最近、バスプロショップのXPSブランドから発売されたスーパーシャッドというルアーが気になったので手に入れました。このルアー、写真で見るだけだと大きさがイマイチ、ピンと来ませんでしたが、けっこう大きいです。ただ、重さは1/3ozしかありません。
つまり、鉛のヘッドではなく、ABS樹脂のハードプラグタイプのテールスピンというわけです。
なぜ、このルアーに興味を持ったかというと、このルアーがコットンコーデルのスーパーシャッドにそっくりだからです。実は今はもう廃盤となったコーデルのスーパーシャッドに、以前から興味があったのですが、手に入れることもできないままでした。
2011年のFLWツアー、ビーバーレイク戦で2位になったステイシー・キングが最終日に使っていて、テレビカメラの前でグッドサイズを次々とキャッチするのが、このスーパーシャッドだったのです。彼はこのルアーを40年以上愛用しているそうです。
ボクもこの放送を見ていたのですが、最初は普通のテールスピンだと思って見ていたのですが、かなりスローにリフト&フォールしているのが印象的でした。 ステイシー・キングによると、早春のビーバーレイクだったのですが、バスは立ち木のトップにサスペンドしていて、曇りのときはウィグルワートやワンテンを使い、晴れの日はスーパーシャッドを使ったそうです。
そんなもはや手に入らないスーパーシャッドのそっくりなルアーが発売されたとあっては、気になってしかたがありません。ステイシー・キングが使っていたスーパーシャッドも1/3ozでしたし、ステイシー・キングのメインスポンサーはバスプロショップですから、関係がないはずありません。きっとステイシー・キングがアドバイスし、復刻させたに違いないと思ったわけです。
http://www.wired2fish.com/learning-the-super-shad-with-stacey-king/
月別アーカイブ: 2014年4月
B.A.S.S.セントラルオープン暫定ポイントランキング
B.A.S.S.はセントラルオープン第2戦(レッドリバー)後の暫定ポイントランキングを発表しました。イヨケンは12位、キムケンは30位です。
エリート昇格はエリートプロを除く上位5人に資格がありますが、イヨケンの上に11人の中にエリートプロは2が入っていますから、実質10位という位置です。
今季のイヨケンは今季すべての試合で賞金圏に入る安定した成績で、最終戦を残し、サザンオープンが9位、セントラルオープンが12位と両ディビジョンでエリート昇格が狙えるダブルリーチ状態です。
昨年のセントラルオープンのAOYが485、5位のポイント数が429、7位で惜しくも涙を呑んだイヨケンのポイントが420でした(サザンオープンの5位のポイント数が468でした)。イヨケンはセントラルでも最終戦で150ポイント以上、つまり50位以内でフィニッシュすれば、エリート昇格の可能性はかなり高いと思います。
1 Stephen Browning 399
2 Ray Hanselman 377
3 Tommy Murray 375
4 Carl Jocumsen 373
5 Jordan Lee 358
6 Mike McClelland 357
7 Randy Allen 356
8 Aaron Johnson 356
9 Matt Lee 355
10 Logan Sherrer 354
11 Justin Kerr 354
12 Ken Iyobe 353
30 Kenta Kimura 303
http://www.bassmaster.com/standings/1/5/46/2014
Rayovac FLWシリーズ・サウスイースト(レイク・ガンターズヴィル)2日目結果
1 RON NELSON 26-03 (5) 23-04 (5) 49-07 (10)
2 BRAD KNIGHT 18-04 (5) 29-15 (5) 48-03 (10))
3 DAVID HENDRICK 24-03 (5) 24-00 (5) 48-03 (10)
4 MARK ROSE 22-14 (5) 25-01 (5) 47-15 (10)
5 ROBERT BEHRLE 25-01 (5) 22-08 (5) 47-09 (10)
6 ROBERT BOYD 21-13 (5) 25-05 (5) 47-02 (10)
7 BRYAN THRIFT 24-01 (5) 22-12 (5) 46-13 (10)
8 MICHAEL NEAL 25-10 (5) 21-02 (5) 46-12 (10)
9 JONATHAN HENRY 22-01 (5) 24-09 (5) 46-10 (10)
10 GREG WILLIMON 19-12 (4) 25-14 (5) 45-10 (9)
21 SHINICHI FUKAE 20-07 (5) 20-15 (5) 41-06 (10)
http://www.flwoutdoors.com/bassfishing/afs/tournament/2014/7138/lake-guntersville-professional-results/?dpl=1&all=1&sr=1&rpp=50&&sort=pl
B.A.S.S.セントラルオープン第2戦(レッドリバー) 2日目結果
イヨケンは惜しくも13位でフィニッシュ。12位とは同ウェイトながら、単日のウェイトの高い方が順位が上になるルールで決勝進出を逃してしまいました。13位でのフィニッシュはこれで2回目ですね。でも、連続賞金ゲットは更新中です。最終的なポイントランキングは決勝の結果を見ないと分かりませんが、かなりいい位置につけていると思います。これでセントラルとサザンでダブルリーチという感じです。
1 Gerald Spohrer 5 13- 5 5 15- 9 10 28-14
2 Stephen Browning 5 14-15 5 13- 9 10 28- 8
3 Jeff Kriet 5 12-12 5 14-12 10 27- 8
4 Aaron Johnson 5 20- 8 4 6-15 9 27- 7
5 Tommy Murray 5 15- 6 5 10-10 10 26- 0
6 Colby Hand 5 16- 2 5 9- 4 10 25- 6
7 Kylie Sparks 5 10- 0 5 15- 6 10 25- 6
8 Marvin Ettredge 5 14- 0 5 11- 2 10 25- 2
9 John Frye 5 14- 3 5 9-10 10 23-13
10 Caleb Boudreaux 5 12- 8 5 10- 9 10 23- 1
11 Chad Wiley 5 14- 3 5 8- 7 10 22-10
12 Keith Combs 5 12- 6 5 10- 3 10 22- 9
13 Ken Iyobe 5 11- 6 5 11- 3 10 22- 9
31 Kenta Kimura 5 11-13 4 8- 7 9 20- 4
http://www.bassmaster.com/tournaments/2014-bass-pro-shops-central-open-2-presented-allstate/leaderboard
テールスピンが気になる その3
テールスピンというルアーの最大の欠点はとにかく、よくバレることです。一つしかないトリプルフックは、小さいものしか使えません。大きいフックを使うとフックがボディの背中側に回って引っ掛かったり、”エビ”になったりしやすいからです。
フォール中のバイトで即掛けアワせるので、どうしても浅掛かりになってしまい、ジャンプ&首振りをされると、ルアー自体の自重があるので遠心力で吹き飛ばされて外れてしまいます。意外に大きいバスもよくヒットするので、なおさらよくバレます。
そんなわけで、アメリカではラインスルータイプのテールスピンがけっこう人気だったりします。フッキングさえしてしまえば、バスが首を振っても、ボディー自体がスルスルと上方向にズレるだけなので、バレる確率が劇的に減ります。一度でも使うと、その有効性は明らかに実感できるので、ラインスルータイプしか使えなくなるほどです。シーバス用でラインスルータイプが発売されないのが不思議なぐらいです。
Rayovac FLWシリーズ・サウスイースト(レイク・ガンターズヴィル)初日結果
1 ERIC SCHULTZ 27-07 (5)
2 RON NELSON 26-03 (5)
3 MICHAEL NEAL 25-10 (5)
4 ROBERT BEHRLE 25-01 (5)
5 BRAD CARROLL 24-13 (5)
6 SCOTT CANTERBURY 24-09 (5)
7 DAVID HENDRICK 24-03 (5)
8 BRYAN THRIFT 24-01 (5)
9 RYAN WORTHINGTON 23-14 (5)
10 MARSHALL DEAKINS 23-08 (5)
10 JUSTIN LUCAS 23-08 (5)
33 SHINICHI FUKAE 20-07 (5)
http://www.flwoutdoors.com/bassfishing/afs/tournament/2014/7138/lake-guntersville-professional-results/?dpl=1&all=1&sr=1&rpp=50&&sort=pl
B.A.S.S.セントラルオープン第2戦(レッドリバー) 初日結果
1 Aaron Johnson 5 20- 8
2 Colby Hand 5 16- 2
3 Tommy Murray 5 15- 6
4 Larry Puckett 5 15- 4
5 Stephen Browning 5 14-15
6 Ray Hanselman 5 14-13
7 John Frye 5 14- 3
7 Chad Wiley 5 14- 3
9 Marvin Ettredge 5 14- 0
10 Gerald Spohrer 5 13- 5
11 Jerry Hester 5 13- 3
12 Vu Au 5 13- 0
21 Kenta Kimura 5 11-13
22 Ken Iyobe 5 11- 6
http://www.bassmaster.com/tournaments/2014-bass-pro-shops-central-open-2-presented-allstate/leaderboard
今一度、ライフジャケットについて考える
今回のデルタのボート事故を受けて、アメリカ、特にカリフォルニアでは、ライフジャケットの話題で盛り上がっています。あるフェイスブック上では、「膨張式よりも、従来の浮力体式が安心安全だ」みたいなコメントが大勢となっています。
これに関してはボクは大いに疑問を感じます。ボクは自分の命を守るために、考えた結果、自動膨張式のライフジャケットを選びましたし、その選択肢は間違っていないと今でも信じています。
発泡素材のライフジャケットもいい面はあります。全体がクッションとなるので、例えばボートからの落水時に肋等の骨折を防いでくれるかもしれません。ただ、発泡素材のライフジャケットの浮力表示はせいぜい7.5kgですし、落水時の衝撃で股ヒモがなければ一瞬で脱げてしまいます。
仮に脱げなかったとしても、気絶した脱力状態では、ライフジャケットだけがズレ上がり、まともに浮いていられませんし、波にもまれていたら、結局は脱げてしまうでしょう。とても安全だとは思えません。
一方の膨張式ですが、ボクが愛用しているムスタング社のライフジャケットは浮力が15.75kgもあって、確実に頭が水面から高い位置で仰向けにして浮いてくれます。手動は論外です。気絶をすれば、膨張しませんから、シリンダーはただのオモリになってしまいます。自動膨張でなければ意味がありません。
ただ、腰に巻くベルト式も気絶した状態では、まともに浮き姿勢が確保できるか不安です。特にカッパ等で厚着をしている状態では、腰の位置で引っ掛かって、頭が沈んでかえって溺れてしまいかねません。正直な話、ベルト式のライフジャケットを装着している人が信じられません。
大好きな釣りでも、命を代償にする遊びではありませんし、もしものときに多くの人に迷惑もかけたくありません。要は気絶したときのことをイメージして、どのように浮くことができれば、命が助かる可能性が高いか、もう一度真剣に考えてみてはいかがでしょうか?
また、悲しきボート事故
4月19日、ボクも来月にはトーナメントで行く予定のカリフォルニア・デルタで、ローカルトーナメントの開催中、ボート事故が起こってしまいました。ボクもよく知っているエリアです。
2人乗りのバスボートは時速約50マイル(時速80km)で走行中に、浮遊物?の何かにぶつかり、制御不能となって2人は振り落とされ、ボートはその後、橋脚に衝突したそうです。
2人の内1人は助け出されましたが、1人は行方不明となってその後、水死体で発見されたそうです。発見された遺体は手動膨張タイプのライフジャケットを着用していましたが、発見時にはライフジャケットは膨らんでいなかったそうです。おそらく、落水と同時に意識を失ったものと思われます。
http://eastcountytoday.net/brentwood-body-of-missing-boater-recovered/
テールスピンが気になる その2
テールスピンというジャンルのルアーは、アメリカではど定番というわけではありませんが、それなりに地位を確立したルアーの一つといってもいいでしょう。少なくとも、アメリカではメタルバイブよりは、種類も多く、ショップで見かけることも多いです。実際にアメリカで試合に出ていて、テールスピンを投げるプロには当たったことがありますが、メタルバイブを投げるプロは見たことがありません。
ちなみにアメリカではテールスピンというよりテールスピナーの方が通じます。テールスピンジグなんて言い方も日本ではしますが、アメリカでは聞いた記憶がありません。
テールスピンは日本ではシーバスフィッシングではすっかり定番になってしまいました。面白いのはアメリカのテールスピンといえば、コロラドブレードをクレビスで繋ぐ形式が主流であるのに対して、日本のシーバス用はウィローリーフブレードをスイベルで繋ぐ形式が主流となっています。
これは日本のシーバス用はリトリーブが基本なのに対して、アメリカのバス用はリフト&フォールが基本で、横方向の動きを抑え、より大きなバイブレーションが好まれるからです。つまり、1回のキャストで、より多く上下に誘うことができ、フォール中のバイトも感じ取りやすいということです。