ジッパーワームが西海岸だけでなく、全米で注目をされたきっかけはジッパーワームの使い手、マイク・レイノルズの影響です。1998年ハイロックレイクで開催されたバスマスタークラシックでマイク・レイノルズはロボのジッパーワームを使い見事4位フィニッシュしました。その後もマイク・レイノルズはジッパーワームを使い、何度もツアーレベルの試合で入賞をしました。
ジッパーワームはその名のごとくジッパーを連想する大きなリブを持ったバルキーボディーにカーリーテールが付いたワームです。ロボのハンドポアード(正確にはマシンポアード)が元祖ですが、その後、別会社のインジェクション専門のジッパーワーム社が売却されて現在に至っています。
このジッパーワームは水押し効果が高く、デルタのチュールを撃つフリップベイトとして”ど定番”でしたが、本当に不思議なぐらい今では使っている人を見ません。ほとんどがブラッシュホッグかスイートビーバー、またはノーシンカーでセンコーでフリップしています。
ボクも10年ぐらい前はジッパー大好きだったんですが・・・。アメリカって流行が去っても、定番として長続きする物ですが、これほどまでに冷めてしまったルアーって本当に珍しいです。ロボのジッパーは4インチが廃盤となり、5インチサイズのみとなっています。今度久しぶりに使ってみたいと思います。