月別アーカイブ: 2013年11月

緊急来日


Aaron15

 なんとメガバスのUSプロスタッフのアーロン・マーテンス、ルーク・クラウセン、クリス・ザルデインがメガバスの招待で緊急来日するニュースが入ってきました。大阪のメガバスギャラリーにてサイン会等のイベントが11月15日に行われるそうです。
 日本でこの3人を一番よく知っているボクとしては、ぜひとも顔を出したいところですが、残念ながらどうしても行けません。
 せっかく、わざわざ日本まで来るので、時間のある人はぜひ、顔を出して歓迎してほしいです。さすがにアーロンは知っている人が多いと思いますが、ルーク・クラウセンやクリス・ザルデインは知らないという人がいると思います。そこで、お節介ながら、ボクからの2人の紹介です。
 ルークはバスマスタークラシックとFLWのチャンピオンシップの両方を制した2人の内の1人です。ちなみにもう1人はディオン・ヒブトンです。今はFLWを中心に活動していますが、2013年はランキング9位、2012年はランキング6位と、常に上位で安定した成績を残しています。
 クリスは現在29歳、今季がエリートシリーズ2年目の若手です。ウェスタン出身のアングラーで、FLW系のウェスタンの試合に出場していましたが、2011年にセントラルオープンに初参戦し、強豪を抑えてAOYとなってエリートシリーズにクオリファイしました。2012年のルーキーイヤーはランキング69位でフィニッシュしましたが、今季はランキング8位でフィニッシュし、初のクラシック出場を決めました。今やストライクキングとも契約し(メガバスとはロッドの契約)、ブランドン・パラニュークやJVDと並ぶ次世代を担うアングラーとして注目されています。
 クリスはビッグベイトを得意としていて、エリートシリーズで今季決勝に残ったウェストポイントレイクの試合でロマンメイドのS字系のルアーでバスをキャッチするところが放送されました。今年のトヨタ・テキサスバスクラシックで6位になったときもロマンメイドを投げていたそうです。
 2人に質問する機会があるなら、その辺りを参考に質問してみてはいかがでしょうか?
http://www.megabass.co.jp/site/information/20131031a/

ブレント・チャップマンのビッグスプーン


P1100531_640x566 ウルトラディープクランク同様、マスターしたいルアーにビッグスプーンがあります。この釣りは昨年、宮崎友輔さんから直接レイクフォークで教えてもらいましたが、結局、その後なかなか出番がなく、確信を持ってやり続けられるまでに至っていません。
 ただ、先月のクリアレイク戦でも出番はあったはずで、自分の引き出しになかったことが悔やまれました。そんなわけで、早速今秋はスプーンを投げに行こうと思っているのですが、Dスプーン以外にもメスベイトのフラッタースプーンを手に入れました。
 シンプルなルアーですが、いろいろなルアーを試すことで、よりルアーの特性や善し悪しが分かることもあります。このメスベイトのフラッタースプーンは、Dスプーンよりも幅広で、やや肉厚が薄い感じです。ブレント・チャップマンのシグネーチャーモデルで、表面がケイムラのようなUVコートがされているのが特徴です。その他、フッキング率向上とバラシ軽減のため、スプリットリングを2個介してフックを装着しています。
http://www.mesubait.com/

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求むバスオブジャパンの改革 その4


 バスマスタークラシックに出るには、現在どんな方法があるでしょうか?
 まずは全3戦のバスマスターオープンのセントラル、サザン、ノーザンディビジョンのどれかにフル出場し、その3戦中のどれかで優勝する方法があります。エントリーフィーは1戦あたり1500ドルで誰でも出場できます。時間に余裕があって、試合経費(エントリーフィー、ガソリン、宿泊等)に1シーズンあたり100万円ぐらい用意できるなら挑戦できるでしょう。ただし、エリートプロやFLWツアープロの強豪も顔を出しますから、優勝するのはかなりハードルが高いですが・・・。
 または、全3戦のバスマスターオープンのセントラル、サザン、ノーザンディビジョンのどれかにフル出場し、年間ポイントランキングを5位以内でフィニッシュ(すでにハードルは高いです)し、エリートプロに昇格します。翌年、1試合のエントリフィー5000ドルのエリートシリーズに全8試合出場し、優勝するかまたは年間35位でフィニッシュする方法があります。最短でも2年掛かりますし、エリートシリーズを1シーズンフルエントリーするだけで、試合経費に600万円ぐらい掛かるでしょうか。日本にそうそう帰ってこれませんから、仕事は無理です。もちろん、何年掛かってもクラシックに出られない選手もたくさんいます。まあ、夢はありますが、途方もない夢です。リスクが大きすぎます。人生そのものをバクチできる人しかオススメできません。
 続いて、大穴のフェデレーション枠を狙う方法です。バスオブジャパンに入会し、まずは年間チャンピオンを目指します。総勢20人程度の頂点に立てばいいだけですから、1年目でも可能性があります。費用的にも時間的にも、一般サラリーマンでも実現可能です。続いてフェデレーションのチャンピオンシップに出場します。試合ではボートやトラックはオフィシャルが用意してくれますから、必要なのは飛行機代ぐらいです。可能ならプリプラをして、本戦に臨みたいです。この一発勝負で、クラシックの切符が手に入ります。極めて現実的で、難易度もその他の方法に比べて、比較にならないほど可能性が高い方法といえるでしょう。
 さあ、皆さん、バスオブジャパンに入会して、アメリカンドリームを手に入れませんか? 日本人で8人目のクラシック出場を決めるのはあなたかもしれません。肝心の入会方法ですが、実はこれが一番難易度が高いわけですが・・・。そんな閉鎖的な団体に、なぜか、そうそうたる日本のメーカーがスポンサーに名を連ねているから不思議です。

前方の闇をスポットライト


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 ハミンバードがオニキスシリーズを発表した同日、ローランスはスポットライトスキャンを発表しました。こちらも負けてません。
Spotlightscan_transducer_spotlights スポットライトスキャンは、新しいシリーズではなく、HDS Gen2タッチに対応した新しいトランスデューサーです。従来は自分が通過してからスクリーンに映し出されるわけですが、スポットライトスキャンは自身の前方の様子を映し出すことが可能となります。ハミンバードの360イメージングみたいな大げさな装備は必要ありませんし、お値段も500ドルとお手頃です。
 ちなみに、タッチモデルではなくHDS Gen2を持っている人でも、別売りのソナーハブを購入すれば、スポットライトスキャンが使えるそうです。http://www.lowrance.com/Root/Lowrance-Documents/US/Spotlight.pdf

ハミンバードのタッチパネル


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 10月31日、フロリダ州フォート・ローダーデールで開催されているインターナショナルボートショーで、ハミンバードのタッチパネルモデル(クロスタッチ)機能の新モデル、オニキスシリーズとイオンシリーズが発表されました。バスアングラーはオニキス、ソルトウォーターアングラーにはイオンという感じらしいです。
 未だにスマホすら持っていない時代遅れのボクにはハミンバードユーザーなのに、記事を読んでも何のことなのかさっぱりです。どんどん、高機能になっていく魚探ですが、今度のモデルのお値段も気になります。
http://www.humminbird.com/onix/

求むバスオブジャパンの改革 その3


 フェデレーション・ネイションのチャンピオンシップは全米のアラスカやハワイ、ノースダコタを除く47州とカナダ(オンタリオ州)、日本、イタリア、スペイン、南アフリカ、ジンバブエ、メキシコの7カ国の代表選手が一堂に会して争われます。ちなみにバスフィッシングが比較的盛んな韓国はまだ入っていません。
 それぞれのフェデレーションはノース、ミッドアトランティック、セントラル、サザン、イースタン、ウェスタンの6つのディビジョン(ブロック)に分けられ、チャンピオンシップは優勝しなくても、それぞれのディビジョンの中でトップでフィニッシュした選手がバスマスタークラシックに招待されます。B.A.S.S.がオープンの年間上位選手のクラシック出場枠を廃止しても、フェデレーション枠の6人を削らないのは、フェデレーションが各州で地道なボランティア活動等をしているからでもあります。
 実はチャンピオンシップへの出場は簡単ではありません。海外組は別ですが、アメリカの各州のフェデレーションは年間のトーナメントを行い、年間の上位12名+2名が各ディビジョン(ブロック)のトーナメントを行います。そこで各フェデレーション14名の中で一番だった選手が、チャンピオンシップに選出されます。
 バスマスタークラシックを観戦した人なら分かると思いますが、無名なはずのフェデレーション枠からの出場選手がウェイインに登場すると、エリートプロ以上の大きな声援が飛び交うことがあります。同じフェデレーションのメンバー、チームメイトの多くが、自分たちの代表を称え、応援に駆けつけているのです。そして、選手はスピーチでそれに応えます。なんとも感動的なシーンです。
 ちなみにバスオブジャパンの場合は、現在、ホームページの試合結果を見る限り、ウェスタン、イースタンに分かれ、それぞれ10名前後で競い、最終的にウェスタンとイースタンの交流試合を経て、代表選手を選出しているようです。身内の談合みたいなものです。チャンピオンシップの出場もそんなに真剣に頑張らなくても、何年かやっていると、そのうちまた順番が回ってくるぐらいに考えているんでしょうか。
 アメリカのフェデレーションの選手が知ったら、バスオブジャパンに参戦したがる人が出てくるかもしれません。ちょうど、甲子園に出場したいために、強豪校の少ない県の高校の野球部に入るみたいに・・・。

Fedtoclassic_2012