日別アーカイブ: 2014年4月20日

テールスピンが気になる その2


 テールスピンというジャンルのルアーは、アメリカではど定番というわけではありませんが、それなりに地位を確立したルアーの一つといってもいいでしょう。少なくとも、アメリカではメタルバイブよりは、種類も多く、ショップで見かけることも多いです。実際にアメリカで試合に出ていて、テールスピンを投げるプロには当たったことがありますが、メタルバイブを投げるプロは見たことがありません。
 ちなみにアメリカではテールスピンというよりテールスピナーの方が通じます。テールスピンジグなんて言い方も日本ではしますが、アメリカでは聞いた記憶がありません。
 テールスピンは日本ではシーバスフィッシングではすっかり定番になってしまいました。面白いのはアメリカのテールスピンといえば、コロラドブレードをクレビスで繋ぐ形式が主流であるのに対して、日本のシーバス用はウィローリーフブレードをスイベルで繋ぐ形式が主流となっています。
 これは日本のシーバス用はリトリーブが基本なのに対して、アメリカのバス用はリフト&フォールが基本で、横方向の動きを抑え、より大きなバイブレーションが好まれるからです。つまり、1回のキャストで、より多く上下に誘うことができ、フォール中のバイトも感じ取りやすいということです。

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テールスピンが気になる


 日本のバスフィッシングシーンは、まるでファッションのように流行というものが次々と生まれは消え、またブームが再燃しての繰り返しです。一つのジャンルのルアーが流行すると、いろいろなメーカーがそのジャンルの新製品を世に送り出します。
 最近ではチャターベイトやメタルバイブなんかがそうで、ブーム再燃組としてはビッグベイトや虫系といった感じでしょうか。
 流行は必然的に生まれるものもありますが、どこかのメーカーがプロモーションに成功して大ヒットを飛ばすと、次々と相乗りが出てきてしまい、流行となってしまうケースもあります。
 それでは次に何が流行るのか? ボクはそろそろバス用のテールスピンが来そうな気がするのですが、いかがでしょうか? ジャッカルからはデラクーという小粒なテールスピンが発売されるみたいですし、エバーグリーンからはプラグ的な要素もあるディープマジックが発売されました。
 ビッグスプーンがイマイチ流行らなかったみたいに、結局は爆発的な釣果が出ないと、なかなか追従も生まれて真の流行にはならないわけですが、可能性は充分あるような気がします。まあ、どうしても根掛かりが心配なルアーだけに、琵琶湖での釣果がカギを握ると思いますが・・・。
   琵琶湖でメタルバイブが通用するなら、テールスピンもきっとありのような気がします