偽物まで登場する名品


Imgp1479  スライダー3インチグラブはアメリカではあまり活躍の場がありませんが、日本では(特にスモールマウス狙いで)ボクの一軍登録のルアーです。オフセットフックを使ったノーシンカーリグ以外に、ボクはエサ釣り用の仕掛け絡み防止パイプを通して、トリプルフックをラインスルーにして使うことが多いです。フッキング率が高いのはもちろん、こちらの方が重心が下部に固定されて動きが安定するほか、ボディー全体が大きくくねって動きます。ガン玉のサイズをいろいろ付け替えすることで狙いたい水深を調整するのも簡単です。
Slider1  そんなバスグラブですが、偽物があるのをご存じですか? 高級ブランドによくあるいわゆるフェィクというヤツです。ボクも今年気がついたので、いつからあるのかは分かりませんが、今年のICASTでスライダー社のブースを訪れた際に、直接問い合わせたところ、スライダー社もフェイクの存在に気がついていました。ルアーの業界ではありそうでなかった偽物まで登場するということは、名品の証ということでしょうか?
Slider2 偽物のパッケージは旧パッケージのデザインが使われています。もちろん、すべての旧パッケージのバスグラブが偽物というわけではありません。では、中身はというと、これが全然違うのです。本物のバスグラブはご存じの通り、他のスライダーワームと同様に丸い断面のボディーなのですが、偽物は扁平のボディーをしています。ちょうど、ティムコの廃盤になったPDLリトリイングリーに似ています。しかし、ボディーにはSRIDERの文字があります。
Slider3 誰が作って、どういうルートで市場に出回っているのかは不明ですが、なかなか渋いところをついてきます。それとも、意外に知られていないだけで、すでにいろいろルアーの偽物が出回っていて、北朝鮮の資金源になんかなっていたりして・・・。

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