日別アーカイブ: 2012年4月30日

ハンドパワー・ポール


Brake1lg 日本でもパワーポールを付いたボートを目にする機会がどんどん増えています。ここぞというポイントでボートを止めて釣りができる利点は計りしれません。特に流行のベイトフィネスはリグが軽い分、せっかく狙ったポイントに入れることができても、ボートが動いたりしてラインが引っ張られるとリグが簡単にポイントから外れてしまいます。
 もちろん、昼食休憩やリグり直すとき、トーナメントの入れ替え中にもボートを固定できると便利です。
Brakewithpin_6001 そうなるとアルミボートユーザーやレンタルボートユーザーも、ボートを止めて釣りたいと思うのが普通です。ただ、パワーポールは値段もさることながら、装備が大げさで小型ボート向きではありません。そんな日本のフィールドにピッタリなのが、スティックイットです。
 要は専用のマウントをバウデッキに装着し、ここぞというポイントでグラスファイバーの棒をブスッと手で突き刺すわけです。”ハンドパワー”ポールというわけです。グラスファイバーの棒はパワーポールに付いている棒と同じで、そう簡単には折れそうにありません。プッシュポール代わりやルアーリトリーバー代わりにも使えそうです。
Flex1 実はポールを突き刺して、ボートを固定して釣るスタイルは、フロリダのフラットフィッシングといって、海のシャローフラットでレッドフィッシュやボーンフィッシュ、パーミット、スヌークなどを釣るスタイルでは定番です。音を立てずにプッシュポールで進んで、ポイントでポールを刺してボートを固定して静かに釣るのです。
 そんなわけで、パワーポールが登場する前は、”ハンドパワー”ポールの方が主流だったというわけです。実際、パワーポール社もフロリダのメーカーですが、その他のハンドパワーポールのメーカーもフロリダに数社あります。
 さて、スティックイットに話を戻しますが、パワーポールと違って前で固定するので、船尾が少々振られても、釣りをする立ち位置は変わりませんので、パワーポール1本刺しより釣りやすいかもしれません。何より値段が140ドルとリール1個分ぐらいしかないのが魅力です。日本じゃあ、スプールやハンドルだけで1万円オーバーもしたりしますから、安いものです。
1120sept_0011_25 専用のモーターマウントブラケットを使えば、FRPボートでも穴を開けずに船尾側でポールを突き刺すことも可能です。前後で2本刺しすれば、パワーポール2本刺しよりも安定しそうです。もちろん、パワーポール1本刺しのバスボートでも、バウ側に取り付ければ、ボートを完全固定することも可能でしょうね。
http://www.stickitanchorpins.com/