月別アーカイブ: 2011年7月

極太ストレートフック


Img_2252  今回のICASTで個人的に「ついに出たか」と思ったのがストライクキングから発表されたグレッグ・ハックニーモデルのヘビーカバー・フリッピングフックでした。
 写真を見れば一目で分かりますが、超太軸のストレートフックです。実はアメリカではBMFフックでもたまに伸ばされることがあって、イッシュやバブももっと太いフックが欲しいと常々言っていました。グレッグ・ハックニーは個人的にターポン用?か何かの太軸のフライフックを使っているという話を聞いたこともありました。たしかに、アメリカ人のフッキングを見ていると、伸ばされても仕方がないですが・・・。
 ストレートフックって、貫通力が高いとか、強いとか、誤解されているみたいですが、貫通力は決して高くありません。フックがワイドゲイプになればなるほどフッキングパワーがフックを伸ばすベクトル方向に力が掛かりやすいので、結果、フッキングパワーが強ければ強いほど、フックが貫通する瞬間にフックは伸ばされやすくなります。
Img_2253  これって、けっこう矛盾していて、フックが太軸になればばるほど貫通しにくくなるので、フッキング時により大きなパワーが必要になります。結果、フックはさらに伸ばされやすくなってしまいます。確かにボクもBMFフックで何度かフックを伸ばされたことがありますが、個人的にはそれ以上の太軸のフックはさらにバラシを増やすだけだと思うのですが・・・。

新型パワーポール


 バスボートを持っていないボクが語るのもなんですが、今回気になったのがパワーポールの新型”ブレイド”です。ポール全体が細く軽量化が計られていまして、なんと言っても注目は写真でボクが持っている10フィートモデルです。デモで取り付けられた物はありませんでしたが、クリス・レーンが手で伸ばしてくれると、ビヨーンとかなり長く感じました。これなら、琵琶湖でもずいぶん使いどころが増えると思いませんか?
 専門用語が多すぎて、ボクの英語のヒアリング力では間違っているとたいへんなのであんまり詳しいことは控えますが、デモ版の操作を見ていると、動作のレスポンスがかなり早くなっていました。あと、ワイヤレスのフットスイッチもありました。

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名前が衝撃?


 ザリガニ、イモリ、カエル、ネズミ、水鳥、トンボ。なんでも水辺の生物がイミテートされたルアーが発売されてきましたが、意外にカメって、身近なわりにルアーになっていませんでした。
 まあ、バスがカメを食べるなんて聞いたこともないし、見たこともありませんが、スポーニング中のベッドのバスは威嚇としてカメを襲うことがよくあるらしいです。
Img_2275  そこに目を付けたのがキャスタリア・アウトドアーズ社のボム・シェル・タートルというソフトルアーです。ボムシェルとは爆弾という意味意外に、”衝撃的な驚き”、はたまた”魅力的な女性”なんて意味もあるようです。ICASTで紹介されていたのですが、結構本気なようでした。テキサスリグで使うようですが、正直、バスがカメだと認識して襲ってくるのかは疑問です。
 サイズは3インチで6匹入りで5.99ドルということです。意外にカメブームがやってきて、中空フロッグタイプのカメルアーを作るメーカーが出たりするかも・・・。

グッドラック! フカシン


 ICASTショーの会場でフカシンと会いました。みんな心配していたと思いますが、元気でした。翌週の7月21-24日にはFLWツアー(メジャー)の最終戦(ピクウィック・レイク)があるので、ゆっくりする間もなく、今頃プラクティスのためにアラバマでしょう。
 フカシンは第5戦終了時点で暫定16位。チャンピオンシップ(レイク・ワチタ)出場権はほぼ手中にあります。最近調子を上げているだけに最終戦&チャンピオンシップの2連戦は期待できそうな気がします。

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こちらも衝撃


P1020920  リック・クランのフェイスブックで"the new products we are showing at the convention will definately make it worth it."とコメントしていたのですが、その中の一つがこれでした。その名もRCスティック・ジャークベイト(RCジャーク)です。
 すでに今年メガバスのhttp://granbass-blog.teckellure.com/2011/06/2011_f9d3.html”>ワンテンがアメリカで大ブレイクと紹介していましたが、それを証明するような新製品です。それにしてもカラーリングまでそっくりです。まあ、ワンテンはオーバー20ドルですから、ラッキーストライクなら4つぐらい買えるかもしれません。これをメガバスが阻止できなければ、次々と他のメーカーがワンテンもどきを出してくるでしょう。次はストライクキングかエクスキャリバーか・・・。それともバスプロやキャベラス、アカデミーかな。
 それにしても最近のリック・クランの動きは派手です。引退を前に、ちょっと焦っているような感じが誰の目にも明らかです。昨日のKVDセクシーフロッグもそうですが、キングやレジェンドと呼ばれるプロアングラーがマネー、マネー、マネーでは、アメリカの釣りもちょっとガッカリです。

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一番の衝撃(笑激)


P1020925  今回のICASTで個人的に一番衝撃だったのが、ストライクキングのKVDセクシーフロッグでした。そもそもKVDがフロッグでバスを釣っている話なんて聞いたこともないし、キャストしている姿すら想像できません。
 そんなKVDのシグネーチャーモデルですから、当然名前だけで、何のこだわりもないのは一目瞭然で、ボディーはスプロとコッパーズを足して二で割ったような感じです。スカートもシリコンスカートだし・・・。それでも売れてしまうんでしょうけど、いったい何のロッドを使ってKVDは釣るんでしょうか? クワンタムのディーン・ロハスモデルのロッドをやっぱり使うんでしょうか? それって微妙ですよね。

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行った気分になれる


 今日からICASTショーが始まります。ボクも久しぶりですが、わざわざ、ラスベガスまで足を運ばなくても、BASSMASTERのサイトで、行った気分を味わうことができます。特に今年は例年以上のコンテンツで、動画も充実しているみたいです。ショーはまだ始まっていないのに、すでにショーの目玉の新製品のフォトギャラリーもあります。また、オールスターウィークのファン投票選出4名の名前の公式発表もあります。

スピンショット・ゼロツイスト・システム


Vmcspinshot  いよいよICASTショーが来週に迫ってきました。久しぶりに友人達と会えるのは楽しみですが、それまでに体調を整えなくてはいけません。ところで、ネット上では次々とICAST関連の興味深いニュースが飛び交っています。
 先日もがまかつUSAからフカシンのシグネーチャーモデルのサイコーシリーズとして発売されるhttp://granbass-blog.teckellure.com/2011/06/post_4b18.html”>スイベルショットを紹介しましたが、同じくVMCフックからも同じようなコンセプトのスピンショットが発売されるみたいです。
 スイベルショットとの大きな違いはスイベルでもハリス止め式にもなっていない点です。ハリの下側がハリス止め式になっていると、そこからラインが切れやすいので、個人的にはしっかりラインを結ぶスピンショットの方が使いやすいと思いますが、この単純な仕組みでも糸ヨレは防げるんでしょうか?
 まあ、複数のメーカーが同時に似たような新製品を発表するということは、一つの流行になるかもしれません。個人的には大味な感じで使いたい気があまりおきませんが、ボクが思っていた以上に、アメリカ人ってドロップショットの糸ヨレに困っていたということでしょうか。それとも、アメリカのバスって、フックにゴチャゴチャ付属品が付いていても、あんまり気にしないんでしょうか。