求むバスオブジャパンの改革 その4


 バスマスタークラシックに出るには、現在どんな方法があるでしょうか?
 まずは全3戦のバスマスターオープンのセントラル、サザン、ノーザンディビジョンのどれかにフル出場し、その3戦中のどれかで優勝する方法があります。エントリーフィーは1戦あたり1500ドルで誰でも出場できます。時間に余裕があって、試合経費(エントリーフィー、ガソリン、宿泊等)に1シーズンあたり100万円ぐらい用意できるなら挑戦できるでしょう。ただし、エリートプロやFLWツアープロの強豪も顔を出しますから、優勝するのはかなりハードルが高いですが・・・。
 または、全3戦のバスマスターオープンのセントラル、サザン、ノーザンディビジョンのどれかにフル出場し、年間ポイントランキングを5位以内でフィニッシュ(すでにハードルは高いです)し、エリートプロに昇格します。翌年、1試合のエントリフィー5000ドルのエリートシリーズに全8試合出場し、優勝するかまたは年間35位でフィニッシュする方法があります。最短でも2年掛かりますし、エリートシリーズを1シーズンフルエントリーするだけで、試合経費に600万円ぐらい掛かるでしょうか。日本にそうそう帰ってこれませんから、仕事は無理です。もちろん、何年掛かってもクラシックに出られない選手もたくさんいます。まあ、夢はありますが、途方もない夢です。リスクが大きすぎます。人生そのものをバクチできる人しかオススメできません。
 続いて、大穴のフェデレーション枠を狙う方法です。バスオブジャパンに入会し、まずは年間チャンピオンを目指します。総勢20人程度の頂点に立てばいいだけですから、1年目でも可能性があります。費用的にも時間的にも、一般サラリーマンでも実現可能です。続いてフェデレーションのチャンピオンシップに出場します。試合ではボートやトラックはオフィシャルが用意してくれますから、必要なのは飛行機代ぐらいです。可能ならプリプラをして、本戦に臨みたいです。この一発勝負で、クラシックの切符が手に入ります。極めて現実的で、難易度もその他の方法に比べて、比較にならないほど可能性が高い方法といえるでしょう。
 さあ、皆さん、バスオブジャパンに入会して、アメリカンドリームを手に入れませんか? 日本人で8人目のクラシック出場を決めるのはあなたかもしれません。肝心の入会方法ですが、実はこれが一番難易度が高いわけですが・・・。そんな閉鎖的な団体に、なぜか、そうそうたる日本のメーカーがスポンサーに名を連ねているから不思議です。

求むバスオブジャパンの改革 その4」への6件のフィードバック

  1. shonan オーブ

    初めまして、元バスオブのメンバーです
    バスオブでやってみたいですか??
    喜んで紹介しますよ!!
    過去にネットで関心を持ってトーナメントに出て来られた方もいたような気がします・・・
    アマチュアの団体である事を理解してもらえますか?
    トーナメントは楽しいですよ!!

    返信
  2. GRANBASS

    deyama様 確かに会員を増やす努力をしていないのは大問題だと思います。フェデレーションは毎年、日本代表のためにバスボートやトラックを用意しているわけですが、その費用もバカになりませんから。
     一方で、バスオブジャパンのメンバーではなくても、日本でもB.A.S.S.のメンバーになっている人はたくさんいます。少なくともバスオブジャパンのメンバーよりも多いでしょうね。

    返信
  3. deyama

    一連のお話をお伺いする限り、本当に摩訶不思議な団体ですね。
    大昔の『Basser』誌では時々大会結果報告がありましたが、最近は築山選手が出るまで団体の存在を忘れていました。
    ところで、本家BASSが、各フェデレーションの活動状況等の確認・評価や、組織維持の条件などを、どのように決定しているのか、それが一番知りたいです。会員募集が公になされてないとしたら、BASSの下部組織としては問題でしょう。何処の会員が払う会費も、BASS全体でみると活動資金の一部になっているでしょうから。本家公式ウェブサイトやバスマスターマガジンでは、「JOIN B.A.S.S.」って、合言葉のように出てきますよね。少なくとも私は、日本で聞いたことがありません。
    「日本代表」として、世界一の舞台で戦うかもしれない人を出すなら、「開かれた形」で、皆が認める日本で一番強い人に出てもらいたいです。第2のブライアン・カーチャルは日本から出す!くらいの気持ちで(死んでしまったら困りますが)。

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