ペイバック率について考える その3


 バスマスター・サザンオープン初戦が終了し、正確なペイアウトが発表されたので、今度はバスマスターオープンについて検証してみました。
 今回の試合は200人のプロがエントリーしました。エントリフィーは1500ドルですので、エントリーフィーの総額は1500x200=30万ドルです。一方の賞金ですが、優勝はキャッシュは8533ドルですが、副賞としてバスボートがもらえます。これをバスマスター側は4万ドルとして現金換算していますので、総額は4万8533ドルとなります。2位は2万267ドル、3位は1万5200ドル、4位は1万3850ドル、5位は1万1867ドル、6位は 1万133ドル、7位は8533ドル、8位は6800ドル、9位は5067ドル、10位は4667ドルとなっていて、40位の2133ドルまで賞金が下がりながらペイバックされています。その総額は23万4258ドルとなっています。
 ペイバック率は単純計算で約78パーセント、差額は6万5742ドルとなります。 先日行われたRAYOVAC FLWシリーズが同じエントリーフィーでほぼ同規模の大会ですが、そのペイバック率84%に比べると、6%悪い還元率となります。もちろん、オープンの優勝者はクラシック出場のボーナスがありますが、RAYOVAC FLWシリーズはシーズン最後にエントリフィー無料のチャンピオンシップ(賞金総額22万2500ドル)もあります。
 そう考えると、同じエントリフィーを払うなら、バスマスターオープンよりもRAYOVAC FLWシリーズの方がお得ということになり、逆の見方をすれば、バスマスターはオープン戦でしっかり儲けを出していることになります。もっと違う見方をすれば、FLWはより多くのスポンサーに経費を頼っているということになります。

ペイバック率について考える その3」への4件のフィードバック

  1. GRANBASS

    deyama様 主催者側は現金化はしてくれません。通常、ボートを現物支給するのではなく、権利をくれます。つまり、自身でカラーオーダーできるわけです。専門の買い取り屋がいるわけではありませんが、ディーラーに委託で販売したり、自身がセルバイのオンラインサイトで売ったりしています。

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  2. deyama

    毎度お世話になります。
    そのオープン戦の優勝賞金のことでずっと気になっていたのですが、副賞のバスボートの取り扱いは現実的にはどうしているのでしょうか?
    オープン参戦選手となれば、各自かなり気合を入れたマイボートがあるでしょうし・・・。
    B.A.S.S.側が現金化するのですか?それとも買取屋みたいな人が存在するのですか?

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  3. GRANBASS

     JBは賞金を公表していませんが、優勝が250万円、2位で120万円、3位で60万円ぐらいあると聞いたことがあります。この総額だけで430万円あります。エントリーフィーが10万円で60人ならエントリフィーの総額は600万円ですから、10位まで賞金を払っているとなると、ペイバック率は90%ぐらいあるんじゃないでしょうか? 決して悪くないですよ。
     もちろん、エリートやFLWツアーの方がペイバック率ははるかにいいですけど・・・。

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  4. 匿名

    なんとなくトップ50よりよっぽどペイバック率が良さそうに思えますが、スポンサーの差とかなんですかね?
    そんな事無かったらすみませんが。

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