先日、パクリにも悪意あるパクリとリスペクトのあるパクリがあると書きましたが、パクリにはもう一つ、非常識なパクリがあるようです。5月3日のニュースステーションで放映された中国の北京石景山游来園(Shijingshan Amusement Park)は、まさにそんな非常識なパクリそのものでした。中国国営であるにも関わらず、ラインセンス無許可でディズニーランドをそっくり模倣した遊園地を作って、「ディズニーランドは遠すぎる」からと涼しい顔で関係者が開き直りのコメントをし、来場者である中国人は「何が悪いの?」「別にいいじゃない」と”知的財産”という価値観そのものが完全に欠如しています。ボク達の常識が通用しないわけですから、ケンカにもなりません。
国営企業がこれだから、民間の中小規模企業に「知的財産を尊重しろ」なんて言うだけ無駄というか、知的財産とは何かを理解してもらうことすら困難なようです。さらにズル賢い連中は模倣では飽きたらず、偽物を合法的に本物にしてしまうから手に負えません。”クレヨンしんちゃん”は中国の偽物業者が本家よりも先に中国本土で商標権を取ってしまったので、本家の”クレヨンしんちゃん”が裁判で負け、中国では偽物扱いとなってしまうそうです。
これはルアー業界にも言える大問題です。パクるしか能がないRiver2Sea(リバー・ツー・シー)は、日本のルアーを片っ端からコピーして世界中で涼しい顔して商売していますが、最近、そのRiver2Seaの偽者まで登場したというから、なんでもありです。要はRiver2Seaが商標権を取っていない国で別の業者がRiver2Seaの商標権とって、合法的にパクリの偽物を販売し始めたというのです。ホームページやロゴまでそっくりなので、どっちがどっちかも判別が難しい状態です。しかも偽物のホームページに本物のアメリカオフィスのホームページへのリンクが貼られているから、もう訳が分かりません。一方で、この偽River2Seaは本物とグルという疑いもあります。
これは日本の業界にとっては対岸の火事ではありません。日本のブランドはアメリカ、ヨーロッパでますます認知度が上がっています。例えば、日本の有名ブランドメーカーでも、海外でブランド名の商標権を中国人に先に取られたら、本家の商品を海外で売ることができず、偽物がそのブランド名で海外で合法的に商売することができるというわけです。それはルアーの商品名1個1個についても言えることです。日本は今やパクるネタの宝庫です。River2Seaのようなクソメーカーが今後次々と生まれないことを祈るばかりです。
「本物River2sea」
http://www.river2sea.com/
「本家River2sea(アメリカオフィス)」
http://www.river2seausa.com/
「偽River2Sea」
http://www.river2sea.com.cn/
パクリ屋の偽者まで登場
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