあるガイドさんのブログで、マリーナ主催のトーナメントの模様が紹介されていましたが、ウェイインバッグを持たず、バスをランディングネットに入れて、検量待ちしている人たちの写真がアップされていました。目を覆いたくなるような光景ですが、そんな写真を平気でアップしてしまうガイドさんの無神経さにも愕然としました。そんなガイドを応援(スポンサー)するメーカーもどうかしてますが・・・。
 もちろん、すべてのマリーナやレンタル業者さん、ガイドさんがそうだとは言いません。特に最近は、一部のガイドさんを除けば、ガイドさんのブログで下品な”フンガー持ち”する写真を目にする機会はずいぶん減ったように思います。危機感を持ったガイドさんたちが個々に発信したり、所属のマリーナ関係者や駐艇会員に対して意識改革を進めていけば、琵琶湖は今よりもっとよくなると思うんですが・・・。

命がけ、やっぱり怖いトーナメント


 FLWはフカシンのバスボートでの事故の公式アナウンスをアップしました。フカシンと同船していたカメラマン、ロバート・ガレイは、衝突時ボートから振り落とされておらず、コンソールに打ち付けたことによって負傷したようです。
 当初はナシュビルの病院まで緊急搬送され、ICUに入ったようですが、今は意識もしっかりしていて、自身で飲食も可能なようです。フカシンも見舞いに訪れたみたいです。とにかく、2人の1日も早い復帰をお祈りします。
 それにしても、最近はトーナメント中の事故のニュースをよく耳にします。今回トーナメントが行われたケンタッキーレイク&レイク・バークレーは、昨年10月にもBFLの試合でhttp://granbass-blog.teckellure.com/2010/10/post_1a7e.html”>バスボート同士の衝突による死亡事故が発生しています。
 武勇伝のように語られた今年のクラシックの濃霧の中での高速ロングライドも、一歩間違えば、大事故を起こしたはずです。同船したカメラマンは、さぞ怖かったことでしょう。コアングラーとして出場していても、いつか事故が自分の番に回ってきそうな不安な気持ちがあります。これまでに何度も同じようなことを書いていますが、そろそろトーナメント団体も安全面を重視したルールの改正が必要だと思います。あと、個人的にはシートベルトはあった方が安全な気がするんですが・・・。