ワンルアー・ルールの”とばっちり”


 今回のバスマスターエリートシリーズでAリグを含むすべてのマルチ・ルアーリグが使用禁止となってしまいました。いわゆるワンルアー・ルールです。
 そのとばっちりとなってしまったのがダブルフルーク・リグ(マーク・メネンデスはドンキーリグと呼んでいます)です。日本ではほとんど馴染みがないというか、誰かがダブルフルーク・リグを投げているのを見たことがありませんが、アメリカではかなり浸透しつつあるテクニックでした。エリートプロの中でもKVDを含む複数の選手が得意にしていたのですが、今季から使用禁止になってしまいました。
Mann ダブルフルーク・リグとは2個のスイベルを使って、それそれのリーダーの長さを変え、2個のフルークタイプルアーをノーシンカーでセットして使う方法です。トゥイッチして誘うと、2個のフルークがジグザグにダートしたりして、1個のフルークで誘うよりも集魚効果が高く、バイトを誘発する利点があります。一見すると、かなりブサイクですし、ライン同士がグルグルと巻き付いてしまいそうな感じがしますが、これが意外に絡みません。
 実は最近のエリートシリーズやFLWの試合でもウィニングルアーや上位選手の使用ルアーになったりしています。一番記憶に新しいところでは、2011年のエリートシリーズ、レイクマーレイ戦で優勝したケイシー・アシュリーが使っていました。また、ネットで動画が見られる試合としては、2009年のFLWイースタンシリーズのクラークスヒル・レイク戦があります。優勝したトム・マンJr.(写真)はダブルフルークリグをメインに使っているのですが、他のトップ10選手がリミットメイクすら苦戦するなら、入れ替えを繰り返し、2度もダブルヒットまでしてしまいます。その一部始終がテレビ放送内でバッチリ映っています。
http://www.flwoutdoors.com/flwondemand.cfm

ワンルアー・ルールの”とばっちり”」への1件のフィードバック

  1. Takacee

    今朝B.A.S.S.のメンバーキットが届いたのですが、それに51ベストシークレットと言う豆知識的なブックが入っており、その中のページでフルークではありませんがダブル掛けしたドロップショットが公表されてました。まーこのキットが配信されるときはまだワンルアールールではなかったので仕方ないですがね(苦笑)

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