日別アーカイブ: 2013年11月14日

エリートシリーズの降格者ゼロへ


 バスマスターオープン枠からの15人のエリート昇格権利者の内、14人がエリート参戦を表明した前例のない事態の余波が、エリートアングラーにも広がっています。例年ならオープン枠からのエリート参戦希望者が少なく、結局エリートアングラーの降格組が毎年繰り上げになっていましたが、今季はルール通り実行すると、今季成績の悪かった10人がエリート降格となってしまいます。
 そこで降格組に回った選手の中で、今までは救われていたのに、今季だけ落とされるのは納得がいかないという話になったのか、急遽B.A.S.S.は来季のエリート降格はゼロにすると発表したみたいです。せっかく明文化したルールがあっても、それをルール通り実行できなかったわけです。
 B.A.S.S.はこれまでも何度かエリート枠の縮小化を図ってきましたが、長年のB.A.S.S.への貢献度を加味しろとか、たまたまスランプの年だってあるわけで、もっと総合的に判断しろとか、スポンサーの関係などもあり、実現できないままでいました。実際、エリートを降格して、再びオープン枠からエリート復帰を目指すのは、かなり狭き門になっています。エリートは入るのは難しいが、一度入るとなかなか落ちないというのが今のエリートシリーズということになります。実際、選手の中にも成績が悪くても、自分は落とされないという安心があったのも事実です。
 個人的にはルールは厳格にし、例外を作らず成績の悪い選手は落とし、オープン枠から毎年キッチリ15人入れた方が、よりレベルの高い試合になると思うのですが・・・。
 エリートシリーズの中でも自ら来年の参戦を辞退する選手も出てくると思いますが、一方で、マーク・メネンデスとバイロン・ベルヴィックが来シーズン帰ってくるみたいなので、エリートは最終的に当初の105人枠から最大115人まで増えそうです。

http://www.bassmaster.com/news/2014-bassmaster-elite-series-field-be-expanded
http://www.bassfan.com/news_article.asp?ID=4713#.UoRIM4yCjIU