月別アーカイブ: 2011年3月

マイクロガイドのスピニング版?


Picicast10castaway2  昨年の2月にhttp://granbass-blog.teckellure.com/2010/02/post_42b2.html”>マイクロガイドについて書いてちょっとした話題になりました。その後、”お決まり”の「実は極秘にテストしてました」なんていうメーカーが次々と現れ、気がつけば今年は数多くのメーカーから、このマイクロガイドを採用したロッドがリリースされています。 
  でも、不思議なのですが、なぜか「マイクロガイドはベイトフィネス用」みたいな位置付けがされています。
 ところで、マイクロガイドをアメリカで最初に発表したキャスタウェイ・ロッドは今年スピニングロッド用の新しいマイクロガイド”マイクロウェイブ”を発表し、すでにいくつかのアイテムをリリースしています。
 このマイクロウェイブは、”バスプロフェッサー”ことダグ・ハノンがデザインしたそうです。一番の特徴は元ガイドのデザインで、簡単に言えば大口径のガイドの先に小口径のガイドがついています。つまり、スピニングリールのスプールからループの連続で放出されるラインを元ガイドで強制的にストレートにし、トップガイドまでガイドの干渉を減らして真っずぐに飛ばす効果を狙ったものです。これをキャスタウェイはThe Line Tamerと呼んでいます。その結果、飛行スピード、コントロール精度が増し、飛距離が増すということです。
 こちらも実際にキャストしてみないとなんとも言えませんが、飛距離が落ちそうな気がするんですよねぇ・・・。まあ、マイクロウェイブはダグ・ハノンのラインセンスモデルなので、勝手に日本のメーカーが採用することはできないみたいですが・・・。

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週末は名古屋だぎゃあ


 いよいよ今週末は名古屋バスフェスタが開催されますね。バスフィッシングオンリーのイベントとあっては行かないわけには行きません。
 当日限定物の即売なんかもあるらしく、ボクも財布を握りしめて遊びに行く予定です。毎年同じ顔ぶれ(最近は減少傾向)でマンネリなフィッシングショーよりも、いろいろな小さいメーカーの出展があって、個人的にはとても楽しみです。
 沢山の人たちとも会場で会えそうで、夜も楽しみです。名古屋といえば、やっぱり、でりゃあうみゃあ手羽先だぎゃあ。どこかオススメのお店があれば教えてください。

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さらにディッパーもどきが・・・


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 先日、FLWツアー、オキチョビー戦でウィニングルアーになったhttp://granbass-blog.teckellure.com/2011/02/post_a69c.html”>ブルーザーベイツのイントルーダーを紹介しましたが、このフロリダのメーカーはやはりhttp://granbass-blog.teckellure.com/2011/03/post_baa8.html”>”ディッパーもどき”のシャッドテールワームをリリースしました。
 スーパースイマー(5インチ)とスーパースイマー・プラス(6インチ)で、価格は5インチサイズが1パック7本入りで4.79ドル、6インチサイズが1パック5本入りで5.49ドルだそうです。
 それにしてもフロリダでは昨シーズン、本当にスキニーディッパーが流行ったんですね。http://bruiserbaits.com/products/swimming/super-swimmer/
http://bruiserbaits.com/products/swimming/super-swimmer-plus/

古くて新しい


P1020001  飾り気はないけど、”釣れるスピナーベイト”として認知されている玄人ウケのいいウォーイーグルですが、フックがトローカーになった新バージョンが発売されました。従来よりも1ドル以上高い高級モデルです。「ウォーイーグルは好きだけど、フックがちょっと・・・」と、これまで刺さりの悪いフックに抵抗があった人も、これなら使えそうです。なんといっても、"the sharpest hooks in the world"
がうたい文句ですから・・・。
 写真は友人からお土産でもらったクラシック限定もの(ブレードにステッカーを貼っただけ)ですが、ヘッドに特徴的な3Dアイが付いています。ワイヤーシャフトははウォーイーグルといえばのピアノ線を使用していますが、特徴的なのはRベンドのオープンアイではなく、クローズド・アイになっている点です。
 昔のスピナーベイトって、クローズド・アイが主流でしたが、いつの間にやらオープンアイが主流となってしまいました。オープンアイにはオープンアイのいいところがありますが、魚を釣るとアーム角度が開いてしまいやすい欠点があります。今回のウォーイーグルがあえてクローズドアイに戻したのは、そのあたりが理由なんでしょうか? それとも、もっと深い理由があるのかも・・・。日本のスピナーベイトもクローズドアイが見直されるかもしれませんね。
http://www.wareaglelures.com/index.php?act=viewCat&catId=28

アイクデザインの注目ワーム


P1010991  先日、http://granbass-blog.teckellure.com/2011/02/post_0416.html”>バークレーの新しいハヴォックシリーズを紹介しましたが、さっそくいろいろ手に入れました。中でも特に気になっていたのがアイクがデザインしたというデビル・スピアです。想像通りのかなり期待できそうな感じです。 
P1010993  一見するとパドルテールグラブのような形状ですが、テール部が厚く、さらにジャバラ形状になっているのが特徴です。4インチサイズのプリンとした張りのあるマテリアルで、パンチングでもすり抜けがすごく良さそうです。また、縦刺しでチャターベイトやスイミングジグのトレーラーでも面白そうです。
 ニオイ付きのパワーワームシリーズとは違い、ハヴォックシリーズは格安なのが特徴で、1パック8本入りで2.99ドルでした。日本でも販売されるんでしょうか? パテントの関係で難しいかな?

子供の頃よく見た光景


Green20pumpkin20red20packin20craw  子供の頃、アメリカザリガニを飼ったことがある人なら、分かると思いますが、非常に面白いワームを発見しました。

 オクラホマ州のフーパー・ベイツ社のパッキン・クローは同社のクローワーム、ボクシング・クロー(3.5インチサイズ)の左のハサミに小さなシャッドワームが付いているのが特徴です。一見すると冗談のようなワームですが、ザリガニがエサとなる小魚を捕まえて、エサに夢中になって油断しているところをバスが襲うというシナリオを妄想しながら釣るのがこのワームのコンセプトです。
 You Tubeの水中動画を見ると、捕まえた小魚が暴れて、必死で逃がすまいと格闘しているかのような、またはせっかく捕まえたエサを仲間に取られまいと住み家に持って運ぶかのような本物のザリガニのような動きです。左右のハサミのバランス(重さ)が違うためか、アクションの不規則感がなんともリアルな動きをします。これはギミックではなく、すごく釣れそうな気にさせてくれます。シャッドワーム部分の白やチャートがアイキャッチにもなって、いい感じです。今度、何かクローワームでマネしてみたいと思います。
 このパッキン・クローは1パック9本入りで4.99ドルだそうです。

続々とディッパーもどきが・・・


 アメリカでノーシンカーシャッドテールワームのブームの火付け役となったhttp://granbass-blog.teckellure.com/2009/03/post_aaf8.html”>スキニーディッパーのコピーが次々と登場しています。先日はhttp://granbass-blog.teckellure.com/2011/02/post_474d.html”>ディーン・ロハスのシグネーチャーモデルのケイン・サンパーを紹介しましたが、バスアサシンからはダイ・ダッパー、V&Mからはキッキン・シャッドが発売されています。

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 バスアサシンは新たにシリーズ化されたBANGのニオイ付きのバング・ルアーズの一つとして、5インチサイズのダイ・ダッパー(写真上)を発売しました。名前までがスキニーディッパーを意識した、かなりのそっくりさんです。カラーまでがスキニーディッパーの人気カラーと同じようなラインナップをぶつけてきています。アメリカ人って、パクる時は露骨というか、遠慮なしに、ほとんどアレンジしませんよね。1パック7本入りで、価格は4.27ドルです。

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 V&Mから発売されたキッキン・シャッド(写真下)は、http://granbass-blog.teckellure.com/2007/09/post_3fac.html”>バスプロショップの”できそこない”にそっくりです。なぜ、わざわざ動かないバスプロショップの方をパクッたのかは理解できません。誰もテストしていないんでしょうか? せっかくエリートプロのクリフ・ペイスがプロスタッフとしているのに、ちょっとぐらいアドバイスしてもらったらいいのに・・・。それとも同じ金型なんでしょうか? こちらは入り数は分かりませんが、1パック4.65ドルです。

RCクランクとRCスクエアの違い その2


P1010983  前回、http://granbass-blog.teckellure.com/2011/02/rcrc_65bf.html”>RC1.5とRC²シリーズ1との外見上の違いを紹介しましたが、近所のきれいな水の池でスイムテストした結果を報告します。
 クランクベイトのアクションの質をウォブリングやウィグリング、ローリング等の言葉を使って正確に表現するのって、ボクには難しいので、あくまでRC1.5と比べた相対的な印象で表現します。また、同時にいろいろなクランクベイトをテストしてきたので、今回はKVD1.5も一緒に比べてみます。
 名作RC1.5を使ったことがない人は、まずはぜひ使ってください。RC1.5のアクションはハイピッチのキレのあるアクションが特徴です。薄いリップは水の抵抗を受けて嫌々水を左右に受け流すというよりは、リップ自らが左右に水を切り裂きながら進むような感覚です。その結果、明確にロッドティップを叩くアクションながら、アクション毎にロッドティップがしっかり返ってくるので、高速で引いても、引き抵抗が軽く、軽快な引き心地です。そして、イレギュラーに軌道がふらつく千鳥アクションをします。
 RC²シリーズ1はRC1.5に比べると、アクションが大ぶりです。具体的にはRC1.5のアクションの支点がボディーセンター近くにあるのに対して、アクションの支点が前よりで、ボディーが扁平なせいかロールが少なく、テールを左右に大きく振る感じです。RC1.5ほどのキレもなく、ハイピッチな感じはしません。RC1.5よりも浮力が大きい分、潜行深度は浅いかなと思いましたが、それほどの違いは実感できませんでした。水押し効果は大きいかもしれませんが、千鳥アクションもしませんし、RC1.5とは別物ととらえた方が良さそうです。
 一方のKVD1.5ですが、外見上はRC1.5とほぼそっくりで、リップがKVD1.5の方がやや長くて大きいぐらいです。ウェイトルームの位置やバランスもそっくりコピーされているので、予想通りアクションの質や引き心地はRC1.5に似ています。目をつぶって使ったら、違いが分からないかもしれません。潜行深度もほぼ同じぐらいだと思います。正直、RC1.5の値段が半分でこの動きなら価値あると思います。もちろん、KVDがうたっている千鳥アクションもしますが、個人的にはRC1.5の方が明確に、しかも高頻度でふらつくように感じました。個人的にはカラーも豊富なRC1.5の方が好きです。