日別アーカイブ: 2009年12月1日

オールドファッション その4


Imgp0757  このパッケージを見て「懐かしい」と感じる人はボクと同じタックルボックス誌世代だと思います。もうすっかり過去の人のドン・アイビーノ(Don Iovino)は、昔、日本では最も有名なバスプロの中の一人でした。かつて、ブラスシンカー&ガラスビーズのシェイキング”ドゥードゥリング”を提唱し、フェニックスロッドのドゥードゥリングモデルに2500Cのドン・アイビーノチューニングモデルを組み合わせて持つのがステータスなんて時代がありました。
 ドン・アイビーノとは西海岸のトーナメントで度々会うことがありますが、どちらかというと怪しさ満点というか、正直すごいプロというオーラは微塵も感じません。実際、メジャークラスのトーナメントでは目立った成績はほとんど出していませんし、ドロップショットがアメリカで流行り始めた頃に、「あれはオレが考案して、日本人がパクッた」なんてセミナーで話しているのを聞いて、ボクの中での彼へのリスペクトは完全になくなりました。
Imgp0758  ただ、彼のオリジナルブランドでもあるドン・アイビーノ・ハンドポアード・カスタム・ベイツ(通称アイビーノ・ワーム)は非常に優秀なワームです。特にボクのお気に入りの6インチ・ストレートは本当によく釣れるワームで、今でも多くのウェスタンアングラーが秘かに愛用しています。アイビーノ・ワームは粗塩たっぷりが特徴で、この6インチストレートはドゥードゥリング用にデザインされたワームですが、ドロップショット(ヘビダン)が本当によく効きます。
Imgp0761  ロボワームの6インチファットストレートよりもボリュームがあって、それでいてロボ以上にソフトです。上手く表現できないのですが、スポンジのようなフワフワ感のある浮力の高いマテリアルです。ロボワームのようなボディーに光沢はなく、どちらかというと透明度の低い釣り場でサイズアップを図るときには欠かせないワームです。ただ、ロボワームと違って売っているショップが少なく、しかも売っていても在庫が揃っていない場合が多いので、いつも通販で買っています。50本入りというなんともアメリカンな売り方ですが、本気で使うと、すぐに使い切ってしまいます。