シミーフォール3兄弟


P1000037  今回の試合用にTDバイブのニュータイプを持ってきたので、さっそくアクションをチェックしてみました。気になるフォールアクションですが、完璧なシミーフォールです。切れのあるロールで真っ直ぐ前方に進みながらフォールしていきます。ラインが絡まることもありません。
 元祖のラトリンバイブと比べると、シミーアクションの幅はラトリンバイブの方が大きく、ややユラユラと揺れる感じですが、前方にスライドする幅は同じくらいです。
 もう一つのブームの火付け役となったレッドアイシャッドはシミーはタイトでフォールスピードもゆっくりで、前方へのスライド幅も小さいのがよく分かりました。つまり、同じ飛距離でリフト&フォールを繰り返した場合、レッドアイシャッドの方がより多くボトムにヒットさせることができるというわけです。例えば、ダウンヒルで誘う場合はボトムの傾斜がキツイとTDバイブやラトリンバイブはフォール中に前方にスライドしすぎてボトムにルアーが着かない可能性があります。
 それぞれのアクションをイメージしながら、特徴を生かして使えば、もっと釣果は伸びるかもしれませんね。

シミーフォール3兄弟」への4件のフィードバック

  1. cao

    こんばんは、
    大変貴重なお話が聞けて嬉しい限りです。
    最近琵琶湖にて練習しているのですが、なかなか本質が分からず、何となく真似事をしているって感じで、一向に信じれる事も無く・・・。
    お話は聞くだけで、何故かイメージが沸いて、早く試してみたくなるのが不思議です。
    有難う御座いました。いつも楽しみにこのブログを見ています。では。

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  2. きぢとら

    ラトリンバイブ良い色ですね
    国内仕様のものはアームズ時代から
    ショボいカラーばっかりなんですよね
    海外版をそのまま販売してくれれば良かったのに・・・。

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  3. GRANBASS

    cao様 はじめまして。シミーアクションとはテンションフリーで沈ませると、ボディを振るわせて(ロールして)、前傾姿勢を保って真っ直ぐフォールしていくことを指します。KVDが言い出した言葉だったように思います。
     普通にリトリーブを繰り返すだけの釣りなら、どんなバイブレーションも違いはそれほどありませんが、フォール中にこのシミーアクションをするバイブレーションはそう多くありません。
     何年も前からヨーヅリのラトリンバイブがプロの間で定番として使われていたのは、このアクションをする唯一?のバイブレーションだったからです。
     このアクションはウェイトがボディー下部全体に配置された重心バランスであることが重要です。ウェイトが頭部に集まっていると、クルクル回りながら真っ直ぐ落ちたり、右や左に偏ってヒラヒラとバランスを崩して落ちたりして、テールフックがラインが拾ってしまったりします。また、ウェイトが重すぎても、フォールスピードが速すぎてうまくボディーがロールしません。
     当時のヨーヅリの開発者がそれを分かっていて狙って作ったのか、偶然の産物だったのかは分かりませんが、本当によく釣れる傑作ルアーです。最近のバイブレーションの多くは、このラトリンバイブをお手本にして作られています。
     つまり、例えばウィードを大きく切った瞬間にフォールさせたり、ディープのブレイクをリフト&フォールで誘ったりといった釣りで、このシミーアクションをするルアーでは効果があります。

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  4. cao

    初めまして、そしてこんばんは。
    教えて頂きたい事があり、書き込んだ次第です。
    初めて聞く「シミー」と言う言葉・・・。一体どのようなアクションを指すのでしょうか?最近この様なアクションを釣りに取り入れて、少しずつですが勉強している所です。無知な事で恐縮致す所ですが、御鞭撻の程よろしくお願いします。

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