月別アーカイブ: 2009年11月

バスマスター独占インタビュー


 栗田氏へのインタビュー動画がバスマスターのサイトでアップされました。その1となっているので、続きもアップされると思います。興味のある方はどうぞ。

http://espn.go.com/video/clip?id=4644453&categoryid=4445315

アメリカのFizzing最新事情


B_con_profizz_169x400_2   11月10日に浮き袋のエアー抜き”Fizzing”について口からエアーを抜く方法を紹介しましたが、今までのサイドから針を刺す方法を否定するわけではありません。要はやりやすい方法で、手際よく、バスにダメージをできるだけ与えない方法で行うことが大事です。
 B.A.S.S.のサイトでは正しいエアー抜きの方法(従来のサイドから刺す方法)が記事写真付きで手順が紹介されています。また、B.A.S.S.公認のオフィシャルFizzingツールがチームマリンUSAから販売されています。このツールは片手で針の出し戻しができ、安全で手際よく行えるように工夫されています。価格は26.95ドルとちょっと高めです。記事によると、エアー抜きはバスがライブウェル内でひっくり返ってから行うのではなく、できるだけ早く行う方がよいと紹介されています。
 また、ゲームフィッシングの先進国、海水魚でもリミットサイズやリミット数が厳格に取り決められているアメリカでは、美味しそうな魚でもキャッチ&リリースが実践されています。ただ、バスフィッシングよりももっとディープウォーターの魚をキャッチするので、バス同様にエアー抜きをしなければ、”キャッチ&ポイ捨て”になってしまいます。チームマリンUSAではソルト用のツールも発売されていて、ホームページ内の動画でフロリダのディープジギングでの模様を紹介しています。

Fz1

ゲットネットの新作?


 オーナーが本格的にアメリカマーケットにソフトベイトの分野で進出を狙っているようです。来年早々には4タイプが発売されるようです。

Shakyworm  1つは日本ですでに先行発売されているジャスターホッグ(アメリカ名はユキ・バグ)で、これ以外にフィネス系2種のシバーテールとシェイキーワーム(写真上)、そしてシャッドテールワームのリブアイ・スイムベイト(写真下)となっています。どれも釣れそうなものばかりですし、アメリカではフックの販路がしっかりあるオーナーだけに、ソフトベイトも大ヒット間違いなしでしょうか? 
Ribeyeswimbait_2  特にアメリカではズームの新作といい、シャッドテールワームが今後もますます流行しそうなだけに、リブアイ・スイムベイトは大注目です。ボクもわざわざ日本から重たいシャッドテールワームを各種持って行かなくても、現地で手に入れやすくなるのは嬉しいかぎりです。ちょっと価格が高いですが・・・。
 それぞれ日本ではゲットネットブランドから発売されるんでしょうか? オーナーのアメリカのホームページには動画もあるので要チェックです。 

大所帯のポインター一家


 ラッキークラフトのドル箱スターのポインター(日本名ビーフリーズ)シリーズがアメリカで続々と発売されています。ジョイントやらリップレスやら。いったい、いくつあるんだか・・・。ルアーオタクのボクでもさすがに混乱しているので、これではアメリカ人はまず理解できないだろう、と余計な心配をしていたら、便利なチャート表(クリックして拡大)をデイリークランクで発見しました。これによると、現在アメリカではポインターは30人家族なんだそうです。まだまだ家族は増えるんでしょうか?
http://www.thedailycrank.com/downloads/pointerchart.pdf

Pointer_chart_horiz3

”必救”仕事人


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 次回の1月のレイクシャスタのトーナメントは、かなりディープ合戦が予想されます。過去の試合結果では20m以上のディープでもバスが釣られています。そうなると厄介な問題がエアー抜きです。

 実はボク、エアー抜きが苦手です。普段はバスをキープしないし(すぐにリリースして、ディープに帰っていくバスって問題ないですよね?)、試合でもほとんどがシャローの魚なので、実際あまり困ったことがありません。困ったときは親切なプロが代わりに処置してくれたことも度々。昨年のファルコン戦ではフカシンにたいへんお世話になりました。
 やり方は何度も教えてもらっているのですが、上手くいきません。さすがに一突きでご臨終となるような失敗はありませんが、気持ちいいぐらいにエアーが抜けたことがありません。
 昨年のB.A.S.S.エリートシリーズのレイクエリー戦をテレビで観た人なら、覚えていると思いますが、アーロン・マーテンスはスモールマウスの口からのどの奥に針を刺して”簡単そう”に手早くエアーを抜いていました。すごく興味が湧いて、口からでも針を刺しやすいパイプが長いタイプの”Bends Mender”(まるで必殺仕事人)を購入して、今シーズンに備えていたのですが、結局使わずじまいでした。
 ちなみに浮き袋は英語で”Air Bladder”、空気を抜く”Deflate Air Bladder”ことを専門用語で”Fizz(動詞)、Fizzing(名詞)”と表現します。この秋、プライベートな釣りでFizzingの練習をしておこうと思います。誰かディープの数釣りに誘ってください。

ポインターの新作


Imgp0667  ラッキークラフトのUSモデルの新作を2つゲットしました。まだ、釣りに行けていないのですが、ボクの大好きなポインターシリーズだけに、試すのがとても待ち遠しいです。
 1つめはポインター78XD(エクストラ・ディープ)(写真上)です。カラーはもちろんゴーストミノー。今まで狙う深度でポインター78とポインター78DDを使い分けていたのですが、これでさらに深いレンジを使い分けることができそうです。特に来年1月のレイクシャスタの試合では活躍しそうです。ちなみに、EXはレギュラータイプの78同様に重心固定ですが、頭部に小さなラトルボールが入っています。それにしてもこのシリーズは日本とアメリカで名前が違って、とってもややこしいです。整理するとこんな感じです。
ビーフリーズSP→ポインター
ビーフリーズLB(ロングビル)→ポインターDD
ビーフリーズ・ダイブ→ポインターXD
 もう一つはポインター95サイレント(写真下)です。カラーは当然、ゴーストミノー。78サイズと100サイズの中間で、「78ではボリュームに欠けるが、100ではちょっと大きすぎる」という時にピッタリな、まさにかゆいところに手が届くサイズとなっています。ただ、レギュラーシリーズを縮小拡大したのではなく、ボディーデザインをややセッパリなシャッドっぽい形状にして、体積を大きくして浮力をかせぎ、その分しっかり大きなウェイトを低重心に配置しています。78サイズ同様の重心固定の完全サイレントモデルとなっています。ポインター100は重心移動モデルですが、個人的には重心固定モデルの方が好きです。薄いリップはぶつけると割れそうで、ボートシーバスに使うのは怖いですが、その分アクションの切れは良さそうです。

ジャッジメント・デイ その2


 以前、IGFAが例のジャイアントバスのワールドレコード申請書類を受け取り、近いうちに結論が出るという話を紹介しましたが、いまだに結論は出ないままです。
 ちょうど、ボクがアメリカに試合で行っている間に、バスマスターマガジンのエディターが日本に来て、取材して帰ったようで、ちょっとチェックしていない間に、いろいろ記事がアップされていました。日本とアメリカで法律もルールも違うだけに、ややこしい話になってきました。中でも興味深いのは、栗田氏がバスマスターマガジンのエディターを乗せて、例のポイントでブルーギルを使った実釣取材を行っている点です。

どうなるFLW 番外


 FLWは来季のスケジュールを発表したばかりで、今週にはエントリー受付が開始されますが、またしても大きなニュースが飛び込んできました。今年6月に米連邦破産法11条の適用を破産裁判所へ申請したGenmar Holdings Inc.がどうやら売りに出されたみたいです。BASSFANでニュースとなっています。

 各ブランドのボートをまとめて買い取る引き受け手が現れるのか、各ブランドを切り売りするのか、詳しいことはそのうち分かるでしょう。予想されたこととはいえ、今後が心配ですね。FLWにはどんな影響があるでしょうか? 最近は暗いニュースが本当に多いです。