隠れた名品発見


Img_2625_640x427 近所の数店のラーメン店しか知らない人が、「ここのラーメンは日本で一番うまい」って言ったら、誰が信用しますか? 釣りの世界ではこんな人がたくさんいます。発売されたばかりのルアーを「これさえあれば、もう他はいらない」なんて軽々しく発言する人がけっこういます。
 ルアーなんて、どのジャンルでもこれが絶対なんてものはほとんどありません。それぞれに利点や欠点、特徴やクセがあるから、それを理解して使い分ける面白さがあります。
 例えば、クランクベイト。釣り場や状況によって、カラーやアクションの質、ラトルの有無など効く効かないがあります。だから、バスフィッシングは楽しいのです。
 ボクは今回テッケルフロッグを発売しました。個人的に10年以上愛用し続けているフロッグですが、だからといってこれさえあれば、他は要らないなんて考えたことはありません。「井の中の蛙、大海を知らず」では釣り人として、メーカーとして恥ずかしいです。
 フロッグというジャンルもいろいろ使い分けるとますます面白くなります。もちろん、ブームだからと、フロッグゲームをまったく理解していないメーカーが出すフロッグなんて買うに値しませんが・・・。
Img_2627_640x426 先日、津波ルアーズの元木さんと一緒に釣りをする機会がありました。津波ルアーズからリリースされているヴィキタンは、すでに買って持っていたのですが、恥ずかしながらその威力に気づかないままタックルボックスの肥やしになっていました。ところが、今回、ある使い方に気が付いて、すっかり一軍ルアーの仲間入りになりました。
 その使い方とは、スプラッシュイング(スピッティング)です。首振りやポッパーではなく、やや長めでスローなストロークでアクションを入れると、前面に大きく広く水しぶきを飛ばします。これがもう本当に素晴らしい飛沫で、このルアーを今まで知らなかったことが残念でなりません。おかげで、フロッグ用に用意するタックルがまた1セット増えてしまいそうです。

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隠れた名品発見」への5件のフィードバック

  1. GRANBASS

    フラットテイル様 元木さんからヴィキタンの意味聞きました。ビッキにカエルの意味があるみたいですね。ヒキガエルのヒキから来ているのでしょうか? 面白いですね。

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  2. 匿名

    誠様 ボクはカラーの使い分けも重要だと考える側の人間ですし、実際に釣果の差を何度も経験しています。だからと言って、下野さんの考えを否定はしませんが・・・。
     重要なのは、誰が何を言ったかに左右されるのではなく、自身が経験でどう結論を導き出すかだと思います。釣れそうと思えば、不思議と釣れますし、釣れそうにないと思えば、不思議と釣れないものです。

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  3. フラットテイル

    あ、ヴィキタンって名のルアーがあるんですね。知りませんでした。
    ちなみに、前田さんはご存知かもしれませんが、「びきたん」とは九州北部地方の方言で「かえる」の事です。
    九州の人間としてはちょっと欲しいなぁ、コレ。

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  4. ルアーの使い分けは重要だけどカラーの使い分けはまったく持って意味なしって下野さんがいってたな。(チャート、ピンク、黒は差が出るとも)。 まぁ、どっちにしろ自分が信頼するものが一番ってことかな。

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