PEラインの普及がバスフィッシング界に及ぼす影響


 最近、アメリカのメーカーも日本のマーケットの影響なのかハードルアーの新製品が発表されるサイクルが早い気がします。イッシュとそのことを話していると、興味深いことを教えてくれました。イッシュは今シーズンを通して、ほとんどハードルアー、特にシャロー系のクランクベイトやバイブレーション、トップウォータープラグをロストしなかったと言うのです。実はイッシュに限らず、アメリカではPEラインが普及しており、ファストムービング系のルアーやトップウォータープラグをグラスロッド&PEラインの組み合わせで使う人が多いです。2005年バスマスターツアー・レイクトホ戦で優勝した大森さんの映像を見た人なら分かると思いますが、バイブレーションなどは伸びないPEラインを使うことで、グラスに引っ掛かったと同時に鋭く短いジャークで瞬時に外すことができます。グラスのフラットエリアでは非常に有効なテクニックです。使用するPEラインはかなり太いので、ほとんど切れることがありません。まれにハードカバーに根掛かりして外すことができなくても、最後にラインを引っ張れば、フックが伸びてほとんどルアーが回収できるようになったというのです。つまり、以前に比べて、ルアーの消耗が減った分、メーカーとしては売上げがどうしても落ちるので、新製品やニューカラーを出さないと売上げが確保できないのだろうというのです。ちなみに、アメリカではPEラインと言ってもまず通じません。一般にブレイドラインと呼びます。

PEラインの普及がバスフィッシング界に及ぼす影響」への1件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください