日別アーカイブ: 2012年12月23日

ディープクランクがトレンド その1


 毎年、この時期になるとシーズンを総括した話題となります。昨年の今頃は、アラバマリグの登場に話題が独占された感がありましたが、今年は昨年のようなトレンドや流行がなかったように見えます。
 ただ、実際は地味ですが、大きなトレンドがあったように思います。今年のアメリカの試合では、ディープクランクがキーとなる試合が多くありました。実際、数社から新しいディープクランクが発売されました。
 エリート・ブルショールズ戦ではブランドン・パラニュークのラパラDT16とストライクキング6XDがウィニングルアーとなりましたし、続くダグラスレイク戦では、優勝したジェレミー・スタークス以外にも多くの選手がルハージャンセンのホットリップス・クランクベイトを使い、ライニングというキャスト後リトリーブをすぐに開始せず、ラインを出しながらエレキで走り、より深く、より長くプロダクティブゾーンを引くテクニックが注目されました。
10xd FLWでもウィーラーレイク戦で優勝したマーク・ローズがディープクランクを使っていましたし、サムレイバン戦では、フィル・マークスが未発売の10XD(写真)のプロトタイプを使い、2位以下に大きく差を付けての優勝を飾りました。特に決勝でのウェイトは30ポンドを超え、その一部始終が放送されたことで、10XDの発売が注目されています。ボクもこの試合にはノンボーターで参戦しましたが、30ポンドなんてあり得ないウェイトです。
 日本ではディープクランクそのものがあまり注目されませんから、ほとんど話題にもなりませんでしたが、この時流は来シーズンにも続きそうな予感です。