月別アーカイブ: 2009年10月

2年ぶりのクリアレイクへ


 いよいよ今日、釣れ釣れのクリアレイクに向けて日本を発ちます。今回はタックルの多くをアメリカに置いてきたので、準備はけっこう楽でした。
 最近のクリアレイクではほぼ2カ月間、毎週のようにトーナメントが開催されていて、毎試合ハイスコアがマークされています。リミットメイクは当たり前。1日15ポンドは普通の人、20ポンド釣ってやっと大きなアドバンテージといった感じです。
 2週間前は最高気温が41度もあったのに、今週は最高気温が15度台、最低気温が10度を割る状況になっています。試合期間中は最低気温は5度以下になりそうな感じです。果たしてどんなクリアレイクが待っているか・・・。楽しみです。それでは行ってきます。

オールドファッション その3


Imgp0548  西海岸を中心にかつて大ブームとなって、多くのコピー商品が生まれながら、今や使っている人をほとんど見なくなってしまったのがジッパーワームです。
 ジッパーワームが西海岸だけでなく、全米で注目をされたきっかけはジッパーワームの使い手、マイク・レイノルズの影響です。1998年ハイロックレイクで開催されたバスマスタークラシックでマイク・レイノルズはロボのジッパーワームを使い見事4位フィニッシュしました。その後もマイク・レイノルズはジッパーワームを使い、何度もツアーレベルの試合で入賞をしました。
 ジッパーワームはその名のごとくジッパーを連想する大きなリブを持ったバルキーボディーにカーリーテールが付いたワームです。ロボのハンドポアード(正確にはマシンポアード)が元祖ですが、その後、別会社のインジェクション専門のジッパーワーム社が売却されて現在に至っています。
 このジッパーワームは水押し効果が高く、デルタのチュールを撃つフリップベイトとして”ど定番”でしたが、本当に不思議なぐらい今では使っている人を見ません。ほとんどがブラッシュホッグかスイートビーバー、またはノーシンカーでセンコーでフリップしています。
 ボクも10年ぐらい前はジッパー大好きだったんですが・・・。アメリカって流行が去っても、定番として長続きする物ですが、これほどまでに冷めてしまったルアーって本当に珍しいです。ロボのジッパーは4インチが廃盤となり、5インチサイズのみとなっています。今度久しぶりに使ってみたいと思います。

シェアランカープログラムのプロモビデオ


 長年バドワイザーがスポンサーをしていたテキサスのシェアランカープログラムが今年から3年契約でトヨタがスポンサーになった話を以前紹介しましたが、その新しいスポンサー体制になってできたプロモーションビデオがYou Tubeにアップされました。
 

秘密兵器 到着


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 急遽、新たな秘密兵器を連れて行くことになりました。その名はアノストレート。もうすぐ発売の長谷川耕司ガイド・プロデュースの対デカバス・ネコリグ用ワームです。スワンプと一緒に並べると大きさの違いが一目瞭然。
 長谷川さんとの付き合いは、昨年9月のクリアレイク釣り旅行の手配をしたのがきっかけです。長谷川さんはその後、今年の3月にもクリアレイクに行ってきました。つまり、2年ぶりのボクよりも長谷川さんの方が最近のクリアレイクをよく知っているのです。
 ネコリグで爆釣したという長谷川さんが「絶対に持っていくべき」と奨めてくれたのがこの7インチのストレートワームです。使ったことはまだありませんが、これならベイトに太ラインでも使えそうで、デカイバスだけを狙って釣ることができるかもしれません。もちろん、ボク以外誰も持っていませんし・・・。最近はアメリカ人もけっこうスワンプ投げているんですよねぇ。
 たっぷり塩が入っていて重く、扁平なボディーが水を受けて抵抗感があって、風の強い日でも扱いやすそうです。実は2年前の試合はけっこう風が強かったんです。4年前の試合では死人が2人出るくらい荒れたし・・・。
 長谷川さん、先にアノストレートでクリアレイクのバス釣ってきます。これで賞金が獲れたら、帰ってからおごりますね。

2年前の思い出


 来週末は2年ぶりのクリアレイクです。前回も同じFLWウェスタンシリーズの試合で、開催時期もほぼ同じ。あのときは、あと一匹のキッカーが獲れず、4位でフィニッシュでした。
 この試合はいろいろな思い出があります。特に印象的だったのは、決勝当日(試合3日目)の朝。スタート前に自宅に電話すると、様子がおかしくて検査中だったカニンヘン・ワイヤーダックスがご懐妊だと分かり、大喜びしてみんなの前で"I will win!"なんて叫んだものです。てっきり交配に失敗したとばかり思っていたので、すごく嬉しかったものです。
 その後、生まれた4匹のうちの今も家にいるのが写真の2匹。もうすぐ2歳になります。すっかり”やんちゃ”になりました。そんな2匹に協力してもらい、試合で気合い入れるための写真撮影。これを毎朝拝んで、試合に臨みたいと思います。

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秘密兵器完成


Imgp0538  タックルショップでジャッカルのクローンアユを衝動買いしてしまいました。ちょっと高いなと思いましたが、これでキッカーが試合中に釣れてたら安いものです。でも、使い方がよく分かりません。ジグヘッドを推奨していますが、ピッタリなジグヘッドが見つかりません。
トリプルフック仕様にチューンしてみました。使ったのはいつものウンデッッドトリックです。カッターで本物の魚をさばくように腹を割き、逆付けバージョンのウンデッドトリックで差し込み、ワーム用接着剤で固定しました。ついでに赤エラチューンも施しました。これは釣れそうです。これなら何匹釣ってもけっこう大丈夫そうです。ヒマならさらにヒレチューンもやってみたいと思います。
Imgp0540  ちなみに、アメリカには写真のような便利グッズも売っています。こちらはウェイトが各サイズあって深度調節が簡単にできます。

日本の三大ビッグバスハンター


 インサイドラインのウェブマガジンに日本を代表する3人のビッグバスハンターのインタビュー記事が英語で掲載されています。3人がジャイアントバス理論を大いに語っておられます。興味がある人は読んでみてはいかがですか? 英語の勉強にもなります。
サタン島田氏のインタビュー
栗田学氏のインタビュー
奥村和正氏のインタビュー

unbeatable action


25071353  バスプロショップのオリジナル新製品に"the most impressive lure combinations you’ve fished"というコピーが踊るダブルテイクというルアーが紹介されています。昔、マンズのラウドマウスにも2連結のルアーありましたよね。こういうのって、いつの時代になっても性懲りもなく登場します。冗談というよりも、本気だったりするから、怖いです。
 3.5インチのフロントランニング・フローターと2.5インチのトレーラー(スローシンキング)で、トータルウェイトは3/4oz、価格は6.99ドルだそうです。変わりもの好きにはたまらないかも。

トンボパターン


Imgp0534  フロッグマスターといえば、西海岸ではボビー・バラックとみんなが口を揃えるレジェンドがいます。そんなボビーのシグネーチャーモデルのスナッグ・プルーフのボビーズ・パーフェクトフロッグに面白い新色があったので買いました。
 ボディーがラムネカラーのこのカラー名はドラゴン・フライ。トンボというわけです。これがトンボに見えるかどうかは正直、疑問ですが、アメリカで釣りをしているとよくバスがトンボにバイトしているシーンをよく目にします。ちなみに、西海岸ではセミなんて見たことすらありません。
 先月のデルタ戦でも、マットを突き破ってトンボにバイトするバスを見ました。トンボなんか食べても腹の足しになんかならないと思うのですが、不思議とよく目にします。水中にはベイトがいっぱいいるのに・・・。トンボって、とってもおいしいのか、それともバスにとって万病の薬なのか、それともブンブンうるさい羽音がカンに触るのか・・・。
 琵琶湖で釣りをしていると、以外にトンボが多かったので、今度トンボを見たら、これを投げてみようと思います。

グラスロッドにPEラインの可能性


 アメリカではブレイドライン(PEライン)って、日本よりも出番が多いというか、すごく普及しています。スピニングタックルによるパワーフィネス(この単語って、日本独自の造語かな?)、フロッグやフリッピングはもちろん、バイブレーションはグラスロッドにPEラインのセッティングが今や多数派です。グラスロッドがバイトを弾かず、伸びのないPEラインがウィードを瞬時に切るのです。この釣りを可能にするのは、曲がりすぎない、しっかり止まるグラスロッドです。
 このグラスロッドにPEラインというセッティングで、興味深い釣りを琵琶湖ガイドのM-BLOW、松下雅幸君が提唱し始めています。それがついに琵琶湖でも流行中のソフトルアーのトップウォータースイミングです。
 この釣りは迫力満点でボクも大好きですが、難しいのがフッキングです。ラインスラックを出すペンシルベイト等のトップウォータールアーと違って、トップウォータースイミングは巻きっぱなしでラインは常に張っています。もちろん、トリプルフックなんて付いていません。ドカンと出た際に、素早くロッドを倒してバイトを弾かせず、しっかり送り込まないと、フッキングがなかなか決まりません。ルアーから目が離せない気の張った釣りです。それでも、頭では分かっていても、ビックリアワセしたり、気が緩んだ隙の不意打ちバイトで弾かれたり・・・。それがこの釣りの面白いところではあるんですが・・・。ボクは「修行あるのみ」、経験値を上げれば上げるほどフッキング率は上がってくると思っています。
 ところが、PEラインにグラスロッドのセッティングなら、不意打ちでもバイトを弾かれにくくなります。さすがにバジングワームをグラスロッドで釣っている人って、アメリカでも見たことがありません。正直、フッキングがしっかり決まるか疑問でしたが、You Tube動画を見て、「面白そう・・・」と、ちょっと目から鱗が落ちた気分です。これは練習してみる価値がありそうです。http://www.depsweb.co.jp/backnumber/fishing/20091006mblow/mblow.html