日別アーカイブ: 2011年11月13日

ピカソも参戦表明


Picassoalabamarig  今回の騒動ほど、アメリカのメーカーの動きが早かったことはかつてありません。アラバマリグがベールを脱いで、まだ1カ月も経っていませんが、次々とウチもオレもと発売前からコピー合戦の参戦表明をしています。ピカソルアーもトップページでスクールEリグをカミングスーンと紹介しています。各メーカーの慌てっぷりが目に浮かびます。

急げ、負けるな、早い者勝ち


Good20copy20of20rig  先日、スウォーミングホーネットのアラバマリグ風を紹介しましたが、今度はパワータックルがアラバマリグ風をさっそくパクって出荷を開始したみたいです。その名はゲット・エム・ゴーイング・リグ。価格は24.99ドル。こんな物が25ドルで売れたら、そりゃあ、ウハウハです。
 金の匂いがすると、ほんとみんな行動が素早いですね。でも、みんなテストすらまともにしていないんでしょうね。

アラバマリグから何を学ぶ? 自作編 その2


P1030770  サンビキリグを紹介する前に、まずは一番簡単なクアトロリグの作り方を紹介します。5本リグを作るのは少し面倒ですが、4本なら、誰でも簡単に特別な道具無しで作れます。5本よりは集魚力は劣るかもしれませんが、個人的には3本の方がいいと思っているぐらいなので、4本以上の不便さ体感するにはピッタリでしょう。この不便を味わった人は、サンビキリグの使いやすさを実感できると思います。
P1030767  用意するのはステンレスバネ線の0.8mm、ダルマクリップのSサイズ(ヤマシタ製、タチウオコーナーやイシダイコーナーに売ってます)、ローリングスイベル(サイズは5番くらいが適当)、強度のありそうなスナップ(写真はデコイのエッグスナップを使用していますが、これではジグヘッドが装着できないことが判明)。全て釣具屋さんで揃います。釣具店でスナップ付きのローリングスイベルが売ってますが、スナップが弱くて伸ばされてします。自分で自作した方が無難です。ボールベアリングスイベルはスプリットリングが伸ばされやすく、強度的に不安です。特に回転性能を求める訳ではないので、強度的に安心で、ピカピカ光らないローリングスイベルがオススメです。
 必要な道具はラジオペンチ、ニッパー、ペンチの3つがあればOKです。所要時間はテレビを見ながら30分もあれば、1つは作れます。
①ステンレス線を2本、それぞれ真ん中の位置で写真のようにラジオペンチの先と親指を使って、直角に凸に曲げる。このとき、2本の凸のサイズが同じになるように注意

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②2本のワイヤーの片方だけ、写真のようにダルマクリップを通して、ニッパーで軽く挟み込んで仮止めしておく。

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③ペンチを使って、凸に曲げたワイヤーの角を2つ均等に力が掛かるように押さえ込むと、角が取れてΩ状になる。
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④ローリングスイベルを通して、もう一方もダルマクリップを通して閉じる。ニッパーでダルマクリップを挟み込んでしっかり止める。

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⑤ワイヤーアーム4本を均等に根本から曲げ広げる(これは釣り場でしてもOK)。

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⑥ワイヤーアーム4本が同じ長さになるようにカットする。

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⑦ワイヤーアームにダルマクリップを通してから、ラジオペンチの先と親指を使って写真のようにR状に曲げる。ダルマクリップを通し忘れることが多いので、先に通して、セロテープ等で止めておくとよい。

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⑨ペンチを使って、ワイヤーの直角の角を2つ均等に力が掛かるように押さえ込む。角が取れて丸く仕上がる。ローリングスイベルを通してからダルマクリップを通して、余った端をカットする。ニッパーでダルマクリップを挟み込んでしっかり止める。

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⑪スイベルにスナップを装着して完成(補足:写真はデコイのエッグスナップですが、よほど大きなアイの付いたジグヘッドでなければ、装着できないことが判明しました。エバーグリーンのスナップが良さそうです)

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