月別アーカイブ: 2013年4月

見習うべき活動


 BASSFANはトーナメントツアープロのジャージをebayでオークションにかけ、集まったお金をSt. Jude Children’s Research Hospitalの活動に寄付するJerseys for St. Judeを開始しました。これで3回目の試みで、今回トーナメントジャージを提供したアングラーは、クリス・レーン、ブランド・パラニューク、アーロン・マーテンス、ルーク・クラウセン、オット・デフォー、ブレント・エーラー、ポール・アライアス、ランドル・サープ、スコット・マーチン、デビッド・ダッドリー、デイブ・レフェーブレとなっています。
 過去2回で集まったお金は17000ドルにもなるようです。このブログでも度々紹介していますが、アメリカのプロは、個人的な活動からチャリティートーナメントなど、様々な社会奉仕活動をしています。一流のプロは、釣りがうまいだけのオッサンではありません。だからこそ、バスフィッシングはアメリカで社会的に認知されているとも言えるかも知れません。
 日本の現実はバスフィッシングに対して風当たりが強いですが、「税金の無駄遣い」と個々に不満を漏らしても、何も変わりません。バスフィッシングが社会で認知されるよう、さまざまな社会奉仕活動を行ってみるのもいいかもしれません。
 オークション参加は下記まで
http://www.ebay.com/sch/m.html?_ssn=bassfan2&_ipg=50&rt=nc

進化するAリグ その2


 いよいよ、B.A.S.S.サザンオープン第2戦がスタートしました。開催地は先週のPAA同様、テネシー州ダグラス・レイクです。PAAの試合ではトップ15人中、14人がAリグを投げていたという話ですから、この試合もAリグ祭りとなるのは必至です。
 進化するAリグというタイトルで、最近のAリグ事情を紹介する予定でしたが、その前にテネシー州のレギュレーションについて紹介します。
 アメリカでは各州でレギュレーションが違い、Aリグはエリートシリーズでは使用が禁止されていますが、他のトーナメントでは、ルールは各州のレギュレーションに準ずる形となっています。
 2011年秋にアラバマリグ旋風が吹き荒れた頃、テネシー州のルールは非常に複雑なものでした。そのルールとは、「ルアーが4個以上付くならフックは1本まで(すなわち、他のルアーはフック無しのダミー)」、または「フック付きのルアーは3個までで、ダミーはいっさい禁止」というものでした。当時問題となったのは、エバースタート・チャンピオンシップが開催されたケンタッキーレイクでの使用でした。この湖はアラバマ州とテネシー州にまたがっていたからです。
Megabass_spark_rig_1303_180_shinfuk その後、テネシー州のルールは変更され、2013年3月1日より、フックは3本までなら、ダミーを付けてもOKになったようです。PAAの写真を見て、ルール違反じゃないの?って思った人も少なからずいたと思いますが、そういうことでした。ちなみにフカシンは3インチスイムベイトを2本ダミーにして、4インチスイムベイト3本をフック付きとして使ったみたいです。

あんまり大きくないマグナムサイズ


P1090195_640x480 ようやく日本にZBC印のマグナムスワンプクローラーが店頭で見られるようになってきました。ぜんぜん釣りには行けてないのですが、その分、物欲だけは増すばかりで、さっそく購入しました。ズームの他のマグナムシリーズ同様に、かなりビッグサイズをイメージしてしまいますが、これが意外でぜんぜんマグナム級ではありません。スワンプを一回り大きくした程度です。
 写真は上からスワンプクローラー、マグナムスワンプクローラー、アノストレート7インチを比較したものです。マグナムスワンプクローラーは長さが165mm、約6.5インチ、ボディの直径は約7.5mm、懐まわりで約8.5mmといった感じです。ノーマルのスワンプクローラーがスーパーソルトプラスで約4.0gなのに対して、マグナムスワンプクローラーがスーパーソルトプラスで約7.6gあります。
 花粉も個人的には落ち着いてきたところですし、そろそろ今年の初バス(日本)を拝みに行きたい今日この頃です。

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20年目の大挑戦


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  すでにフェイスブックでは、さりげに発表していますが、来月、カルフォルニア州デルタで開催されるエバースタートシリーズに、ボーターとして参戦します。ボーターといっても、友人にボートを借りてのなんちゃってプロのスポット参戦ですし、これを機にプロに転向というつもりではありません。
 2013年はボクにとって、大きな節目の年です。ちょうど20年前、ボクは初めてアメリカに訪れ、その後の人生が大きく変わりました。デルタはそのとき訪れた場所であり、ここで多くの釣りを学び、多くの友人に恵まれました。ボクにとっては琵琶湖より、日本のどこの釣り場よりも、デルタこそがホームウォーターです。
 そのデルタで、20年目の今年、とんとん拍子に話が進んで、ボーターとして、多くの友人たちと同じ土俵で一度トーナメントを楽しんでみようということになりました。今からすでにワクワクとドキドキで、なんとも言えない緊張感の中にいます。準備は少しずつ進めています。見慣れたアメリカ国家斉唱の風景も、今までとは違う景色に映ることでしょう。出るからには入賞して賞金も欲しいですが、何よりも多くの友人たちと一列に並んで、ボートを操船して、スタートすることを想像しただけで、照れくさくてニヤニヤしてしまいます。
 ありきたりのフレーズですが、人生は一度きり。こんな刺激的な人生が送れるのも、すべてバスフィッシングのおかげです。バスという魚に感謝です。

進化するAリグ その1


Paa_douglas_wi3_289 3月25-27日にテネシー州ダグラスレイクで開催されたPAAシリーズ第1戦は、フカシンが見事3日間で67.73ポンドをウェイインし、見事優勝、賞品ナイトロボートZ8/マーキュリーPro XS225パッケージ+5000ドルのキャッシュを手にしました。
  フカシンにとってPAAでの試合はこれが初優勝(過去4位が最高位)です。PAAの試合は日本ではほとんど話題になりませんが、エリートプロ、FLWツアープロの豪華メンバーが顔を揃える試合です。
Paa_douglas_w3_0537 今回の試合は、まさにAリグ(アンブレラリグ)祭りという試合でした。上位陣は全員、アンブレラ系のリグを投入する展開で、フカシンもスパークリグに4インチスパークシャッドと4インチフラッシュJシャッドを使ったそうです。翌週の4月4-6日にはB.A.S.S.サザンオープン第2戦(イヨケン、北嶋一輝さんが出場予定)が開催されますが、すでに多くの選手がアンブレラ系リグを投げているようです。
 ちなみに、アンブレラ系のリグの使用は、B.A.S.S.ではエリートシリーズのみ使用が禁止。オープンの試合では使用可能で、PAAやFLW系でも使用可能です。ただし、各州のレギュレーションに沿った制限を受けることになります。今回開催されたダグラス・レイクは、テネシー州にあるのでフックは3本までということになります。
 2011年秋に登場し、一大ブームを引き起こしたAリグは、その後日本でも大きなブームとなりましたが、今や完全に下火となってしまいました。一方のアメリカでは、昨シーズンのFLW系の試合では、Aリグが多くの試合でキーとなり、先月に開催されたエバースタートのガンターズヴィル戦でもAリグが上位を独占したばかりです。
 元祖アラバマリグは、当初多くのメーカーによって芸のないコピーが作られましたが、その後、アメリカでは多くの進化版が生まれています。