2011年大ヒットのルアーは? その2


 今季のhttp://granbass-blog.teckellure.com/2011/06/2011_37ae.html”>大ヒットルアーはメガバスのワンテンミノーだと紹介しましたが、そのきっかけとなるFLWツアー・ビーバーレイク戦のテレビ放送の模様はご覧いただけましたでしょうか? この試合はまさにワンテンミノーのためのプロモーションビデオのような試合となりました。放送は終始ワンテンが繰り返し登場し、まさに”ワンテン祭り”と呼べるものでした。この試合で賞金圏の50位以内に入った人のほとんどが少なからずワンテンをキャストしたと言われるぐらいですから・・・。
 この試合は1位~5位すべての選手がワンテンをメインにキャストしていました。優勝のブライアン・スリフトはダミキのプロスタッフで、ダミキにはワンテンを意識したようなスリムジャック・ジャークベイトがありますが、それでもワンテンを使っていました。2位のステイシー・キングはジャークベイトの使い手としても有名で、自身のシグネーチャーモデルのラッキークラフトによるバスプロショップ限定のSKジャークがあるにもかかわらず、ワンテンミノーを使っていました。トップ10には入りませんでしたが、25位入賞のブレット・ハイト(エバーグリーンのプロスタッフ)がバスをキャッチするシーンもテレビでチラッと登場しますが、ヒットルアーはワンテンが写っています。さすがに、これは説得力があります。

 FLWのテレビでこんな放送がされるのはまさに異例の事態です。FLWは基本的にスポンサーメーカー以外のルアーやタックルはそれほど大きくはフューチャーしません。特にFLWにはラパラグループがスポンサーですから、ライバルメーカーのルアーの宣伝になるようなことは基本的にはしないはずです。それでも、この試合でルアーを伏せて放送をするのは不可能なほど、ワンテンなしには語れない試合だったのでした。
 ビーバーレイクの次に行われたFLWツアー、レイク・ハートウェル戦のテレビ放送でも、3日目まで2位、最終10位でフィニッシュしたトム・モンスーアが終始ワンテンをキャストしているシーンが何度も登場します。
 ワンテンはアメリカでは25ドルと、最高級に値段の高いルアーで、一部のプロの間では秘かに数年前から流行っていましたが、大ヒットには至っていませんでした。ただ、これほどまでの映像を見せられると、さすがに今まで使ったことがない人でも、きっと何かあるに違いないと欲しくなるのが釣り人の性です。昨年まではワンテンはアメリカでも入手が比較的困難なルアーの一つでしたが、今年はアメリカ向けに一気に増産したようで、入手もしやすくなったようです。

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2011年大ヒットのルアーは? その2」への2件のフィードバック

  1. GRANBASS

    くま様 アメリカ人は食わず嫌いというか、慎重です。日本人のように新しいものを何でも積極的に試したりしません。長年の実績から信頼のルアーがあるからです。逆を言えば、一度信頼を勝ち取ると、浮気されずに10年でも使われ続け、さらに確固たる信頼のルアーとなります。
     25ドルという値段は、さすがにかなりビックリな値段ですが、それで賞金が獲れるなら安いものです。値段よりもアメリカ人にとって重要なのは、いつでもどこでも欲しいカラーが欲しいだけ手に入るかです。限定カラーみたいなものは、アメリカではあまりウケませんね。

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  2. くま

    お久しぶりです。
    ワンテンがそんなに活躍したとは知りませんでした。
    確かに始めワンテンはアメリカ向けに作られたようなルアーではありますが…
    ワンテンが発売されて随分経ちますが、ここ数年で使われるようになったと言うことは、アメリカ人も意外と食わず嫌いなんですね〜(笑)
    ま、25ドルっていう値段も値段ですが(汗)

    返信

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