いつものぼやき その3


 アメリカの友人やフェイスブックで知り合った海外の”友達”から、「日本人は琵琶湖で釣りができてうらやましい」と言われる機会がよくあります。たしかに現在、琵琶湖は世界でも希なビッグバスレイクで、世界中のバスアングラーにとって憧れの釣り場なのかもしれませんが、果たして琵琶湖は本当に世界中のアングラーに羨ましがられるほどの釣り場なんでしょうか?
 正直、バスは減る一方で、ボクのヘッポコな腕では今の琵琶湖は難しすぎます。昔の琵琶湖を知っているからかもしれませんが、ボクはとても危機感を感じます。
 今日、ボクの大好きな釣り場の一つ、カリフォルニア州のクリアレイクでエバースタートの試合が始まりました。初日の結果はトップが26ポンド11オンス。上位28人が20ポンド超え(9kgオーバー)。69位までが6kgオーバー。プロ97人中65人がリミットメイク。コアングラーでも上位9人が20ポンド超えです。クリアレイクはそんなに大きな湖でもありませんし、毎週のように大小トーナメントが開催されますが、何年経っても、素晴らしいコンディションをキープしています。これぞ羨ましい釣り場です。
 クリアレイクがいつまでも素晴らしいコンディションを維持しているのは、バスを資源として釣り人、行政ともにバスを守っているからです。今回の時期の試合はサイトフィッシング真っ盛りのタイミングなだけに、個人的には反対ですが、それでもバスが減らないのは、バスの繁殖力だけに頼っているわけではないからです。
 春になって日本の各地でトーナメントが開催されていますが、興味があって成績を見てみると、どこもかしこもノーフィッシュが続出で、リミットメイクが一人もいなかったり、1匹釣った人が優勝したりと、本当にこれで楽しいの? と疑ってしまうような貧果が続出しています。このままでは10年後の日本の釣り場は、ますます釣れない釣り場になってしまうと思うのですが、それでもメーカーは相変わらず、「奇跡のアクションで、メジャーフィールドでも、このルアーだけはバスが狂ったように釣れる」なんてお決まりのキャッチコピーで宣伝しているんでしょうね。

いつものぼやき その3」への2件のフィードバック

  1. GRANBASS

    FlashPeeeeee〜☆ 様 正直な話、いつまでもいい釣りがしたいと思う身勝手なボクは、釣り人口が減ってくれた方がいいと思っています。ついでに言うと、バスフィッシング愛のないメーカーも減ってくれた方がいいと思っています。
     今の学校教育は、国の問題という前に親にも問題ありますよ。過保護に育てすぎなんですよね。でも、それを言うと、時代が違うと反論され、口うるさい年寄り扱いですよ。ボクが甥っ子たちに釣りを教えようとしたら、危ない遊びは教えないでと言われました。「ウチの子が他の子を誘って、何か事故があったらたいへん」というわけです。まあ、分からないでもないですが・・・。

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  2. FlashPeeeeee〜☆

    お先真っ暗ですよね。
    今日タックルショップで聞いた話では、最近の小学校では釣りを禁止もしくは水辺に立ち入る事を禁止しているとの事。
    理由は危険だから。
    いわゆる親や教師の目の届かないところには行かせない。
    そういう国なのですよ。
    琵琶湖にバスを棄てるポストが常設されている事を、アメリカのアングラーの方々は知っているのでしょうか。
    バス釣りが廃れてマイナーな遊びになれば、もっと大人の遊びとして成熟されるかもしれませんね。
    子供だましの糞ルアーを売り逃げし続ける日本のルアーメーカーなんか全部潰れちまえと、本気で願っているのですよ、私♪

    返信

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