月別アーカイブ: 2007年5月

マイキーがマネーベイト


Andy_2  先週ビーバーレイクで行われたFLWツアー第4戦、ウォールマートオープンはアンディ・モーガンが逆転優勝し、優勝賞金20万ドルを手にしました。今回のビーバーレイクは例年のスポーニングの時期とは違い、ベイトを追ってスクールしているバスをキャッチすることがキーとなり、事実上位陣はすべてスクール狙いでした。
 アンディもやはりスクール狙いで、さまざまなルアーを使い分けて4日間を戦い抜いたそうです。そのルアーはまさにアメリカの最新の流行を反映したラインナップで非常に興味深いです。定番のシェイキーヘッドにズームのフィネスワーム、フィッシュヘッドスピン&フルーク、タイニーEスイムベイト(ベイビーEのスモールサイズ)、ジャッカルのマイキーを使ったとコメントしています。
 ビーバーレイクと言えば、ウェイクベイトが有効な釣り場でもあり、昨年もCPことクレイグ・パワーズがロングAでトップ10カットを果たしています。第2戦でトリプルインパクトが話題になったように、またしても日本のウェイクベイト、マイキーが大活躍したというわけです。

フレッドにお祝いの電話をしました


Pgrayandfred02  フレッドにようやく電話がつながりました。第一声が”Can you believe this?”だったのが笑えました。フレッドは結局4日間一度もリミットメイクすることなく優勝し、本人もまだ信じられないような感じでした。赤ちゃんはまだ生まれていませんでしたが、フレッドもラッキーベイビー誕生を楽しみにしていました。
 フレッドはハイロックレイクではスクリュードアップジグヘッドに7インチのロボワーム(オックスブラッド)を使い、レイク・タウンゼンドは4インチのロボワーム(マルガリータ・ミューティレーター)のドロップショットで釣ったそうです。
 フレッドは今回の優勝で25万ドルを手にしたばかりか、現在エリートシリーズでもランキング7位の大活躍で、ムービング・フォワード・アワード(MFA)でもトップを走っています。MFAとは昨シーズンのランキングと今シーズンのランキング順位の差が最も大きい選手に贈られる賞で、いかにスランプを克服したかを評価するものです。フレッドの昨シーズンの年間ポイントランキングは69位でしたが、今季は安定した成績で現在7位です。フレッドは初のクラシック出場も見えてきました。「クラシックが決まったら一緒にプラしよう」とメジャータイトルを手にしても、フレッドは相変わらずでした。もうすぐパパになるフレッドの今後の活躍に注目です。

「釣ったバスはすぐにリリースするのがベスト」


Imgp2871  現在、発売されているルアーマガジンの並木さんの記事内に素晴らしい内容が載っていました。さすがは並木さん。こういうコメントはどんどん掲載してほしいものです。と同時に今まで広告主の提灯記事ばかり書いて、トーナメントでもないのに取材中に釣ったバスをキープして、両手に持ちきれないバスを持った低レベルの写真を撮りまくった編集部は反省するべきではないでしょうか。(注:バサーではトーナメントの記事以外では、両手に複数のバスを持つ写真が掲載されることはありません)
 ところで、恐れながらOSPの代表である並木さんにも一言申したいと思います。OSPのプロスタッフに名を連ねる琵琶湖のガイドの中には、かなり下品な写真を撮りまくっている”困ったさん”がいます。プロスタッフというのは、メーカーの顔でもあるわけですから、いくら代表の並木さんが素晴らしい発言をしても、バスへの愛のかけらもない低レベルのガイドをOSPが応援すれば、せっかくの発言が台無しです。それどころか、そんな嫌悪感を覚える写真を見せられれば、メーカーにとってはイメージダウンではないでしょうか? OSPとしてはそんなプロスタッフはクビにするべきだと思います。
これはOSPに限ったことではありません。メーカーの看板を背負ったガイドたちが毎日多くのバスを不要にキープして痛めつけています。もちろん、すべてのガイドではありませんが・・・。今回の並木さんの発言はたいへん素晴らしいことですし、影響力の大きな並木さんには、どんどんバスを守る発言をしていただきたいと思います。これを機会に1人でも多くのガイドがこれまでの恥ずべき行為を悔い改めてくれたら嬉しいのですが・・・。

100万ドルはキャッチできず


Banner_1_1  以前、ココでケンタッキーバーボン・ウィスキーの人気ブランド、アーリータイムズが”Reel In One Million Dollars”という面白いプロモーション企画をしていると紹介しましたが、22歳のイリノイ州のマルコ・トルボヴィックが8000人以上の応募の中から見事当選し、5月12日ジョージア州レイク・レニアでケヴィン・ワースト一緒にタグ付きのバスを狙って釣りを楽しんだそうです。残念ながら、100万ドルのタグ付きバスをキャッチすることはできなかったそうですが、エリートプロとの楽しい貴重な時間を過ごすことができたようです。こんな夢のある企画が行われるアメリカは羨ましいですね。

JOIN THE BEST


Kistler

 先日、FLWイースタンシリーズ・ダーダネル戦を優勝したマット・ヘレンですが、日本では無名と紹介しましたが、アメリカではキスラーロッドのカタログに昨年のFLWツアーAOYのアンソニー・ギャグリアルディとスコット・マーチンと一緒に裏表紙を飾るほどのFLWを代表するアングラーです。

Eチップ入ってます


Imgp2820  先日、ウィグルワートのそっくりさん、Brad’sのウィグラーを紹介しましたが、このメーカーには同じシリーズにEチップ・ウィグラーというものがあります。リップの付け根にステンレス製のチューブが外付けされているだけのものです。このチューブはEチップというもので、プロ・トロール社が開発したものです。
Imgp2822  Eチップはただのラトルではありません(ウィグラーのボディー内部にはしっかりラトルが入っています)。ステンレス製のチューブの中には、やはりステンレス製のボールが入っていて、チューブの片方の端には特殊なセラミック・クリスタルが入っているそうです。そして、ボールがチューブ内を動いて両端にヒットする度に、微少なエレクトリック・インパルスを発するというのです。
Imgp2827   この波動が弱ったベイトフィッシュの波動に近いそうで、フィッシュイーターの活性を上げる効果があるというのです。いわば、小さなBSX(バイオソニック)といったところでしょうか? 確かに振ってみるとわずかにボールが入っているのが分かりますが、そんなエレクトリック・インパルスなんか感じることはできませんので、本当なのかどうかは眉唾ですが、信じて使えば、効果を感じることができるでしょうか?
http://www.protroll.com/echip.html
http://www.bsfishtales.com/

BMFバーブ? BMFスライス?


Imgp2846   リアクション・イノベーションズの新製品”BMFバーブ”が発売されました。アンドレたちは以前からBMFフック(ストレートフック)にズレ防止のケンを熱収縮チューブを使って自作していた(FLWマガジンでも紹介)のですが、これにピッタリの熱収縮チューブをカットして販売したというわけです。このBMFバーブはチューブの内側に接着剤のようなものが塗られていて、熱を加えるとそれが溶け出し、冷めると硬化し、通常の熱収縮チューブよりも硬くしっかり止まります。薄くて低温でも素早く収縮するチューブはアシストフック用などとして釣具屋さんでも売っていたりしますが、これだと1匹釣っただけでチューブが弛んだり外れたりしますが、このチューブは数匹釣ってもビクともしません。ワームがほとんどズレないので、トラブルが少なく、フッキング率も高くなります。正直、1度これを使うと、ノーマル仕様でのストレートフックは使えなくなってしまいます。
Imgp2850  このBMFバーブはストレートフックだけでなく、オフセットフックにも使えます。日本ではワームのズレ防止用のシリコンストッパーが売られていますが、ズレ防止効果では熱収縮チューブの方が断然高いです。しかも、シリコンストッパーはワームの付け替えが面倒(ラインをカットして、アイ側からワームを刺してからラインを結ぶ)ですが、熱収縮チューブならそのままノーマルフックと同様にハリ先側からワームがセットできます。
 ところで、エサやワームのズレ防止用のケンは、バーブとは呼ばず、本当はスライスと呼ぶそうです。アンドレに「間違ってるで!」と指摘すると、「そんなん気にするのは日本人ぐらいや」と言われてしまいました。確かにロボワームのフックもリバーブフックという名前ですし、バーブでも通じるようです。ウィグルやウォブルなど、ボクは何でも気にしすぎる性格なんでしょうか?

ウィグルとウォブル


 ルアーのアクションをウォブルやロール、ウィグルなどと表現しますが、これらの違いを正確に使い分けることができる人ってどれぐらいいるでしょうか? ウォブルとロールは対照的なアクションで、区別しやすいですが、ウィグルってどんなアクションなんでしょうか? というのも日本ではウィグルアクションをロール系という人やウォブル系という人がいて、全く正反対の見解で、いったいどっちが正解なのかよく分かりません。日本では一般にタイトウィグルという表現はよくされますが、ワイドウィグルという表現はあまり耳にしません。ボク自身はウィグルという表現をできるだけ避けて、使わないようにしています。実際、アメリカでもウィグルという表現はあまり耳にしないような気がします。
 ウィグルを辞書で調べると「揺れ動く」とか「よろよろ進む」、「体をくねらす」という意味だと解説しています。これだとロール系ともウォブル系とも言えないことがないですが、ウィグルワートやウィグルO、Brad’sのウィグラーのアクションを見る限り、ロールはほとんどしていません。リップを左右に激しく振るウォブリング系のアクションです。数人のアメリカ人に聞いたところ、ウィグルはウォブリングに近い(同じ?)アクションで、ロールではないという意見ばかりでした。ウィグルはウォブリング系ということでいいのでしょうか? またその場合の明確な違いはあるのでしょうか?

奇跡の名作?ウィグルワート 番外その5


Imgp2805  ラッキークラフトのジェラルド・スウィンドルシグネーチャーモデルのFat CB GDS Mini DR(名前が長い!)は明らかにウィグルワートを意識したクランクベイトです。さすがは日本のメーカーだけあって、丸コピーなんてプライドのない恥知らずなことはしませんが、ラッキークラフトらしさをキープしつつ、ウィグルワートの特徴を取り入れうまくアレンジしているのが分かります。ジェラルド・スウィンドル自身も旧モデルのウィグルワートを愛用していると聞いたことがありますから、ラッキークラフトも奇跡の名作を超えるルアーを作ろうと挑戦したんでしょうか。
Imgp2808  Fat CB GDS Mini DRはウィグルワートのようなリップを激しく左右に振るワイドウォブルアクションです。まだ使い込んだわけではありませんが、引き心地も重すぎず軽すぎず、いい感じです。どちらが深く潜るかはまだハッキリしていませんが、Fat CB GDS Mini DRの方が最深度に達するのが早く、プロダクティブゾーンが長い気がします。また、根掛かりもウィグルワートよりはしにくいような気がします。ラトル音は旧モデルのウィグルワートのような鈍いコトコト音を発します。このあたりはジェラルドのこだわりを感じます。
 ただ、ウィグルワートの真骨頂、イレギュラー千鳥足アクションはFat CB GDS Mini DRには起こりません。いわば、規則正しく泳ぐウィグルワートといった感じです。ボクとしては千鳥足アクションがないのが少し残念でしたが、ラッキークラフトのような日本の技術でルアーを作ると、規則正しく真っ直ぐ泳いでしまうのでしょうか。

誰のボートが最も熱い?


Hottest  B.A.S.S.エリートシリーズに参戦する選手は自身のボートにラッピングを施すのが義務付けられていますが、今シーズンも昨シーズン同様、B.A.S.S.のサイト上で”HOTTEST RIG RUNNING”という投票が行われています。要は誰のボートが一番かっこいいか、みんなで投票して決定しようというものです。下記サイトでエリート選手全員のボートの写真を見ることができます。
http://sports.espn.go.com/outdoors/tournaments/elite/news/story?page=b_sweeps_hottest_rig_boats_ab
Reynoldsmikeboat  ちなみに昨シーズンはマイク・レイノルズのボートが選ばれ、賞金1万ドルを手にしました。マイクはスポンサーのラッピングではなく、自腹で愛国心を示すメッセージを表現したラッピングを制作しました。具体的には陸軍、海軍、空軍、海兵隊等のロゴの上に、"These Colors Don’t Run!(彼らは決して逃げ出さない)"と記したのでした。このインパクトあるメッセージが指示され、圧倒的な得票数で初代"HOTTEST"ラッピングボートに選ばれたのでした。残念ながら、マイクは今シーズンはエリート出場を断念しています。
 ボートのラッピングの義務付けはESPNがエリートシリーズを始めるにあたり、各選手のキャラクターを強調して、よりエンターテイメント性の高いトーナメントを目指す試みでしたが、実際のトーナメントのテレビ放映は決勝のトップ12人だけしか紹介されない上に、決勝に出場した選手もB.A.S.S.側が用意したB.A.S.S.のスポンサーのラッピングが施されたオフィシャルボートに乗り換えて釣りをしなければならないので、各選手がラッピングボートを広くアピールするチャンスがないという矛盾が生じているのが現状です。ボートのラッピング代は4000-5000ドルは掛かるそうで、費用対効果が低ければ、ラッピング代を負担するスポンサーを探すのも一苦労という状態です。最近のラッピングは釣り業界のスポンサーに限らず、他業種のラッピングが目に付きます。バスボートといえども、実際はトレーラーに引かれて全米を走り回っているときの方が広く多くの人に見られているのが現状であり、費用対効果を考えれば、釣り業界以外のスポンサーの方がメリットがありそうな気がします。
Kennedyjamesboat  今シーズンもマイク・レイノルズ同様に、メッセージを込めたラッピングがあります。特にボクが目を引いたのはルイジアナ州出身のジェームズ・ケネディーのボートです。ハリケーンカタリナで大きな被害を受けた地元ニューオーリンズへの復興の願いを込めてニューオーリンズの風景をバックに"Bring Back New Orleans."と記しています。ジェームズ・ケネディーのボートにどれほどの得票が集まるか注目です。