台風の影響が心配ですが、いよいよ来週末は利根川でバサーオールスタークラシックです。ここ最近は、毎年楽しみにしていますが、今年はハーツマリンさんのブースの一角をお借りして、テッケルフロッグの色塗り体験をしていただこうと思っています。
テッケルフロッグの#1カラーの”カラーミー”をハーツマリンさんのブースで販売しますので、買っていただいた方は、ボディーを好きなカラーにカラーリングしてください。カラーリングは簡単に短時間でできます。すごく楽しいですし、オリジナルのカラーで釣ると嬉しさも格別です。
最近は日本ではあまり売っていないディッピング・ダイをたくさん持っていきますので、どんなカラーでも塗って(染めて)いただけます。また、ラメも数色持って行きますので、ラメを塗ることも可能です。
また、当日はラバースカートが劣化してしまったものをご持参いただければ、スカートの交換もします。ブレードやウェイトが取れてしまったものをご持参いただけば、修理もしたいと思っています。
テッケルフロッグで釣った写真を持ってきてくれた方には、プレゼントも計画しています。とにかく、多くの方とフロッグ談義をするのを楽しみにしています。
月別アーカイブ: 2013年10月
B.A.S.S.セントラルオープン最終戦 ロス・バーネットリザーバー 初日結果
1 Randall Tharp 5 16- 0
2 Brian Potter 5 15-12
3 Gene Eisenmann 5 15- 6
4 Michael Miller 5 14-13
5 Gerald Spohrer 5 14- 7
6 Kenta Kimura 5 14- 2
7 Justin Lucas 5 13- 2
8 Cliff Crochet 4 13- 2
9 Michael Williamson 5 13- 1
10 Keith Combs 5 13- 0
11 Shaye Baker 5 11-12
12 Charlie Evans 5 11- 3
45 Ken Iyobe 4 8- 3
http://www.bassmaster.com/tournaments/2013-bass-pro-shops-central-open-3/leaderboard
アメリカの闇
現地10月13日、ちょうど今日から開催されるバスマスターセントラルオープン最終戦(ミシシッピ州ロス・バーネットリザーバー)のプラクティスのために奥さんと一緒に来てたテキサス州在住のジェイムズ・ジョンソンが、滞在中のモーテル6のパーキングで、彼のバスボートを物色中の何者かに撃たれて死亡しました。彼は今季、2試合終了時点でポイントランキングは11位でした。そして、現地時間の16日、17歳の少年が容疑者として捕まったそうです。なんともやるせない気持ちです。
今回の開催地の湖の名前であるロス・バーネットはかつての州知事の名前であり、当時強硬な白人至上主義として知られています。非常に微妙な問題なので、言葉を選んで慎重に誤解がないように書きたいですが、ミシシッピー州はアメリカでも特に治安が悪い州の一つであり、ボク自身、可能ならば行きたくない(寄りたくない)州の一つです。犯罪の連鎖を生む大きな要因は、貧困や教育の不十分にあると思います。そして銃の蔓延が、犯罪をより深刻にしています。
銃乱射事件が多発するたびの銃規制強化を求める声が高まっても、法案としての成立には、全米ライフル協会の大きな抵抗によって阻止され、皮肉なことに銃規制の声が高まれば高まるほど、「買えなくなる前に買っておけ」という買い占め心理が働き、今ではアメリカで銃や弾薬が売れに売れまくって入手困難になっているほどです。そのあおりで、釣り具の売り上げは落ち込んでいるという話まであります。
今回ボクが訪れたクリアレイクでも、護身用に銃を用意している人がいました。アメリカのトーナメントは華やかさばかりがフューチャーされますが、必ずしも憧れる部分ばかりではありません。
アメリカのトーナメントに見習うべきこと
アメリカのトーナメントはその華やかさばかりがフューチャーされがちですが、魚のケアに対して見習うべき点はたくさんあります。
たとえば、試合はフライト順にグループ分けし、帰着を15分ごとの時間差を設け、オフィシャル側がウェイインバッグを用意します。ウェイインバッグの数に限りがあるのでウェイイン待ちの行列ができることはありません。バスがウェイインバッグの中にいる時間を最小限に抑えるのが狙いです。もちろん、ウェイイン待ちの間もエアーポンプが用意されていますし、ウェイイン終了後は再びウェイインバッグに水を入れてくれるスタッフが待ってくれています。
ウェイインされたバスはリリースボートに引き渡し、リリースボートが沖まで行ってバスをリリースします。湾奥の水の悪いマリーナ内でリリースするようなことはありません。開催地によっては、ウェイインステージまでの距離がありますが、ボランティアのスタッフがゴルフカートなどで往復の送迎もしてくれます。
興味深いところでは、カリフォルニア州を含むいくつかの州では5ポンド以上のバスはウェイインバッグに1匹しか入れてはいけないことになっていて、フィッシュ&ゲームがちゃんとルールを守っているかチェックしに来ていることもあります。もちろん、各バッグには十分な水が入っているかもチェックされることもあります。
私が今回訪れたクリアレイクでは、なんと3週連続で大きなトーナメントが開催されていました。ところが、年がら年中毎週こんなトーナメントが開催されているわけではありません。カリフォルニア州では、高水温になる夏(9月いっぱいまで)は、トーナメントでバスが死魚になる確率が高いので、トーナメントは控える傾向にあり、仮にあっても、試合時間は6時間までという制限があります。
とにかく、トーナメントは釣り場に対して一番負荷の大きいイベントですが、可能な限りバスに対するケアを行い、将来の釣り場への影響を最小限少なくしなければなりません。釣り場はトーナメントをする人、しない人すべてのアングラーのものであり、日本もマネできることはたくさんあると思います。
エバースタート・クリアレイク戦
エバースタート・クリアレイク戦は終了しました。試合中はやることが多すぎて、睡眠時間があまりなく、とてもブログを更新する余裕はありませんでした。結果から言うと、上出来で、18位で賞金ももらうことができました。
初日はフライトが早かったので、プラでエドモンで釣れたロックバンクに直行し、一番乗りに入ることができ、すぐに同じ場所、同じコース、同じルアーで4ポンドをキャッチすることができました。ただ、次々とボートが入ってくるので、バンクに沿って流すことができず、岬を死守してワームで粘って、さらに4ポンドと2ポンドキーパーを追加することができ、ここで揃うかもと深追いしすぎて3本のままで12時になってしまいました。
さすがにこれではマズイと思い、唯一見つけたバイブレーション場に行ったのですが、ぜんぜん反応がなく、なんとなく岸際の水深30cmぐらいのシャローのマットをフリップしてみたら、4ポンドクラスを2匹追加することができました。
その後、風が吹き始めたタイミングでLV500でかなりいいサイズがヒットしたのですが、フックオフでバラしてしまいました。結果的に2ポンドのキーパーは最後まで入れ替えできず、20ポンド超えのチャンスは充分あったのですが、17ポンド13オンスのウェイインとなりました。
2日目はフライトが遅かったので、初日入ったポイントはスタート地点から一番遠いので捨て、トライトンボート・オーナーズトーナメントでいいサイズが釣れた場所に入りました。クランクは不発で、ライトリグで粘りに粘って5ポンドクラスを5本揃えて、25ポンド1オンスをウェインすることができました。途中、フリップやバイブレーションもやりに行って、キーパーを2本釣って揃えたのですが、最終的には朝のポイントに戻って、丁寧に辛抱の釣りをして、この2本を時間ギリギリに入れ替えることができました。
25ポンドなんてもちろん、生涯最大のウェイトですし、かなり興奮しました。欲を言えば、初日のバラシがなければ、トップ10カットも狙えたのかもしれませんが、ポジティブに考えれば、初日が18ポンドだったから、落ち着いて戦略を変えることができたと思います。とにかく、
いい経験をすることができました。
クリアレイク生活3日目
今日はまじめにプラをしようと思ったのですが、エレキのヒモが切れたり、バッテリーが1個死んだりで、なかなか思うようにプラができませんでした。それでも、クランクで1匹いいサイズが釣れました。これがヒントになるか、追いかけすぎて失敗するか・・・。残り2日で、せめて迷いは消したいところです。今は5本揃えるのがかなり厳しい状態です。
トライトンボート・オーナーズトーナメント
ボートを貸してくれるパートナーとトライトンボート・オーナーズトーナメントに参加しました。2日間のトーナメントでしたが、楽しいイベントでした。ボクたちは2日間リミットメイクすらできませんでしたが、上位2チームが50ポンド超えで、かなりのハイウェイトの試合でした。
明日から、まじめにプラをして、最低でも20ポンドを超えるパターンを見つけたいと思います。
モザイクチャター
チャターベイトって、フックがダメになったらどうしてますか? スピナーベイトの場合、たくさんバスを釣ってフックがダメになる前にワイヤーが折れてしまうことが多いですが、チャターベイトの場合はけっこう根掛かりしますし、フックが岩などにかんでフックポイントが折れてしまうことも多いです。樹脂タンのヘッド場合、岩にぶつけたりして、ヘッドが欠けてしまうこともあります。
そんなとき、もったいない病のボクはついついブレードだけでも再利用を考えるわけですが、いざヘッド部分を探すとなるといいのが見つからないものです。最近のラバージグは、ショートシャンクのギャップが小さなフックばかりで、フッキングが心配なだけでなく、セットしたトレーラーも安定が悪いです。そろそろワイヤーが折れそうなスピナーベイトに第二の人生を与える手もありますが、すでに使い込んでいる場合が多いので、フックがなまっていることが多いです。
そこで思いついたのがモザイクジグです。ラインアイ部分はワイヤーシャフトになっているので、スプリットリングを介さず、ブレードを直接付けることができます(ワイヤーの閉じている部分はロウ付けされていますが、ペンチで簡単に開くことができます)。ワイヤーをカットして、ヘッド近くに新たにワイヤーを曲げてブレードをセットする方法も考えましたが、面倒なのであえてそのままを利用しました。
そうすることで、他のチャターベイトとは違うメリットもあります。チャターベイトって、バスが丸呑みバイトしてくるので、ブレードが邪魔をしてフッキング時にすっぽ抜けることがありますが、このモザイクチャターはフックポイントがブレードから距離があるので、フッキングがよくなります(よくなる気がします)。
そして、もう一つこれが面白いのですが、フォール姿勢が素晴らしく安定します。ヘッド近くにブレードが付いたチャターの場合、フォーリング中にバランスを崩してしまう物が多いですが、このモザイクチャターは、ブレードがヘッドから離れているおかげで、キレイにカーブフォールしフォーリング中のバイトも期待できそうです(友達の家のプールで確認)。ボトム付近でのリフト&フォールでも効果ありそうです。
さらに調子に乗って、スナップのブレードの裏側にローリングスイベルを通し、小さなコロラドブレードを付けたものも試したのですが、これがかなりいい感じです。これもノーマルのチャター系ベイトに試してもブレードがヘッドに近いと、水切りが悪いのか何か干渉してコロラドブレードがうまく回転しません。
”もったいない”から再利用のつもりが、偶然の産物なのかこれまた天使のイタズラか、意外にイケてるチャターベイトが生まれたので、ついつい人に教えたくなってしまいました。
いざ出発
それではクリアレイクに行ってきます。今回はボートをかしてもらうパートナーとトライトンボートオーナーズトーナメントにもペアで参加してきます。5-6日がオーナーズトーナメント、7-9日がプラクティス、10-11日がエバースタートの予選、12日が決勝です。体力がもつか少し心配ですが、自分のスタイルを押し通して決勝進出を目指します。
タトゥラ その2
タトゥラはフェイスブック上で日本でも大きな話題となりました。リールの軽量化が進み、スプール1個が1万円もする日本のマーケットで、220gもあって、1万5000円や2万円程度のリールが注目を集めるのはなんとも皮肉な感じです。
タトゥラの最大のセールスポイントはレベルワインドのT-Wingシステムですが、ボクが買ってみようと思ったのは、タフネスさをもう一つのセールスポイントにうたっている点です。
T-Wingシステムを採用することで、キャスト時のフリクション抵抗が減るので、ワイドなスプールが使えることになり、結果としてより太いラインを巻くことができます。細いラインを使えば、どんなリールでもロングキャストは簡単にできますが、ラインが太くなるほどこのT-wingシステムとワイドスプールの相乗効果を発揮するはずだと思ったわけです。タトゥラのロングパワーハンドルも、気にいっています。肝心のタフネスさですが、アルミフレームによる剛性感は何となく感じます。あとは使い込んでみないと分かりませんので、数回の釣行では判断できませんが・・・。
PEラインの65ポンドを巻いて使ってみました。使ってみた感想ですが、確かにスムーズなライン放出を感じました。飛距離に関しては長年シマノばかり使っていたので、マグのフィーリングに少し違和感もあってボクがどうこう言うことはできません。
興味深いのはT-Wingを採用したことで、ラインを巻き取る際のラインガイド部分が非常に幅が狭くなっている点です。下巻き糸との結びコブが通らないぐらいです。そのおかげで、ラインはより密に平行巻きに近い感じでスプールに巻き取ることができます。これに関しては実際にバスを釣ってないので分かりませんが、PEラインの場合、力いっぱいフッキングをした際の糸カミが少し心配です。