日別アーカイブ: 2011年11月14日

アラバマリグの問題点


 アラバマリグ風がいよいよ本格的に日本でも流行しそうな気配が出てきました。釣り業界が盛り上がっているところに水を差すようですが、お節介なボクが心配するのは根掛かりの問題です。
 アラバマリグって、アームを自分で広げたりして使うので、基本的にリグに絶対の上下がありません。つまり、アームは回転して、どの角度になってもいいように、先端にはスイベル付きのスナップを介してルアーをセットします。ジグヘッドは自発的にフックポイントを上向きにして泳いでくれますが、ヘッドが障害物等に当たった際にはフックが倒れたりするので、スピナーベイトのようには障害物をかわしてくれません。
 スイベル付きのスナップは魚が掛かった際にはバレにくい効果もありますが、根掛かりした際にはこれが邪魔で外れにくいです。それでも外そうとして張ったり緩めたりしていると、他のフックまで掛かってしまい蟻地獄です。ルアーリトリーバーを使っても、アームの長さが邪魔で、うまく外れにくいです。
 ラインを切ってしまって、アラバマリグ風を湖底に残してしまうと、さらに将来の道連れが増えてしまいたいへんです。琵琶湖の魚礁などがスイムベイトのクリスマスツリーのようになってしまう事態は避けたいところです。ラインは太めにして最悪でもフックが伸びて回収できるような心遣いが必要だと思います。
 また、アーム自体を真っ直ぐに広げるのではなく、写真のように内向きにベンドカーブさせて、アーム自体がガードの役割をするように工夫するのもアリだと思います。 写真は昨日紹介したhttp://granbass-blog.teckellure.com/2011/11/post_697c.html”>クアトロリグです。

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