今季のイッシュ・モンローは人間業とは思えない超過密なスケジュールで、すでに13試合を消化しています。特に本格的にトーナメントがシーズンインしてからは5週連続で試合をこなし、1週間休んで、さらに5週連続で試合をこなしています。詳しくは下記の試合結果をご覧ください。
これは”凄い”という言葉では表現できないぐらい、”あり得ない”ハードさです。気力と体力がケタ外れにないと、絶対にギブアップしてしまいます。試合の経費だけでも半端じゃありません。他のエリートプロやFLWツアープロからもクレイジーなヤツだと思われているに違いありません。
開催地間の移動時間を考えると、公式プラですら、まともにできてないかもしれません。ところが、ただ試合を消化しているだけではなく、今季のイッシュは成績もまずまず安定しています。特に好調なのがFLWツアーメジャーで、4戦終了時点でポイントランキングは暫定18位で、フォレストウッドカップが狙える位置にいます。ただ、来月はエリート戦とメジャー戦のスケジュールがダブっているので、掛け持ち参戦することはできず、エリート戦を優先するようです。
1月19-21日
B.A.S.S.サザンオープン(ハリスチェイン: 89位
2月9-12日
FLWツアーオープン(レイク・オキチョビー): 25位
2月24-26日
バスマスタークラシック(レッドリバー): 40位
3月8-11日
FLWツアーメジャー(レイク・ハートウェル): 30位
3月15-18日
B.A.S.S.エリート(セントジョンズリバー): 96位
3月22-25日
B.A.S.S.エリート(レイク・オキチョビー): 優勝
3月29日-4月1日
FLWツアーメジャー(テーブルロックレイク): 85位
4月5-7日
B.A.S.S.サザンオープン(レイク・ノーマン): 11位
4月19-22日
B.A.S.S.エリート(ブルショールズ・レイク): 15位
4月26-29日
FLWツアーメジャー(ビーバー・レイク): 17位
5月3-6日
B.A.S.S.エリート(ダグラス・レイク): 79位
5月10-12日
PAAトーナメント(オールドヒッコリー・レイク): 9位
5月17-20日
FLWツアーメジャー(ポトマックリバー): 32位
カテゴリー別アーカイブ: 雑ネタ
アメリカトーナメント鑑賞を2倍?楽しく見る方法 その5
そろそろネタ切れ感が出てきた英語シリーズの”その5”です。
Stay on, baby!!
バスがヒットした際に、よく選手が口にします。ステイオンのオンとは、フックが掛かった状態のことで、例えば魚がヒットしていることを"Fish is on."と表現します。つまり、「バレないで、そのままそのまま」みたいなニュアンスです。同じような表現方法はいろいろありますが、リールを巻きながら、"Keep coming!!"なんて言い方もあります。
Don’t come off!!
フックが外れてバレてしまうことをカム・オフと表現します。非常によく使う英語ですが、日本人にはあまり馴染みがないです。こちらも「バレるな!」という意味です。offとはonの反対であり、break off(ラインが切れる)、jump off(ジャンプでルアーが外れる)みたいな言い方もあります。
Don’t do that(it)!
直訳すると、「それは止めて!」となります。グッドサイズのバスがボート際で大暴れしたり、ジャンプをしてルアーを外そうとした際に、それは止めて!という言うわけです。
swallow (eat) the whole thing
バスがルアーを丸呑みした際に使う表現です。選手がカメラに向かってバスの口の奥を見せながら、「見てよ、ルアー丸呑み」なんてニュアンスで使われます。
smoking
スモーキングという単語は、よく耳にしますが、日本人には意味が分かりづらいです。もちろん、たばこを吸うという意味以外で使われます。たとえば、「オレのボートはスモーキングだぜ」と言うと、「誰も追い越せない、めちゃくちゃ速い」という意味になります。ルアーも超高速リトリーブするときに、スモーキングという言い方をする場合もありますし、単に「このルアーはスモーキングだぜ」と言うと、「当たりまくってる、乗りに乗っている」という意味になります。この場合、on fireやdeadlyという言い方をする人もいます。
on the graph
魚探画面をアメリカ人はグラフと呼びます。これを知らないと、けっこう戸惑います。画面上にバスやベイトが映ったら、"so many fish on the graph"なんて表現になります。
アメリカトーナメント鑑賞を2倍?楽しく見る方法 その4
好評?につき、引き続きワンポイントの英語レッスンです。これで2倍と言わず、3倍、4倍、アメリカの放送内容を楽しんでいただけると、嬉しいです。
in the mouth
よくサイトフィッシングの試合で、耳にするフレーズです。サイトフィッシングにおけるルール(カリフォルニアではシーズンを問わず適用されることがあります)では、フックが口の中に掛かっていないと、無効なキャッチとなってキープできません。そのため、選手は同船のマーシャルやカメラマンに見せて、フックがin the mouthであることを確認しなければならないわけです。
Today is not my day.(It is not my day today.)
連続でグッドサイズをバラしたり、ミスやトラブルを起こした際に、よく選手が口にします。「今日はツイてないぜ・・・」とまあ、こんな感じです。ウェイインステージで過去形で言う場合もあります。
barely hooked
クランクベイトなどのプラグの釣りでバスとのファイト中に、選手がよく口にします。ベアリー・フックドとは、つまりフック1本しか掛かってないとか、掛かりが浅いという意味です。
barely touched
キャッチしたバスをスケールに当て、尾びれの先がなんとかキーパーラインにタッチして、ギリギリキーパーだったときに使います。
It helps.
キープできるサイズを釣ったときにhelpという表現を使います。リミットメイク後の入れ替えサイズのバスを"(good) helper"、ヘルパーと呼ぶ人もいます。また、キーパーサイズなかったり、入れ替えできなかった場合にno helpと言いながらリリースするシーンを見たことがあると思います。
I’ll take it.
「いただきー!」みたいなニュアンスで、キーパーを釣ったときに、よく口にする選手がいます。そのときの状況で「とりあえずキーパー!」や「これは入れ替え!」みたいなニュアンスなど、いろいろ使えます。
アメリカトーナメント鑑賞を2倍?楽しく見る方法 その3
B.A.S.S.やFLWの放送を見ていると、多くの選手がここ一発での決めセリフをよく耳にします。ショーアップされた現在のトーナメントシーンでは、これもスター選手の重要な要素であります。
日本でもお馴染みのアイクの"Never give up!"もそんな決めセリフの一つです。彼の場合は連呼しすぎて、明らかにカメラを意識した感じで、少しくどく感じますが・・・。
大森貴洋さんが2004年のクラシック優勝のとき、ルアーチェンジ後の奇跡の3投連続キャッチをして、”I knew it!"と何度も口にしますが、印象深いセリフの一つです。関西風に訳したら、あの有名な「おりましたわ」というニュアンスでしょうか。
That’s what I’m talking about!
かなり多くの選手が使う定番中の定番の決めセリフです。ぜひ、マスターしたいです(笑)。キッカーフィッシュを手にして、興奮気味にザッツに強くアクセントをつけて、その先は早口で一気に言いましょう。最後にガッツポーズなんかを入れるとそれっぽくなります。
直訳すると「これが私が言っていることです」となるわけで、もう少し意訳すると「そのことを言ってるんだよ」となります。ただ、トーナメントで使う場合、別にカメラに向かって何かを言ってるわけではないので、「このクオリティーフィッシュだよ、オレが狙ってるのは、さあ・・・」というニュアンスです。
自分がコンフィデンスを持っているパターンで、ついにキッカーとなる会心の1匹をキャッチしたときに、思わず口に出るわけで、ジャンクフィッシングの当てもの釣りでラッキーにキッカーが混じったときにはあまりマッチしません。
選手によっては"That’s what I’m looking for!"とか"That’s what I’m fishing for!"というストレートな言い方をする人もいます。
Who’s your daddy?
これは、まんま直訳すると「お前のお父さんは誰だ」となって、頭がおかしいやつかと思ってしまいます。あんまり耳にしませんが、興奮状態で言う人がたまにいます。ボクの記憶ではGマンがよく使っているような・・・。
ピッタリ訳すのが難しいのですが、スポーツで勝利したときなんかに使うセリフで、つまり「イケてるヤツは誰だ(オレ様だ)」というニュアンスです。
Look at the size of this fish.
決めセリフというほどではないかもしれませんが、ビッグフィッシュが釣れて、嬉しくてたまらないときに、カメラに魚体や太いお腹を見せながら、こう言うシーンがよくあります。まあ、意味はそのままで「見てよ、このサイズ」って感じです。喜びを表すセリフですね。
Come and get you some of that!!
イッシュがよく使う決めセリフですが、ハックアタックや他の選手も使います。最初にボクがこのセリフを聞いたのは、イッシュが優勝したエリートシリーズのアミスタッド戦の放送でした。実はこの初回放送をイッシュたちと一緒に見たんですが、このセリフを聞いたときは、隣のイッシュに「今なんて言ったの?」と聞いたのを今でも覚えています。
直訳すらできない、このセリフは、「どんなもんや!」とか、「掛かってこんかい」という感じのニュアンスだと理解しています。実はいろいろ言い方があって、以下のような言い方もあります。とにかく、興奮度マックスで使うセリフなので、andやyou、of thatを省略してもOKみたいです。
Come get you some (of that).
Come ‘n’ getcha some
Come and get some
アメリカトーナメント鑑賞を2倍?楽しく見る方法 その2
前回に引き続き、学校では習わないけど、よく耳にするフレーズや単語を紹介します。ボクも決して英語は得意じゃないですし、すべて会話の積み重ねで覚えたので、間違っていることがあるかもしれませんが、そのときは誰か指摘してください。よろしくお願いします。
double digit bass
わざわざもったいつけたような言い回しですが、ダブルデジット、つまり二桁ということで、10ポンド以上のバスをこう呼んだりします。
decent (bag)
ディセントはよく試合中に耳にします。例えばdecent bagなんて言い方をすると、5匹をすべて型揃いのグッドサイズで揃えたことを意味します。ただ、あくまでグッドサイズで、大きくジャンプアップするキッカーが混じらなかったという意味が暗に込められています。
confidence
コンフィデンスはよく使います。名詞で”I have a confidence.”なんて使い方をします。プラから本戦を通して、つかんだ自信のことで、選んだルアーやカラー、ポイントに対して使います。絶対的な自信でパターンを変えるつもりがない場合なんかは100% confidenceなんていう言い方もあります。結局はこれを持っている人が勝つわけです。
struggle
ストラグルは動詞で、苦労する、もがくなんて意味です。天候や水温、水位の急激な変化で、confidenceのあったパターンが崩壊すると、見失ってstruggleしてしまうわけです。
junk fishing
ジャンクフィッシングはconfidenceの対義に当たるような言葉です。これといったパターンが存在せず、いろんなルアーを投げて釣ることを意味します。よくウェイインのステージでウェイマスターに「何で釣ったの?」と聞かれたときに、「あれでも釣った。これでも釣った」といちいち説明するのが面倒なときは、"I was junk fishing today"と答えるわけです。
アメリカトーナメント鑑賞を2倍?楽しく見る方法 その1
インターネットの普及のおかげで、今やB.A.S.S.やFLWの放送がいつでも好きなときにアーカイブで鑑賞できるようになりました。本当に便利な世の中です。昔、つり人社が販売したバスマスターの放送の一部をVHSで見たときは、感動したものです。あれを見ていなければ、当時のアメリカへの憧れはそれほど生まれなかったかもしれません。
さて、そんなネット鑑賞ですが、字幕も吹き替えでもないので、基本すべて英語です。「さっぱり分からん」という人もいるでしょう。ボクも正直、100%は理解できません。でも、雰囲気は分かると思うので、ぜひ鑑賞してほしいと思います。
そこで、「英語がさっぱり」の人でも楽しめる英語のワンポイントを紹介したいと思います。特に試合中、選手がよく口にするフレーズがあります。それがリアルに分かるだけでも、ずいぶん面白くなると思います。
Thank you, Lord!!
”サンキュー・ロード”って、ここ最近特によく耳にします。キッカーフィッシュを無事ランディングできた後に、使われます。特にB.A.S.S.よりもFLWの選手の方がよく使っているような・・・。ロードとは神のことです。Godと同意語なんですが、あまりサンキュー、ゴッドとは言いません。天を仰ぎながら言う人、カメラを意識して言う人、ぼそぼそと独り言にようにつぶやく人、それぞれです。
Biggin!!
よくビッグフィッシュをヒットさせた後に”ビギン”と使われます。意味はBig Oneと同意語なんですが、最近はBigginの方が流行ってます。Begin(始める)がビギンとGにアクセントがあるのに対して、BigginはビギンとBにアクセントがあります。これがもっとでかくなると、”Giant!”となります。一時、清水盛三さんの影響でBig Mamaが流行りましたが、最近はあまり耳にしません。
No.5
ナンバー5とはリミットメイクとなる5匹目のバスのことです。ライブウェルにバスを入れて、カメラに向かって、手のひらを広げて見せ、”ナンバー5”と口にします。
Good cull!!
グッド・カルとは、直訳すると”いい入れ替え”となります。リミットメイク後、入れ替えサイズのグッドフィッシュをキャッチした後によく使われます。
リチウムイオンバッテリー革命元年? その2
リチウムイオンバッテリーの利点としては、まずはその劇的な軽さが挙げられます。鉛のバッテリーに比べて遙かに軽いので、ボートの大幅な軽量化が図れます。最近のバスボートは4ストやパワーポールなど、重くなる傾向なので、スピードアップや燃費の向上が期待できます。ボートが浮く分、よりシャローウォーターに入っていくことも可能となります。他のボートが入っていけないエリアを釣ることができるのは大きなアドバンテージとなります。
オンボードチャージャーで充電する方法があまり普及していない日本では、バッテリーを毎回自宅に持って帰って充電する人が多いので、バッテリーが軽くなると持ち運びがずいぶん楽になります。特に最近はバスアングラーの高齢化が進んでいるので、この問題は深刻です。
日本にはエレキオンリーという特殊な環境の釣り場が多く、そんな場所ではトーナメントで熾烈なスピード合戦が繰り広げられています。バッテリーが劇的に軽くなれば、2機掛けにしてバッテリーをたくさん積んでもスピードアップも期待できます。1個で24Vや36Vのバッテリーもあるので、狭いレンタルボートのスペースを有効に活用することもできます。
その他、バッテリーの充電が2-3時間ぐらいで可能とか、バッテリーの寿命が長いとか、いろいろ特性がありますが、反面、値段は数倍もします。毎日湖上に出るようなガイドやプロのトーナメンターは元が取れるかもしれませんが、週末アングラーには価格が大きな障壁となってしまいます。
まだまだリチウムイオンバッテリーはマリン用のディープサイクルバッテリーとしては未知な部分もありますので、今後のテスト報告に注目です。
http://plaza.rakuten.co.jp/fishingtackle/diary/201203200000/
リチウムイオンバッテリー革命元年? その1
レイク・オキチョビーのFLWツアーオープンに参戦した際に、デレック・ヤマモトのボートに搭載されたリチウム・イオンバッテリーについて紹介しましたが、今年はこのリチウムイオンバッテリーがいよいよ本格的にマリン業界に進出する元年となりそうです。すでに複数の有名エリートプロやFLWツアープロが導入を始めており、今年のバスマスタークラシックでも数社がブースを出したようです。
アーロン・マーテンスはLi3社と契約したほか、オット・デフォーはリチウム・プロ社と契約しました。先日の名古屋バスフェスタでは、”エレキの修理屋さん”ブースで、リチウムイオンバッテリーが参考出品(おそらく釣り業界初)され、話題となりました。
http://ereki.blog9.fc2.com/blog-entry-867.html
トルネードが直撃
フカシンのフェイスブックでも報告されていますが、アメリカ中部でハリケーンが発生し、各地で大きな被害が出たようです。フカシンも危うかったみたいですが、幸い被害はないようです。
実は3月1日からエバースタートシリーズのテーブルロックレイク戦が予定されていたのですが、このトルネードの被害をまともに受け、現地はかなりひどい状況のようです。そんなわけで、トーナメントは順延となったみたいです。それにしても自然の力ってすごいです。
テーブルロックといえば、昨年も大雨で洪水となってセントラルオープンが順延、FLWツアーが中止でピクウィックに変更となりました。今月末にはFLWツアー戦も予定されていますが、復旧して試合は開催できるでしょうか。
http://www.flwoutdoors.com/fishing-articles/press-release/153345/everstart-series-flw-college-fishing-events-at-table-rock-lake-canceled/
クリス・レーンという男
まだまだクラシックの興奮が冷めないボクです。正直、クリス・レーンのファンだったわけではありませんが、今回のクリスの優勝は感動的でした。せっかくなので、クリス・レーンについて紹介してみたいと思います。
以前にもレーン兄弟については紹介したことがありまして、こんな記事を読み返すと感慨深いです。
クリス・レーンは先月、フロリダ州ハリスチェインで開催されたB.A.S.S.サザンオープンですでに優勝を決めていて、絶好調です。しかしながら、クリス・レーンはずっとスランプに苦しめられていました。
2008年にボビー・レーンとともに初のクラシック出場をしましたが、49位でフィニッシュとなりました。その後2009年、2010年、2011年とクラシック出場を逃してしまいます。2008-2010年の3シーズンは賞金圏こそ全27試合中12試合と、それほど悪くありませんでしたが、安定感に欠け、大きく外してポイントを逃す試合が目立ちました。
一方のボビー・レーンは2008年のクラシック初出場を4位でフィニッシュ。2008年シーズンからFLWツアーからエリートシリーズに転向し、その年のROYを受賞。その後毎年クラシック出場を決め、2009年のケンタッキーレイク戦では優勝もしています。明らかにボビー・レーンに遅れをとった感じでした。
ところがクリス・レーンがついに昨シーズン、スランプから脱出します。全8試合中6試合で賞金圏(内2回がトップ10)、一番悪かった試合でも67位という好成績で2度目のクラシック出場を決めたのでした。
そして、兄弟の夢を兄より先に実現させたわけです。クリス・レーンはオープンやエバースタートの優勝経験はあっても、メジャークラスの試合ではこれが初優勝でした。一皮むけた今季のクリス・レーンの活躍に注目です。


