フロッグは本当にフッキングが悪いのか その2


Imgp3053  フロッグゲームにおいてビックリ合わせは絶対に禁物です。伸びのないPEラインに硬い竿では、よほど大きなバスが本気で食ってこないかぎり、弾かれてしまいます。慣れも必要ですが、大事なことはイメージです。「ここで出そう」と思って食わせるのと、予期せぬ不意打ちバイトでは、心臓へのショック(ビックリ度)が違います。要は食わせるタイミングをバスに与えてやるのです。”ここぞ”というところでしっかりポーズを取ってやると、こちら側に余裕が生まれるのです。
 アクションの基本はネチネチと移動距離を抑えて水を押す左右の首振りです。そして、ワンアクションごとにロッドを前に戻してラインスラックを作ります。こうすることで、バスがフロッグにバイトして食い込むまでにラインがピンと張ってしまうことを防ぐことができます。バイトはドカンと激しく出ますが、絶対にフロッグを見失ってはいけません。慣れるまではホワイトやピンクなどの視認性のいいカラーがオススメです。この段階でフッキングをしているようではまだまだ修行が足りません。たとえ掛かったとしても掛かりが浅くバレてしまうケースが多いでしょう。水面爆発と同時に膝が落ち、ロッドを前方に押し出してラインをスラックを出すような反射行動ができるようになると、一人前のフロッグマスターです。
Imgp3057  水面が激しく割れても、フロッグは水中に消えなかった場合は、それはバスの空振りであって、釣り人側のミスではありません。すかさず、ワンアクションを入れると追い食いしてくるケースもよくあります。そして、フロッグが消え、ラインが走るのを確認したら、ロッドを前方に送ります。フッキング前にラインが張ってロッドが引っ張られるようなテンションを掛けてはバスはフロッグを瞬時にはき出してしまいます。そして、渾身の力でフッキングです。この間、約1-2秒です。へなちょこアワセは絶対にダメです。アワセ切れはまず起こりませんから、遠慮は不要です。フッキングは膝、腰、腕を使って、のけ反るぐらいしましょう。ドラグは目一杯締めておきましょう。ガツンとロッドにバスの重みが乗った瞬間こそが、この釣りのエクスタシーの頂点です。

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