アメリカではロングセラーの定番クランクベイト”バンディット200”にサイレントモデルが発売されていたので、一つ試しに購入してみました。やはり、世間はサイレントブームなんでしょうか?
中国製になって作りがきれいになったバンディットですが、100や200はフットルースと違ってぜんぜん使えます。今回のサイレントモデルがノーマルと同じモールドなのか、新しいモールドなのか分かりませんが、表記が何もないので、同じタックルボックスに入れるとラトルとノンラトルが見分けがつかないので面倒そうです。
月別アーカイブ: 2012年4月
簡単カラーブレード
アメリカではカラーブレードのスピナーベイトは定番ですが、日本のメーカーではカラーブレードがラインナップされたスピナーベイトは限られます。でも、意外にカラーブレードが効く状況ってある気がします。
特に最近、マイブームなのが片面のみのカラーブレードタイプです。表裏両面がカラーブレードだと、強すぎるような気がするとき、片面のみのカラーブレードだと、ブレードのフラッシングが抑えられて、表と裏の明滅効果が釣れそうな気にさせてくれます。
ただ、ブレードを自分で塗るのって面倒で、メッキの上にはうまく塗料が乗りません。そこで簡単に釣り場でできるカラーブレードチューンが、ブレードに絶縁テープを貼る方法です。
絶縁テープは、使用中にそう簡単に剥がれることもありません。これなら、ハサミさえあれば、簡単にできますし、気に入らなければすぐに元に戻すことできます。もちろん、ホワイト以外にブラックやイエロー、レッドなど簡単にカラーチェンジができます。
ブレードの半面だけを貼る方法も効果的で、ブレードの左右の重量バランスが変わることで、回転時のバイブレーションが強くなる効果も期待できます。
また、テープをはみ出させて、ブレードにベロのように残すような工夫も面白いです。ブレードの回転半径が大きくなる効果のほか、ブレードの先端部だけ厚みが増すのでウェッジブレードの効果もあります。
ジグヘッドワッキーの新スタイル
ジグヘッドワッキー用の面白いジグヘッドが発売されました。ワックオージグはヘッドの上部にキーパーリングが一体で取り付けられているのが特徴です。リングのサイズはセンコー用になっているようです。
ワームにフックを刺さないので、スキッピングなどをしてもワームが簡単にちぎれません。もちろん、バスを釣ってもワームが飛んで行くケースは軽減できそうです。ワームの下部にシンカーがくるので、必ずフックポイントが上を向いてくれる利点もあります。常にワームがライン方向に対して、垂直になるのでフォール姿勢も安定しそうです。
ウィードガードも付いていて、さらにリングも邪魔なので、フッキング率が心配ですが、ノーマルのジグヘッドワッキーも丸呑みされた際にフックにワームが2度刺さりして、すっぽ抜けしてフッキングしないケースがよくあるので、それが解消できる分、プラスマイナスゼロじゃないでしょうか?
フックはマスタッド製で3/16、1/4、5/16ozの3サイズで、ヘッドがペイントもので3本入り6.49ドル、ヘッドが鉛のままの無塗装ものが3本入り5.99ドルだそうです。
http://www.wackojig.com/
ロボ発、Aリグ用スイムベイト
ロボワームからAリグ用のスイムベイト、ロボミノーが発売されました。ロボといえば、ハンドポア(正確にはマシンポア)ワームが代名詞ですが、ロボミノーはインジェクションタイプのシャッドテールワームです。とはいえ、そこはロボワーム。しっかり3層のラミネートカラーをラインナップしています。
ロボワームからは以前から目玉付きのEZシャッドというシャッドテールワームが販売されていますが、このEZシャッドがフラットなボディーで、ウェイテッドフックを装着してウィードレスで使うことを前提にデザインされているのに対して、ロボミノーは丸みのあるボディーに大きめのシャッドテールが特徴で、ジグヘッドを装着することを前提にデザインされています。
サイズは4.25インチで、Aリグ用とうたうだけに5本入りとなっています。価格は7.99ドルだそうです。
試合中にトリプルヒット
こんなタイトルでブログを書くと、また、アラバマリグの話かと思う人が多いと思いますが、先月開催されたエリート戦での話です。オキチョビー戦で14位でフィニッシュしたランディー・ハウエルはペイチェックベイツのザ・ワンを使用していたのですが、同船していたマーシャルがその決定的なシーンの写真を撮って、試合中のライブブログにアップされたので、フェイスブックなどで話題となりました。
ザ・ワンはペンシルポッパータイプのルアーですが、信じられないぐらいのロングキャストができるのが最大の特徴です。おかげで、突然発生する遠くのナブラも、射程になるというわけです。ちなみに、ランディーはたった3投でリミットメイクに成功したそうです。
こんな感じで、多くのマーシャルが積極的に情報をアップしてくれると、エリートシリーズはますます面白くなります。100人全員のライブ動画配信も夢ではありませんね。
http://www.bassmaster.com/blogs/2012-power-pole-slam-live-blog/three-fish-one-lure
使えるランディングネット
ちょっと紹介するのが遅くなったのですが、オキチョビーの試合でボクのパートナーが持っていたランディングネットがなかなか優秀でした。それがEGO S2スライダーです。
実はこのランディングネットはいろいろなウェブで紹介されていたので、存在は知っていたのですが、実物を見たのが初めてでした。正直、ボクはハンドランディング派なので、ランディングネットは否定派なのですが、これは本当によくできていました。
ネットはラバーネット仕様もあって、魚へのダメージも軽減できますし、柄の部分は簡単に伸び縮みします。さらに不注意で湖に落としても浮いてくれます。
ボクが特に気に入ったのが、ネットの部分が取り外しができ、別売りのアクセサリーを装着できるようになっている点です。
アクセサリーの1つ、S2スライダーナイフは鎌状のカッターになっていて、エレキのモーターに巻き付いたグラスをカットしたり、枝やアシなどにルアーが引っかかってどうしても手が届かない場合に、アシごとカットして回収することができます。もちろん、替え刃が売っています。
もう一つのアクセサリーはギャフフックです。もちろん、本来の使用目的はギャフとしてですが、ボクがいいなと思ったのがパンチングやフロッグの釣りでの使用方法です。ヒットしたバスがグラスの団子になって、スタックしてしまった際に、このギャフを使用すれば、グラスを引き寄せてバスをランディングすることができます。これまでは、パドルなどを使用している人を見かけましたが、こちらの方が断然楽です。
http://www.egos2slider.com/
琵琶湖限定カラー?
最近はスワンプクローラーの出番がすっかり減ってしまいましたし、まだまだストックがあるのですが、”限定カラー”という響きにはめっきり弱いボクです。特にポカポカと春らしくなってくると、釣りに行けない欲求を物欲で満たしてしまいます。
そんなわけで琵琶湖スペシャルカラーという限定3色を手に入れました。すべてスカッパノンベースで、青ラメの”スカッパノン・ロイヤル”、赤ラメの”スカッパノン・ファイヤー”、ギルパターンラメの”スカッパノン・ビワコ”となっています。
今までもスカッパノンに細かいブルーラメの入ったものはありましたが、今回のスカッパノン・ロイヤルは大きめのブルーラメになっています。
スッカパノン・ビワコはゴールドラメがベースのカラーの影響でコッパーラメに見えて、いい感じになっています(個人的にコッパーラメはフェイバリット)。
まだ、日本で初バスをキャッチしていませんが、できれば、コイツたちには頼りたくないものです。
ワールドレコード級のスモーリー
スモールマウスのワールドレコードは現在、1955年7月8日、ケンタッキー州デイルホロウ・レイクでデイビッド・ヘイズがトローリングでキャッチした11ポンド15オンスで、約57年経った今も破られていません。
以前、ボクはこのブログで近い将来、この記録が破られるのはカリフォルニア州のレイク・パーディーでだろうと書いたことがありますが、今年、ケンタッキー州のローレル・リバー・レイクでケンタッキー州のフィッシュ&ワイルドライフの電気ショッカーによる調査で、12ポンドのスモールマウスが捕獲されたそうです。
もちろん、合法的にキャッチされたものではないので、ワールドレコードではないですが、ワールドレコードを超えるポテンシャルのビッグなスモーリーがケンタッキー州にいることが証明されたわけで、今後、スモールマウスフリークが、このローレル・リバー・レイクを目指すことでしょう。ボクも10ポンドとは言わないまでも、8ポンドぐらいのスモーリーをいつか釣ってみたいです。
http://www.tennoutdoorsman.com/index.php/fishing/14-fishing-news/401-world-record-smallmouth-bass
ジョン・クルーズの自信作?
度々、紹介しているミサイルベイツですが、個人的に注目しているのがミサイルクローです。ジョン・クルーズはチューブワームのフィーリングでクローワームを使いたいという発想で、テキサスリグ用としてデザインしたそうです。サイズはスピードクローよりややボディーが大きめで、一回り大きなフックが使用できます。
日本ではチューブワームのテキサスリグは、あまり普及していませんが、アメリカでは定番中の定番です。チューブワームのスライド系の速いフォールアクションにバスが極端に反応する状況というのはよくありますが、チューブワームは肉厚が薄いとカバーの奥を打つにはウィードレス性能が低く、肉厚が厚いとフッキング率が極端に悪くなります。
そこで生まれたのがミサイルクローというわけです。すり抜けの良さそうなシンプルなデザインで、パンチングにも良さそうです。ジョン・クルーズは2010年、カリフォルニア・デルタで開催されたエリート戦で優勝していますが、そのときはスイートビーバーとBBクリケットを使い分けてパンチングで優勝しています。ミサイルクローのクローデザインはBBクリケットを参考にしていると思われます。
ところで、このミサイルクローですが、バックスライドにもよさそうです。逆刺しすると、いい感じでバックスライドフォールします。シルエット的にもスリムで、クローフィッシュ形状なので、ファットイカにすれたバスも反応しそうです。カラーも凝ったラミネート系が多く、釣れそうな気にさせてくれます。
噂のジャークベイト
噂のジャークベイト、ラッキーストライクのRC STXを手に入れました。アメリカの販売価格が7.99ドルですから、メガバスのワンテンの24.99ドルに比べれば、1/3以下の値段です。まだ、使用していませんが、見れば見るほどよくできているというか、かなり詳細な部分までそっくりです。
少し話が逸れますが、今年も横浜の国際フィッシングショーで日釣工がブースを出していましたが、相変わらずの無能ぶりでした。いわゆるパクリ(模倣品、ノックオフ)とフェイク(偽物)の違いも分かっていない展示で、全部まとめて”パクリ商品=粗悪品(釣れない)”という啓蒙をしていました。安易な金儲け主義のパクリは大嫌いですが、模倣を悪と呼ぶなら、日釣工の会員に名を連ねたメーカーがアラバマ系リグを出していることをどう評価するつもりでしょうか? あれは「粗悪品だから買わないで」という言うつもりなんでしょうか・・・。
話を元に戻しますが、このRC STXはフェイクではありません。限りなく知的財産を侵害した悪質極まりないノックオフですが、パッケージまで模して同名で売り出した”偽物”ではありません。メガバス社としては、日本に入ってきたら不正競争防止法で対処できるかもしれませんが、アメリカではどう対処するのか興味深いです。
ちなみにワンテンとRC STXを見比べると、RC STXの方が若干リップが小さめでした。また、フックを外したボディーのウェイトを比べると、0.6g軽くできていました。ともにサスペンドですが、RC STXの方が大きめのフックが付いている分、ボディーの浮力を少し持たせたのでしょうか?
そういえば、ただいまテーブルロックレイクで開催中のFLWツアーメジャーはジャークベイトのエキスパートで知られるステイシー・キングが2位で予選を突破しています。ステイシー・キングは昨年もビーバーレイクでワンテンを使って2位になっていますし、今回の試合も時期的にジャークベイトも効きそうです。ステイシー・キングがワンテンを使っているか、RC STXを使っているのかも興味深いところです。
リック・クランがRC STXについて語っている動画もありますが、正直、ちょっとリック・クランにはガッカリです。