「あるルアー」の真実


Imgp1144  最新号のバサーにジョー・スペイツのフラッタースプーンの特集記事が載った影響で、再び日本でビッグスプーンに注目が集まっているようです。相変わらずのアマケン節で、”過去2シーズンでもっとも熱かった「あるルアー」の真実。”というサブタイトルでしたが、釣り人としての一番知りたい肝心なところが何も書かれていない内容でした。これが得意の”秘密のなんとやら”で、読者を煽るのがとても上手だな、と感心させられました。
 ただ、アメリカでも入手が非常に困難なルアーに6ページもカラーを使うバサーという雑誌の編集スタンスはとても素晴らしいと思います。広告の数に比例する提灯記事ばかりの他の雑誌とは大違いですね。
 残念なのは、結局、この記事を読んでも、ビッグスプーンって、どんな場所で、どんなタックルを使って、どうやって釣るのか全く分からないことです。ボクも過去にこのブログでビッグスプーンに関して、いろいろ紹介しましたし、実際に使ってみたのですが、まだキャッチできずのままです。そこで、ボクが何を語っても説得力がないので、参考になる動画を紹介しましょう。
 まずは今年のエリート・シリーズのケンタッキーレイク戦でのKVDがセクシースプーンで釣っているシーンです。KVDと同船したマーシャルが撮影したものをYou Tubeにアップしたもので、非常に貴重な動画です。
 続いて、やはり今年のFLWツアーのケンタッキー・レイク戦のテレビ放送の模様です。こちらは全部で45分もありますが、この中で最終2位でフィニッシュしたケンタッキーレイクのロコ・アングラーのデビッド・ヤングとラリー・ニクソンがジョー・スペイツのスプーンで釣りまくっています。ちょうど、開始から6分ぐらいがデビッド・ヤングの、27分ぐらいがラリー・ニクソンの見所です。デビッド・ヤングはフッキング向上のために、トリプルフックを連結して使っています。
 この2つに共通するのは、キャスト後、ボトムまでヒラヒラ・ユラユラとフォールさせ、着底後に大きくシャクって、再びフォールを繰り返し、フォール中のバイトに素早く掛け合わせるスタイルです。そして、バイトをミスしても、追い食いのように再びバイトがあったりします。百聞は一見にしかず。動画を見るとよく分かります。この釣りはボクが得意なワイルドアイ・スイムシャッドの釣りにも似ています。ちなみに、エリートシリーズのケンタッキーレイク戦では、ボビー・レインがバークレーのソルトウォーターマレット(ワイルドアイタイプのスイムベイト)で優勝しています。
 実際にバスを釣ってはいませんが、カリフォルニアのクリア・レイクのロコアングラー、ランディー・マクビーJr.がビッグスプーンの使い方を丁寧に解説しているこちらの動画もどうぞ。

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