フロッグゲームはオモムズカシイ


Imgp9595  フロッグゲームはバスフィッシングの面白い要素が凝縮されています。味が濃すぎて、これを味わうと、どんな釣りも薄味に感じてしまうかもしれません。
 狙ったピンポイントにキャストが上手く決まらないと、バイトは得られません。練習あるのみです。そして、せっかく完璧なキャストが決まっても、ワンアクションから180度ターンが決まらないと、フロッグは前に前に進んでしまい、バイトを得られる数は半減してしまいます。いかにスイートスポットでネチネチと誘うことができるか、ロッド操作の腕が試されます。
 食ってくるバスは型揃いです。ショートディスタンスのこの釣りではバイトシーンは迫力満点です。あまりの激しいバイトシーンに思わずリアクション・ビックリアワセをしているようでは、まだまだ半人前です。ところが分かっていても、思わず体が反応してしまいます。ミスすると、ますます熱くなってしまいます。失敗経験を積んで、心臓を鍛えるしかありません。フロッグゲームはフッキング率が悪い釣りというイメージですが、釣り人側の経験値の差でフッキング率は大きく変わります。
 ドッカーンと水面が割れても、冷静にバスがフロッグを咥えたかどうか(フロッグが水面から消えたかどうか)を見届けて、そして、体全体を使って渾身の力でフッキングをします。”へなちょこ”アワセは禁物です。PEラインが唸り、バスの重みがダイレクトにロッドに伝わった瞬間がこの釣りの絶頂の瞬間です。あとは問答無用でカバーの奥から一気に引き出します。ヒットしたバスが50cmだろうが60cmだろうがお構いなしです。ドラグなんて不要です。
 フロッグゲームは、そんな究極の静と動の釣りです。簡単そうで難しい釣りです。キャストの腕の差、ロッド操作の腕の差、経験値の差、タックルバランスがハッキリと釣果の差になって現れる釣りでもあります。それだけに習得する価値があります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください