ブログのキーワード検索を見ていると、相変わらずAリグ(アラバマ系リグ)の作り方が上位にいます。最近ではショップにも多数の便乗商品が並んでいますが、やはり自作したいと思う人も多いようです。
実際、売っている商品でもスナップの強度が不十分なものが付いている場合もあって、結局付け直さないといけないものもありますし、それなら最初から自作した方がマシです。以前にも釣具屋さんですべて揃うAリグの作り方を紹介しましたが、より本格的な方法を紹介します。ボクはAリグを推奨しているつもりはありませんが、完全否定しているつもりもありません。落としどころはフック1本というのがボクの考えです。バスを傷つけないからという理由もありますが、それを言うとデビッド・ダッドリーに偽善者と呼ばれてしまいます。
フック1本を推奨すれば根掛かりがしにくなり、よりAリグの実用範囲が広がり、よりゲーム性が高くなるというのがボクの考えです。フック同士が絡んだりしないので、移動時などもトラブルが減り、取り扱いもしやすくなります。
フック1本ならまわりのダミーは4本にこだわる必要もありません。猿マネして5本にしなければいけない理由もありません。今回はより簡単で強度も十分なら6本リグの作り方を紹介します。
①今回新たに用意するのは大きめのリーリングスイベル、ホームセンターの電気配線コーナーに売っているリングスリーブ、シリコンチューブです。
②1mm径ステンレスワイヤーを真ん中でラジオペンチの先を使って直角に曲げ、同じ要領でコの字に曲げ、さらに凸状に角度を付けます。
③ペンチでコの字の両角を均等に潰すように力を加えると、角が取れて丸く仕上がります。同様にして3本用意します。
④大きめのローリングスイベルに3本のワイヤーを通し、6本をまとめてスリーブに通します。スリーブを潰して固定します。
⑤フロント部のスイベルが遊びすぎないように、シリコンチューブをカットし、スイベルとスリーブに通します。6本のワイヤーの先端部の処理は以前紹介したようなダルマクリップを使うなどしてスナップスイベルをセットして完成です。