オールドファッション その4


Imgp0757  このパッケージを見て「懐かしい」と感じる人はボクと同じタックルボックス誌世代だと思います。もうすっかり過去の人のドン・アイビーノ(Don Iovino)は、昔、日本では最も有名なバスプロの中の一人でした。かつて、ブラスシンカー&ガラスビーズのシェイキング”ドゥードゥリング”を提唱し、フェニックスロッドのドゥードゥリングモデルに2500Cのドン・アイビーノチューニングモデルを組み合わせて持つのがステータスなんて時代がありました。
 ドン・アイビーノとは西海岸のトーナメントで度々会うことがありますが、どちらかというと怪しさ満点というか、正直すごいプロというオーラは微塵も感じません。実際、メジャークラスのトーナメントでは目立った成績はほとんど出していませんし、ドロップショットがアメリカで流行り始めた頃に、「あれはオレが考案して、日本人がパクッた」なんてセミナーで話しているのを聞いて、ボクの中での彼へのリスペクトは完全になくなりました。
Imgp0758  ただ、彼のオリジナルブランドでもあるドン・アイビーノ・ハンドポアード・カスタム・ベイツ(通称アイビーノ・ワーム)は非常に優秀なワームです。特にボクのお気に入りの6インチ・ストレートは本当によく釣れるワームで、今でも多くのウェスタンアングラーが秘かに愛用しています。アイビーノ・ワームは粗塩たっぷりが特徴で、この6インチストレートはドゥードゥリング用にデザインされたワームですが、ドロップショット(ヘビダン)が本当によく効きます。
Imgp0761  ロボワームの6インチファットストレートよりもボリュームがあって、それでいてロボ以上にソフトです。上手く表現できないのですが、スポンジのようなフワフワ感のある浮力の高いマテリアルです。ロボワームのようなボディーに光沢はなく、どちらかというと透明度の低い釣り場でサイズアップを図るときには欠かせないワームです。ただ、ロボワームと違って売っているショップが少なく、しかも売っていても在庫が揃っていない場合が多いので、いつも通販で買っています。50本入りというなんともアメリカンな売り方ですが、本気で使うと、すぐに使い切ってしまいます。

オールドファッション その4」への12件のフィードバック

  1. 琵琶湖かぶり

    GRANBASS様
    早速のご返信ありがとうございます。琵琶湖の湖北用にクリア系のカラーがないかと探してまして、試しにでブルーゴーストを買ってみたもののラメがきつくて。グリーンウィニーですか、買ってみます!ありがとうございました。

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  2. GRANBASS

    ボクもタックルウェアハウスですよ。欲しいカラーありませんか? ボクはグリーンウィニーとリズム&ブルースがあればOKなんで・・・。

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  3. 琵琶湖かぶり

    こんばんわ琵琶湖かぶりと申します。はじめてメールさせて頂きます。いつもブログを拝見し、勉強させて頂いております。
    御差支えなければで結構ですが、ドン・アイビーノのストレートはどちらで購入されているかご指導頂けないでしょうか。私は、タックルウェアハウスをよく利用していますが、なかなか欲しいカラーがありません。

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  4. GRANBASS

    麩様 まあ、日本でも「オレの方が先に考えた」、「オレが最初に使った」等、一番を主張したがる人っていますからね。
    川越様 完全なオヤジギャグ。今のは笑えませんね。

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  5. 川越

    ロッドを揺さ振るってのはもちろん釣竿のことですよ(笑)デビーギブソンまだ健在みたいですね。十年間くらいシェイキングにははまりましたね。電動でティップの震えるロッドなんてマジで欲しかったです(笑)

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  6. 日本人がパクった等の発言は仕方が無いと思います。歳を取って余裕が無くなってきたんでしょう。
    確か、ウォーターランドからパドルテイルを出してましたね。

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  7. GRANBASS

    川越様 朝から笑わせていただきました。デビーギブソン・・・、懐かしいですね。
     ドゥードゥリングは死語ですね。耳にすることなんか、ほとんどありません。ドゥーナッシングも死語かな? 今ではデッド・スティッキングて言いますね。

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  8. 川越

    アメリカでもドゥードゥリングはもはや死語ですか?高校生の頃はデビーギブソンのシェイクユアラブを口づさみながらひたすらロッドを揺さ振ってました(笑)

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  9. GRANBASS

    利根川マスター様 ラリー・ハワードやジェニファー・フェドリックもそうですが、当時の日本では、ティファが商売絡みのアメリカ人を有名にしましたね。今思えば不思議です。
     ボクはアクション・クローラーよりはサターンワーム派でした。ティーズワームはボクも随分お世話になりました。

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  10. 利根川マスター

    ドン・アイビーノなんて懐かしい名前が出てきましたね。
    同世代にはラリー・ハワードとジェニファー・フェドリックも懐かしい名前だと思います。
    ドゥードゥリングが流行りはじめた頃はティファのアクションクローラーやスミスのドゥードルワームを良く使いました。
    今では見かけませんがティーズワームの6インチも好きでした。

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  11. GRANBASS

    twmaster様 ボクはまだ当時は若かったので、フェニックスロッドなんて、絶対手の出ない高級品でした。当時のボクはオールスターがやっとでした。それだけにフェニックスロッドを持っている人って、カッコ良かったです。
     確かにオイルも独特でしょうか。浸透するだけでなく、色も染みてきます。別売りのオイルがあったのは覚えていません。

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  12. twmaster

    葉巻型っていうのかなぁ・・・あのリールシート前部の、独特のグリップには、思わず飛びつきました。
    あの頃の5万円ほどのバスロッドといえば、かなり高価な部類だったなぁ(苦笑)
    このワームも、粗塩と共に、そのオイルも、かなり独特ですよねぇ。
    このオイルは、厚手のポリパッケージをも浸透してきますよねぇ。
    たしかこのオイルも、小さな瓶入りで売っているのを見たことあるけど、高価で妖しげで、流石に買わなかった覚えがあります(笑)

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