B.A.S.S.エリートシリーズに参戦する選手は自身のボートにラッピングを施すのが義務付けられていますが、今シーズンも昨シーズン同様、B.A.S.S.のサイト上で”HOTTEST RIG RUNNING”という投票が行われています。要は誰のボートが一番かっこいいか、みんなで投票して決定しようというものです。下記サイトでエリート選手全員のボートの写真を見ることができます。
http://sports.espn.go.com/outdoors/tournaments/elite/news/story?page=b_sweeps_hottest_rig_boats_ab
ちなみに昨シーズンはマイク・レイノルズのボートが選ばれ、賞金1万ドルを手にしました。マイクはスポンサーのラッピングではなく、自腹で愛国心を示すメッセージを表現したラッピングを制作しました。具体的には陸軍、海軍、空軍、海兵隊等のロゴの上に、"These Colors Don’t Run!(彼らは決して逃げ出さない)"と記したのでした。このインパクトあるメッセージが指示され、圧倒的な得票数で初代"HOTTEST"ラッピングボートに選ばれたのでした。残念ながら、マイクは今シーズンはエリート出場を断念しています。
ボートのラッピングの義務付けはESPNがエリートシリーズを始めるにあたり、各選手のキャラクターを強調して、よりエンターテイメント性の高いトーナメントを目指す試みでしたが、実際のトーナメントのテレビ放映は決勝のトップ12人だけしか紹介されない上に、決勝に出場した選手もB.A.S.S.側が用意したB.A.S.S.のスポンサーのラッピングが施されたオフィシャルボートに乗り換えて釣りをしなければならないので、各選手がラッピングボートを広くアピールするチャンスがないという矛盾が生じているのが現状です。ボートのラッピング代は4000-5000ドルは掛かるそうで、費用対効果が低ければ、ラッピング代を負担するスポンサーを探すのも一苦労という状態です。最近のラッピングは釣り業界のスポンサーに限らず、他業種のラッピングが目に付きます。バスボートといえども、実際はトレーラーに引かれて全米を走り回っているときの方が広く多くの人に見られているのが現状であり、費用対効果を考えれば、釣り業界以外のスポンサーの方がメリットがありそうな気がします。
今シーズンもマイク・レイノルズ同様に、メッセージを込めたラッピングがあります。特にボクが目を引いたのはルイジアナ州出身のジェームズ・ケネディーのボートです。ハリケーンカタリナで大きな被害を受けた地元ニューオーリンズへの復興の願いを込めてニューオーリンズの風景をバックに"Bring Back New Orleans."と記しています。ジェームズ・ケネディーのボートにどれほどの得票が集まるか注目です。

ボートのラッピングはすごくかっこいいのですが、Elite Seriesの開催される地域は南部と西海岸のごく一部、北部のごく一部のみで、全米で一番金持ちが多い、東海岸はバスフィッシングは全くの不人気で、ファンが低ー中所得層の南部ではどれだけラッピングの効果があるのかが不明ですよね。東海岸の人間がバスフィッシングを大好きになれば、効果はあがるのでしょうけど。つまりはBASSファンはどの会社とどのプロが何をプロモートしているかは知っているけど、実際に購入する金がないというのが現状でしょうか・・・。バスフィッシングファンの何%の人間がフルリグのバスボートを持って、LowranceやMotorguide、Mercury、TritonとTundraを買えるのか・・・ということですね。はっきり言って30%以下です。