日別アーカイブ: 2009年11月14日

ギルパターン


  日本ではすっかりチャターベイトが第二次ブームに突入した感じです。といっても、第一次ブームは使ったこともほとんどない人たちがアメリカのブームに便乗して煽って生まれたブームでしたので、今回のブームが本物のブームといったところでしょうか?
 チャターベイトのトレーラーって、人それぞれで、どれが正解でどれが不正解といったものはないと思います。個人的にはヘッドがふらつきやすい抵抗感のないツインテールトレーラーがお気に入りですが、大きくテールを振る中空(ホロー)系のシャッドテールも好きです。ブレードのウォブリングのピッチとテールのウォブリングのピッチがズレたりシンクロしたりとイレギュラーなアクションがバイトを誘発します。前回のクリアレイクの試合では、これが活躍しました。
Imgp0678  また、最近のマイブームなのが写真のスイートビーバーの縦刺しです。といっても、ボクのオリジナルではなく、秘かに一部のアングラーの間で流行っているのです。FLWシリーズ・デルタ戦で優勝したラスティー・サリュースキーが使っていたのがきっかけで、クリアレイク戦のプラでは今回AOYを獲ったザック・トンプソンも使っていました。
 このビーバー縦刺しは、テールをスプリットして使います。フラットなボディーがギルっぽく、テールも細かいバイブレーションをして、二枚に割れたテールが交互によく動きます。とにかく、想像よりも実際のアクションは本当に釣れそうです。試してみようという人は、真っ直ぐセンターに刺さないと、アクションが乱れるので注意してください。

心のこもったリリース


 バスではありませんが、カリフォルニア・デルタでジョー・トーマスがフィッシングガイドもしているボビー・バラック(フロッグの神様)とプラスチック版ランカーパンカーで巨大なストライパーを釣るテレビ番組です。ボビーは最後に巨大なストライパーをキャッチします。
 見ていて危なっかしいですが、ネットを使わないのは魚体を傷つけないためのボビーなりのこだわりでしょうか? 最後に時間を掛けて優しくリリースするシーンがありますが、魚への愛情がこちらにも伝わってきます。これぞ、プロのガイドといった姿です。